昨日の失点シーンを予言していたかのようなファーディナンドの忠告に耳を傾けよう
アンドレ・オナナのマンチェスター・ユナイテッド加入は、サポーターから大歓迎された。
© Getty Images
ダビド・デ・ヘアのパフォーマンスがどんどん不安定になる我慢の日々を強いられた後、長年の功労者と袂を分かつ時が訪れたのは明白だった。スペイン人GKの後任としてオナナが加入する時、全ての求められる能力のチェック項目が満たされていた。
彼は既にエリック・テン・ハフ監督と良好な関係を構築できており、ユナイテッドが夢の劇場でやりたいスタイルにも合致している。カメルーン代表GKは足元に長けているのは新鮮なことであり、自分のエリアで明確に指揮している。
しかしながら、土曜日のオールド・トラッフォードでのデビューを果たしたRCランス戦ではジオゴ・ダロトがポゼッション中にミスパスしたしまったことでフロリアン・ソトカにハーフウェーラインからロブを打たれGKの頭上を越されボールと共にネットに突き刺さる姿を晒して失点してしまい批判を浴びた。議論の余地はあるかもしれないが失点の責任の矛先はダロトとオナナの2人に割れていた。
ミスパスはお粗末なものだったし、オナナがもっと下がっていれば失点は防げただろう。だが、このミスでユナイテッドがパニックになる必要はないのだ。
実際、リオ・ファーディナンドはユナイテッドのオナナ獲得が最初に噂になった際に警告していた。彼は自身のYoutubeチャンネル「Vibe with Five」で次のように語った。
彼はユナイテッドにより多くの自信と後ろからの組み立てを可能にさせてくれるだろう。テン・ハフ監督のチームにも合っていると思う。彼は本当に現代的なGKだ。相手チームが彼にプレスをかけてもパニックにすらならないところを見受けるだろう。
彼はボールを持つと、プレスを呼び込むんだ。「来い、俺に来いよ」ってね。誰かが自分のところにプレスをかけるということはフィールドプレーヤーの誰かがフリーだってことを分かっているんだ。そして普通なら彼はフリーの選手を見つけられる。これにはミスも生まれるだろうし、ミスが起こり得るリスクがある方法だけど、正しいバランスを見い出し落ち着きを保って自信を持ち続けないといけない。
元CBレジェンドの言葉はオールド・トラッフォードで起きたミスの余波を受けて真実に響くものとなった。何が起こってしまったのか、詳細な深堀をする必要はない。テン・ハフ監督がやりたいことの結果として潜在的に起こり得ることなのである。
シーズンを通し、オナナのこういったスイーパーとしてプレーするスタイルはより多くのポイントをもたらしてくれる可能性が高く、そして最終的にこういったエラーはどんどん少なくなっていくことだろう。
守備陣も中盤もすぐ後ろにボールを回せるGKがいてくれることでポゼッションで選択肢が増えるからやりやすくなる一方で、こういったミスが文字通り1点もののミスになるっていう意識も高まっていくはずだしプレシーズンにリスクを再確認できたことは良かったんじゃないかな。
まだまだオナナが持った時に最終的に最前線めがけて思いっきり蹴らないといけない場面が結構あって、CFでプレーしてたラッシュフォードが競り合いに勝てなくてボールを失うシーンが多いからピッチのフリーの選手がオナナからちゃんとボールを貰えるようにしていく必要はあると感じた。
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