資金面の目処がついたらMF獲得を狙うユナイテッドが狙うターゲットにはゴレツカの名前も?
マンチェスター・ユナイテッドはこの夏の補強資金を増やすことができればあと1人MFを獲得する可能性があり、フィオレンティーナのソフィアン・アムラバト獲得の噂がある一方で、バイエルン・ミュンヘンのレオン・ゴレツカの名前も取り沙汰されている。
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マンチェスター・ユナイテッドの瀬戸際選手の現金化が、今後数週間でエリック・テンハフ監督が更なるターゲットを獲得できるかを決定づける。
ユナイテッドは改善の必要があるポジションを明確化し、補強に対する真剣なアプローチを行った。メイソン・マウントがまずは加入して中盤のオプションを強化し、アンドレ・オナナが長年ゴールマウスを守ったダビド・デ・ヘアの後釜としてオールド・トラッフォードにやってきた。そして、加入が迫るラスムス・ホイルンドはユナイテッドが熱望する生粋のストライカータイプだ。
クラブは3選手の獲得に1億7800万ポンド(約322億円)を投じたが、複数の選手の去就が不透明な状況のため、ユナイテッドは新たな選手獲得のための軍資金を補充出来るかもしれない。もしもユナイテッドの評価額に合致するオファーを出すクラブがいれば、ハリー・マグワイア、ディーン・ヘンダーソン、フレッジはかなりの額をクラブにもたらしてくれる可能性がある。
テンハフ監督はユトレヒトで指揮をとっていた時代にフィオレンティーナのソフィアン・アムラバトと一緒に仕事をしており、モロッコ代表MFの獲得が盛んに噂されている。ユナイテッドが獲得する可能性がある選手として噂されるもう1人の選手がバイエルン・ミュンヘンのレオン・ゴレツカである。
そして、ゴレツカの移籍金は安くなく、少なくとも28歳の獲得には3000万ポンド(約54億円)が必要だとみられている一方で、彼はテンハフ監督のプレッシングスタイルにごくごく自然にフィットするだろう。バイエルンでの5シーズンで様々な中盤のポジションをこなしており、2020年のトレブル達成を通して何でもこなせるオールマイティーな選手へと成長し、中盤の深い位置でもプレー出来ることを示す絶好の機会でもある。ゴレツカはロックダウン中に肉体改造を行い、ユナイテッド前任監督のラルフ・ラングニック氏からは最高のボックス・トゥ・ボックス選手だと評されていた。
だが、バイエルンでの将来は疑わしいものとなっており、トーマス・トゥヘル監督は中盤をヨシュア・キミッヒとコンラート・ライマーで構成することを好んでいる。ゴレツカならテンハフ監督が中盤の選手に求める要求に合致していると、かつてシャルケやドイツ代表で一緒に仕事をしていたハンス・フリックはKicker誌にて語った。
ゴレツカは非常に激しく相手にプレッシャーをかけ、ボールを何度も奪う。彼は我々にとって非常に重要な選手であり、彼の成長には満足しているよ。
かつて、VFLボーフムのペーター・ノイルーラ監督からは「世紀の才能」と評価されたゴレツカは、プレッシャーに上手く対処することを学び、ピッチ内外でリーダーとしての素質を身につけてきた。バイエルンとの契約が残り3年あるため、ユナイテッドが彼を引き抜くには多額の移籍金が必要となるだろう。
報道されているゴレツカへの関心がどの程度のものなのかは不明だが、トゥヘル監督はゴレツカの退団願望は聞いていないとしつつも、将来的な退団の可能性を排除することはなかった。
いつだって状況による。リュカ・エルナンデスのようにね。私は選手にはそれぞれ考えがあると予想していたよ。レオンからそういった考えを聞いたことはないが、まだライシーズンへの準備が始まったにすぎない。多くの競争が待っている。
テンハフ監督のスタイルに合いそうな選手だったり、あるいはテンハフ監督と一緒に仕事をしたことがある選手を狙うってのは、フロントと現場がよく連携を取れているエビデンスなんじゃないかな。
ほしい選手と獲得する選手のミスマッチほど費用対効果が悪いものはないからね。
テンハフ監督が中盤に求めるアビリティをちゃんと持った選手が来てれるのが一番!
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