セビージャが今シーズンいっぱいのローン移籍でマルシャル獲得に合意か
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移籍情報21/22 Sky Sports, アントニー・マルシャル, セビージャ, ローン移籍
オールド・トラフォードで週末に行われたウエストハム・ユナイテッド戦でカギを握る活躍をしたアントニー・マルシャルは出場機会を求めて今月の移籍市場で移籍することをクラブ側に要求していた。そして、セビージャのオファーは一旦は却下されたものの、今26歳の獲得を纏めようとしている模様。

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セビージャは、今シーズンの残りの期間に関してマンチェスター・ユナイテッドからアントニー・マルシャルを獲得することで合意に達した模様。
26歳はラ・リーガに加わろうとしており、セビージャはシーズン終了までマルシャルの給料を全額負担するとみられている。
マルシャルは火曜日、メディカルチェックを行うために現在滞在しているパリからセビージャへと飛ぶものと考えられている。
FWは、ユベントスやバルセロナからも関心を示されていたにも関わらず、冬の移籍市場の間ずっとセビージャへの移籍を求めていた。それは、セビージャが一番プレー出来る時間が長いと判断したためだ。
Sky Sportsでは、12月にこの情報をすっぱ抜いており、マルシャルは出場機会を得るためにユナイテッドを離れることを望んでいた。
マルシャルは2015年にモナコからユナイテッドに加入すると”史上最高金額の10代選手”になり、これまでユナイテッドでは269試合に出場して79ゴールを記録している。
だが、この夏のクリスティアーノ・ロナウドとジェイドン・サンチョの加入やメイソン・グリーンウッドの躍進によりFWのポジションで構想外となった。
マルシャルが今シーズンのユナイテッドの試合で先発したのは僅かに4試合であり、暫定監督を務めるラルフ・ラングニックは1月15日に行われたアウェイのアストン・ヴィラ戦でのプレーを拒否したと批判されていた。
土曜日にホームでセルタに2-2で引き分けたセビージャは現在リーガで2位につけており、首位のレアル・マドリーを4ポイント差で追っており1946年以来となるタイトル獲得を目指している。
ロナウドの加入がマルシャル終焉を告げた
欧州フットボールに精通するトム・ウィリアムズ氏は先週、Transfer Talkのポッドキャストにてマルシャルがユナイテッドで定位置を確保できない理由を語っており、2人のチームメイトの名前を挙げていた。
彼がユナイテッドの望むレベルに到達出来ていないことには複数の理由が存在する。クラブに来て以来、多くの不安定要素がある。彼は4人の監督の下でプレーしたが、全員が彼を気に入ったわけじゃない。ジョゼ・モウリーニョが気に入っていなかったことは有名な話だ。
彼には負傷の問題があった。彼のポジションについては議論になる。左サイドが良いのか、中央が良いのかってね。
ユナイテッドでは言わずもがなポジション争いがある。見過ごされていると思うのは、マーカス・ラッシュフォードのブレイクがマルシャルにとっては不運だったということ。2人は似ているタイプだからね。でも他にもメイソン・グリーンウッドもいるし、カバーニが加入したし、この夏にはロナウドが加入した。
でも結局のところは、彼がどれだけ望んでいるのかがよく分からないってところなんじゃないかな。自分はボディーランゲージで選手を判断するってのが嫌いなんだけど、彼は見るのがイライラする選手なんだよね。特に彼の力量を考慮するとね。マジで一貫性なさすぎ。
ロックダウンが明けて2019/20シーズンを終えた時には、マルシャルは素晴らしいスターの1人だった。だけど昨シーズンはウンコちゃんだったし、今は構想外になってる。
彼は間違いなく移籍する必要がある。ロナウドの加入が恐らくマルシャルのCFレギュラーとしてのユナイテッドキャリアの終わりの始まりだった。両者にとって、移籍が最善の手だと思うよ。
個人的には彼の良さはヌルヌルドリブルだと思うから左サイドの方が合っていると思うし、中央は最終的には(数年後には)グリーンウッドに任せたいって思いもあるから、CFとしてプレーしたいってんなら移籍の方が良いのかもしれない。残っても結局この先グリーンウッドなり、ラッシュフォードという年齢が近い選手とのポジション争いがずっとついて回るだろうしね。
ローテできる監督がラッシュフォード、マルシャル、グリーンウッド、サンチョあたりをグルグルと延々とローテし続けたら面白い気もするんだけど、なかなかそういう監督も来ませんしなぁ。
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