あの日あの時あの場所で僕が怪我しなかったら~
ウィル・キーンは、昨年のマーカス・ラッシュフォードのFCミッティラン戦での彗星の如きデビューが自分に起こっていればなぁ、としばしば考えることがあると認めた模様。
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24歳のキーンは、ショッキングな敗戦を喫したデンマークでのファーストレグでは途中起用されることも無く終わり、その5日前のサンダーランド戦でプレミアリーグデビューを果たしたばかりだった。
オールド・トラッフォードでのセカンドレグ前、ファン・ハール監督はストライカー不足に陥り、キャプテンのウェイン・ルーニーは負傷し、アントニー・マルシャルは試合前のウォームアップ時に違和感を感じて出場を取りやめたのである。
そしてこの試合でラッシュフォードが活躍したのは有名な話であり、2ゴールを決めてチームの5-1勝利に貢献。プロデビューを飾ったこの試合でラッシュフォードは一躍時の人となったが、キーンが負傷しなければこの脚光を浴びていたのはキーンの方だったのかもしれないのだ。
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The Timesでキーンは率直に次のように語っている。
あの夜は自分にとっては、ほろ苦い夜になりました。私はマーカスのことを嬉しく思いました。ですが、私は次のチャンスが与えられるのを待っていましたし、それが別の負傷によって妨げられてしまったのです。
キーンは2015/16シーズンの前半、ファン・ハール監督によって呼び戻させるまでプレストンにローン移籍していた。
ストックポート育ちの青年はオランダ人監督のもとで2試合に出場し、昨夏完全移籍でハル・シティに加入している。
元マンチェスター・ユナイテッドのアシスタントコーチであるマイク・フェラン氏と再会したが、キーンはKCスタジアムで3年の契約を締結した僅か数週間後には膝の靭帯を負傷してしまった。
キーンは今復帰というゴールに向け最終コーナーに差し掛かっており、プレミアリーグで双子のマイケル・キーンと対戦することを励みに頑張っている。
今、私はピッチ上でチームメイトの横でボールを使った練習をしています。なので、再びフットボーラーに戻れたような感じですね。あと数か月以内にフィットしますよ。
ウィルソン、キーンは2人ともちょっと怪我が多いんだよなぁ。そのせいでチャンスをふいにした所を神童ラッシュフォードに持っていかれちゃったって感じかな。
そういう運命のイタズラがあったにせよ、ラッシュフォードを起用したってのはファン・ハールの数少ない功績だと思う。
ファン・ハール時代の活躍が無ければ、モウリーニョ監督を招聘した時にモウリーニョ監督が複数人FWを獲得して、ラッシュフォードにはファーストチームでチャンスが与えられていなかったと思う。
ウィルは、双子のマイケル並にトップクラブから狙われるような選手になってもらいたい。
Comment
ラッシュより、キーンの序列の方が上だったのて、ファンハールの若手を起用は、才能を見いだすと言うより、数打ちゃ当たる的要素が多いと思った。
ブラケットや、ジャクソンもあまり伸びてないし。
あの夜ウィルキーンがデビューしたとしても、ラッシュフォードの才能を考えれば発掘されるのは時間の問題だったと思います。
それともデビューから続いた好プレーでファーストチームに定着したことで、今の才能が開花したのか…
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