[CL] 決勝T1回戦 オリンピアコス戦 2ndレグ
公開日:
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最終更新日:2014/03/23
チャンピオンズリーグ 2013/14シーズン, オリンピアコス, チャンピオンズリーグ, 試合結果
1点も取られたらダメ、得点は3点は必要という困難なミッションをコンプリート!!!デヘアの神がかりセーブ2連発!ギグスの糸を引くロングパス!そしてファンペルシーのハットトリック!
2013/14 CL 決勝T1回戦 2ndレグ | ||||||
マンチェスター・ ユナイテッド |
3 | 2-0 | 0 | オリンピアコス | ||
1-0 | ||||||
計(3-2) | ||||||
得点 |
時間 |
得点 | ||||
ペルシー(PK) ファンペルシー ファンペルシー |
24 45+1 52 |
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ファンペルシ | |||||||
→フェライニ@91 | |||||||
ウェルベック | ルーニー | バレンシア | |||||
→フレッチャー@81 | →ヤング@77 | ||||||
ギグス | キャリック | ||||||
エブラ | ラファエル | ||||||
ジョーンズ | リオ | ||||||
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デヘア | ||||||
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期待された香川の先発は無く、リヴァプール戦からいじったのはCBにリオ、CHにギグス、左サイドにウェルベック。リオとギグスは経験値を優先した感じで最初はネガティブな感じがしたんだけど、二人の見せたパフォーマンスは見事なもの。リオらしいカバーリングや組み立てなど今のリオの出来るプレーで貢献し、一方のギグスは年齢を感じさせないほど走りまわり、ロングパスでパスを散らして2ゴールにつながる働き。
とは言え、最初はパスミス、ボールロストが多くて何となく気合が入っていない選手が混じっているような感じがした。ドリブルがつまってボールロストしたり、つながらないパスを出して相手に簡単にカットされたり。
いまいち完全に押し込めはしないながらも、左サイドに流れたギグスからのクロスをルーニーがヘッドで軌道を変えてニアサイドを狙うもこれはGKがかろうじて反応しボールはポストに当たり跳ね返ってゴールならず。
それでも24分にピッチ中央でルーニーからの戻しをギグスがダイレクトで前線にロングパス。するとこれをペナ内で胸トラップして受けたファンペルシーがDFに裏から背中にショルダーチャージされてPK獲得。見守るユナイテッドサポーターが祈りをささげる中、これをファンペルシーが決めてまずはトータルスコア1-2に。
これでユナイテッドはイケる!という雰囲気となりエンジン着火。相手CKのこぼれから前線に残っていたバレンシアにスルーパスが出て抜け出したバレンシアがペナ内でGKと1vs1になりかけるも競り合ったDFにつぶされて(というかその直前でバランスを崩して)シュートを打てず。これはPKの笛もならず。
逆に、ユナイテッドの左サイドでエブラが上がったところでギグスだかウェルベックだかがボールロストし一気に攻め込まれ、クロスからどんぴしゃヘッダーをお見舞いされるもデヘアが好セーブ。さらにはそのこぼれを至近距離からニアサイドを狙ってシュートされるもこれまたデヘアが今度は足でセーブ。この2連発セーブで防いだのは大きかった。もしこれを決められていたらユナイテッドはこの試合で4点取らないといけなくなっていたし、相手はガチガチに引いたかもしれないし。
前半のうちにトータルスコアで同点に追いつければ最高の展開なユナイテッドは前半ロスタイムに入った直後、再び中盤のギグスから前線のルーニーへ見事なフィードが通ると、ルーニーはトラップの処理をミスるもののDFに当たったボールがルーニーの前に運よく転がりこれを中にグラウンダーのパス。するとこれをファンペルシーが落ち着いて左足を開いてインサイドでGKの股を抜くシュートを決めてついにトータルスコア2-2に!
アウェイゴールを取られるととたんにあと2点必要になるというプレッシャーのかかる中、52分にピッチ中央で何人もの選手に囲まれながらルーニーがドリブルで突破して前線にいたウェルベックにパス。ウェルベックは少々ボールを収めるのに失敗したもののコネてるところに相手がチャージしてきてゴール中央でFK獲得。するとこれをファンペルシーが直接沈めてついについにトータルスコアで3-2と大逆転!
この後は前掛かりな姿勢をやや抑えたユナイテッド、そしてゴールを狙いに来るオリンピアコスの勢いでイーブンな展開に。ユナイテッドは77分に前半のうちに競り合いで頭通しが接触し、前が見えなくなるほどまぶたの上が腫れ上がったバレンシアに代えてヤングを投入。さらに81分にはウェルベックに代えてフレッチを投入し逃げ切り体制。
90分ごろにひざ裏あたり(もうちょい上のハムストリング?)に裏から蹴りを喰らったファンペルシーが負傷交代でフェライニがピッチへ。ファンペルシーは立ち上がれず担架で運ばれていったけど、膝の靭帯じゃないといいんだけど・・・。ハムストリングの肉離れかなぁ。W杯もあるし、長期の離脱にならないことを祈る。
そのペルシーの代わりに入ったフェライニが前線に入るとフィジカルを活かして完璧な時間稼ぎ。中盤で起用されている普段よりも効果的なプレー。本人はCH、DHが合っているとか言っているけどやっぱり前線でフィジカル活かした方がいいんじゃない?
途中交代した選手も全員がハードワークし、セカンドレグを3-0で勝利したユナイテッドがトータルスコア3-2でベスト8進出!
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Comment
こんにちは、毎日拝読しています。
久しぶりのユナイテッド爆発は嬉しいですね。
CLでこれだけ出来るのはやる気の問題かとも思います。
次もいい結果を期待したいと思います。
アッペルシーニさん、コメントありがとうございます!
いつも見ていただいてありがとうございます。
バレンシアが顔を腫らしながらもプレーし、ルーニー、ギグス、キャリックが走り回り、PJが体を張り、みんなハードワークしていましたね。
そしてファンペルシーがこんな重要な試合でハットトリックを決め、デヘアはチームを救う神セーブ。
団結できれば、集中できれば、昨季までの様なユナイテッドらしい試合をして強さを見せられることを示しましたね。
次のベスト8ではどこと当たっても強豪ですが、そんな相手にも今日のように全力でぶつかってほしいですね!
デヘアにはやく契約更新してもらいたいです!
syyさん
その通りですね!
今日の活躍っぷりを見たらユナイテッドにとってデヘアは欠かせない選手ですし、逆にレアルやバルサあたりが欲しくなっちゃうはずなんで、そんな他クラブの動きをけん制するためにも一刻も早くデヘアとの契約更新をしてほしいですね!
複雑な気分でした。
勝っても相手はオリンピアコス
敗退すればモイーズの進退に繋がる。
クラブの行く末は?
希望としては、あれだけのメンバーを擁し、クラブとしての最低限のノルマもこえられない時点で
(CL確保)見切りをつける方が最善だと思います。
ユナイテッドがここまでのチームになってしまった事
が非常に残念です。
ジョージベストの再来。さん
まぁ、本来はお得意さんでもあるオリンピアコス相手には1stレグからこれぐらいのゲームをみせてほしかったですね。
また、初年度と言えどもノルマ(CL出場権確保)を設定しなかった経営陣にも非があると思いますし、長期的に判断すると言っておいて今さら成績不振を理由に解任するのは後出しジャンケンになるので動きにくいのかもしれません。
監督が変わって、劇的に選手や戦術を入れ替えたのであれば、その影響で結果が伴わなくても致し方ないんですが、現状ほとんど手を加えていないだけに結果が(特にリーグ戦で)出ていないのが受け入れがたいし、監督の手腕に疑問符が付くんですよね。
ただ、一応CLだけで限ってみればベスト8という地元ライバルのシティを上回る結果が出たのでもう今シーズンはこのまま行きそうな気配を感じてます。
勝ち上がったのは素直にうれしいけどあのフットボールではやっぱり希望がもてないです
ベスト8に残ってるチームはもっとレベルの高いディフェンスするだろうし
個人技頼みのフットボールには限界があることに気づいてほしい
いやもうとっくに気づいてるかな
やり方分かんないだけかなあの監督は
コメントありがとうございます!
モイーズには、””トップクラスのクラブに勝つにはディフェンスもオフェンスももっと組織で連動しないといけない””ということに気付いてほしいし、そんな連動性を手に入れられるように行動に移してもらいたいですね。
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