悪いのはモイーズだけじゃない
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2013-2014シーズン ファギー, モイーズ, ヤング, ヴァレンシア
モイーズ監督が率いるマンチェスター・ユナイテッドにはこれ以上ないぐらい非難が殺到しているが、決してモイーズ監督一人が原因なのではなく、そもそもクラブ全体が低パフォーマンスだしここ数年のパフォーマンスは落ち目だったとの記事。
批判は今シーズンからサー・アレックス・ファーガソン監督から引きついた同じスコットランド人のディヴィット・モイーズに向けられている。ファギー時代と比較して今シーズンのユナイテッドがエンターテイメント性と創造性を欠如していることが主な批判の理由である。
夏の移籍最終日にマルアン・フェライニを獲得したが、ベルギー代表MFは同じくモイーズが指揮していたエヴァートン時代とは違ってユナイテッドではなかなかフィットできずにいる。 モイーズがこの長いトンネルの先に光を見つけられるかどうかは難しい。日曜日のチェルシー戦での敗戦で2014年はここまで1勝4敗であり、ユナイテッドのサポーターは25年以上を指揮したファギー時代には起こらなかったためにこういったことに慣れていない。
日曜日のスタメンを目にすれば、どっちのチームが勝つであろうかは一目瞭然だ。チェルシーにはエデン・アザール、ウィリアン、そしてオスカルが中盤で創造性を発揮しているのだから。
一方、ユナイテッドのスタメンに目を通すと、唯一ファーストチームでプレーするのが1年目の18歳のアドナン・ヤヌザイがサポーターに期待を抱かせる存在だ。アシュリー・ヤングとかヴァレンシアは2、3年前のファギー時代に見せたパフォーマンスからはおよそかけ離れたレベルであり、ルーニーやファン・ペルシーの不在が目に付く結果となった。
モイーズは報われない仕事をこなしていることをよく考えなければいけない。ユナイテッドはここ数年パフォーマンスが落ちてきており、クリスティアーノ・ロナウド、ポール・スコールズ、ライアン・ギグスらの後継者は見つかっておらず、チームは昨シーズンのリーグ戦でタイトルを獲得したもののこれはライバル達が不甲斐なかったことが大きく関係している。
チェルシーはシーズン途中で監督を交代し、ファンから嫌われるベニテス監督が暫定監督を務めた。アーセナルはクリスマス前までは好調だったがその後タイトルレースから脱落していき、シティはマンチーニ監督の現実主義の下で苦しんだシーズンだった。
もしもファーガソン監督が勇退していなかったら、どんな選手を夏に獲得していたかを考えてみると面白い。
モイーズは英国フットボール史上最も成功した監督から落ち目にある英国で一番のビッグクラブを引き継いでいるが、過去を見てもこういった引継ぎに置いて楽に引き継げたことなどないのだ。
補強は必要であるが、1月はビッグネームを獲得するのに適した時期ではないく、市場自体もそんなに動きがあるものではない。モイーズはクラブの状態が上向くことを望んでおり、次の夏の移籍市場で選手の補強を優位に進めるためにもチャンピオンズリーグの出場権を得られるよう頑張っている。チームが1シーズン通してモイーズの下で戦い抜いた時こそ、モイーズの仕事ぶりが問われるタイミングである。
<元記事:Sports Direct News>
良い選手でもビッグクラブでは活躍できず、代表チームとか中小のクラブだと活躍できる選手ってのがいるように、モイーズ監督がビッグクラブではその手腕を発揮できないかもしれないってのが最も恐れている事態なわけで。もしそうだとするとモイーズに任せれば任せるほどその傷口は広がっていってしまう・・・。
とりあえず、クラブ側が途中解任はせずに1シーズンは見極めの時間として辛抱するというならサポーターとしてもその決定に従ってモイーズをバックアップすべきなんだろうけど・・・。ファギー前監督があんだけ毒舌の天上天下唯我独尊監督だったもんだから、モイーズの物腰の柔らかい姿勢が物足りないというか頼りないんだよなぁ・・・。
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