金銭面の隔たり大きくグリーリッシュ獲得交渉から撤退か
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移籍情報19 Metro, アストン・ヴィラ, ジャック・グリーリッシュ
マンチェスター・ユナイテッドは、アストン・ヴィラがジャック・グリーリッシュの移籍金として設定している7500万ポンド(約102億円)を支払う意思はなく、ヴィラ側が設定金額を下げない場合には交渉のテーブルから撤退すると考えられている模様。
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ユナイテッドはプレミアリーグ最終節のレスター・シティ戦を2-0でものにして来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得したことで、グリーリッシュ獲りの動きを加速させようとしている。
ユナイテッドは3位でリーグ戦を終えたことでクラブの収入が最大で1億2000万ポンド(約164億円)増加することになり、2シーズン連続でのチャンピオンズリーグ不出場も回避できたことで、アディダスとのスポンサー契約が2500万ポンド(約34億円)減額してしまうことも回避できた。
グリーリッシュは1年半に渡りモニタリングされているが、ヴィラが今シーズンからプレミアリーグに昇格したことでより注目度は上がっており、さらに今シーズンのヴィラ残留の責任をこの24歳が担ったことにオーレ・グンナー・スールシャール監督は好印象を抱いている。
スールシャール監督は12月にオールド・トラッフォードで素晴らしいゴールを奪ったグリーリッシュを称賛しており、ユナイテッドは1月の移籍市場でグリーリッシュ獲得に動くことを検討したが、スポルティング・リスボンのキャプテンだったブルーノ・フェルナンデスの獲得に動いた。
フェルナンデスが加入し、ポール・ポグバも戦線に復帰したことでグリーリッシュへの関心度は下がっていたが、最近のサウサンプトン戦とウエストハム戦での引き分けの結果がスールシャール監督に来シーズンのチーム力を向上させる上でスカッドを厚くする必要性を再認識させた。
ユナイテッドはヴィラが残留を果たしたことで交渉は難しくなると考えているが、Metroではユナイテッドは最小の交渉を行った結果グリーリッシュに対してヴィラが設定している7500万ポンド(約102億円)という金額に驚愕したと理解している。
ユナイテッドのフェルナンデス獲得交渉では、昨夏にスポルティング・リスボンの8000万ポンド(約109億円)を拒否したあと、ユナイテッドは1月に手付金4500万ポンド(約61億円)で獲得し、ボーナス条項が満たされることで最大で6600万ポンド(約90億円)に達する契約になっている。
フェルナンデスの金額がこの夏の交渉のバロメーターになっており、ユナイテッドはポルトガル代表と比較しても高額すぎるグリーリッシュの設定金額を支払うつもりはない。
ユナイテッドは公式なオファーはまだ出していないが、4500万ポンド(約61億円)の最初のオファーについて議論しており、ボーナス込み込みで5500万ポンド(約75億円)に到達するものとなっている。ヴィラはこの金額帯のオファーは秒で拒否するとみられており、残留を果たしたことで交渉の場で強い立場で望めると感じている。
しかしながら、ユナイテッドはグリーリッシュの心は既にオールド・トラッフォードに向いており、ヴィラとの交渉では強硬な立場を貫くものとみられている。
パンデミックが全世界的なクラブの経営状況に影響を及ぼしており、裕福なクラブであるユナイテッドも例外ではない。この夏の移籍市場については市場全体で値が下がると感じているため、ユナイテッドは早急なグリーリッシュ獲得に動くつもりはない。
もしもヴィラが強硬な姿勢を穿けば、ユナイテッドは交渉から撤退するというカードも手元に持っている。グリーリッシュは現状誰かからスタメンを奪うような位置づけではなく、スールシャール監督が欲しがっているのはポグバやフェルナンデスといったスタメンの代わりになりえるクオリティーの高い控えである。
<元記事:Manchester United prepared to walk away from Jack Grealish talks over price dispute@Metro>
そうなんよねぇ。今のシステムを維持するなら、グリーリッシュはスタメンじゃないだろうし、その選手にスタメンでありチームの核となったフェルナンデス以上の移籍金を支払うってのはねぇ。
でも、やらせようとすればWGも出来る?勿体ない?
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