トッテナム戦は昨季のチェルシー戦と同じシステムで挑め
マンチェスター・ユナイテッドは明日オールド・トラッフォードにトッテナムを迎える。そして、ジョゼ・モウリーニョ監督はタイトルレースを争う候補者であることを証明するというプレッシャーに晒されている模様。
ユナイテッドは今月初めのアンフィールドでのリヴァプール戦では退屈なドローで1ポイントを手にしたが、試合はユナイテッドのリズムが分断されたものとなり、強豪を打ち負かす能力について疑問符が投げかけられていた。
マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるスパーズは、カラバオ・カップ4回戦ウエストハム戦でのショッキングな2-3敗戦からの盛り返しを目指して夢の劇場へと乗り込んでくるが、最近のスパーズの調子はファンタスティックなものであり、彼らには現在リーグ1好調なハリー・ケインがいる。
ホームのユナイテッドは試合の主導権をスパーズに譲ることになると予想されている。だが、それがモウリーニョ監督のチームのやり方であり、昨シーズンの勝利したチェルシー戦でのやり方が、自称スペシャル・ワンの土曜日のスパーズ戦の戦い方のテンプレとなるだろう。
モウリーニョ監督は今シーズンのここまでは普段は4-2-3-1を採用しているが、一方で何度か3バックシステムを採用して良い効果を発揮している。
ユナイテッドが90分を通じて良い攻撃を見せたのは9月の4-1で勝利したCSKAモスクワ戦であり、この時のシステムは3-4-3だった。
しかしながら、スパーズ戦では、昨シーズン2-0でチェルシーに勝利した時のシステムに頼るべきだろう。ユナイテッドは当時調子が浮き沈みの時期を過ごしており、タイトルレースに突き進むチェルシーと激突。しかし、ユナイテッドは復活の勝利となったこの試合移中、モウリーニョ監督体制下でのベストパフォーマンスを披露したのである。
ユナイテッドはチェルシーの3バックシステムをコピーし、カウンターアタックでチェルシーを仕留めるためにポゼッションを放棄。ズラタン・イブラヒモビッチがベンチスタートとなり、前線にはスピードとエネルギーを投入するためにマーカス・ラッシュフォードとジェシー・リンガードが起用された。
ラッシュフォードがアンデル・エレーラからのファンタスティックなアシストで先制点を奪うと、その後スペイン人MFのシュートがエンゴロ・カンテに当たってディフレクトしてそのままゴールに吸い込まれたのである。
ラッシュフォード | リンガード | ||||||
ポグバ | フェライニ | ||||||
エレーラ | |||||||
ヤング | バレンシア | ||||||
ロホ | スモーリング | ダルミアン | |||||
| デヘア | ||||||
|
ユナイテッドは守備的な組織を形成したが、何度も攻撃に転じ、ラッシュフォードのスピードがチェルシー守備陣に問題を引き起こした。モウリーニョ監督は時に何度も3バックを採用しており、昨シーズンのアンフィールドでもエミレーツでもそうだった。だが、このチェルシー戦が肉を切らせて骨を断つために3バックが採用された最初の試合だった。
トッテナムのシステムはチェルシーほど拡張性はないが、ポチェッティーノ監督は土曜日も3バックで臨むだろう。アルゼンチン人監督は中盤のエンゴロ・カンテと近いセンター寄りの位置でクリスティアン・エリクセンとデレ・アリを配置することを好んでいる。
ユナイテッドの守備は良い数字を残しており、エリック・バイリーの復帰は、モウリーニョ監督が最も強力な3人のCB、バイリー、クリス・スモーリング、フィル・ジョーンズを起用できることを意味する。
トッテナムの攻撃は守備陣から組み立てられ、彼らはWBによって与えられた幅を使って敵陣を突破していく。
危険なエリクセンやアリにはセルジュ・オーリエやベン・デイビスらのエネルギッシュな動きによってスペースが与えられるが、アシュリー・ヤングとアントニオ・バレンシアなら彼らとやり合えるため、中盤センターでの攻防に集中することが出来る。
モウリーニョ監督はポール・ポグバやマルアン・フェライニを起用することが理想だろうが、昨シーズンのチェルシー戦ではエデン・アザールを封じる傑出したパフォーマンスを示したエレーラがおり、ネマニャ・マティッチにはこういった試合で必要とされる強さのノウハウがある。
このシステムを採用すれば、フアン・マタ、ジェシー・リンガード、ヘンリク・ムヒタリアンの誰かが比較的低い中盤センターでプレーせねばならなくなる。
ムヒタリアンはここ数週間フォームが落ち込んでいるが、彼はカウンターで威力を発揮する選手であり、中盤3枚のうち1番前目に配置される可能性がある。攻撃時には、ユナイテッドはロメル・ルカクとラッシュフォードのスピード&パワーでスパーズ守備陣を打ち負かせるだろう。
スパーズは、今シーズンのプレミアリーグではユナイテッド、シティに次ぐ3番目の堅い守備を誇っているが、ルカクとラッシュフォードはまた違った怖さを彼らに与えることが可能であり、サイドが上がったスペースを利用出来る。
ユナイテッドは確かに安定しているが、クオリティーの面では遅れを取っている。ユナイテッドがタイトルを争うライバル相手に突如攻撃的なフットボールを展開するというのは奇妙な話であり、モウリーニョ監督は土曜日は勝利が必須であることを分かっている。
54歳は現実主義者であることが知られており、ユナイテッドが土曜日に3ポイントを手に出来れば、結果がそれを証明することになるだろう。
ルカク | ラッシュフォード | ||||||
ムヒタリアン | エレーラ | ||||||
マティッチ | |||||||
ヤング | バレンシア | ||||||
ジョーンズ | スモーリング | バイリー | |||||
| デヘア | ||||||
|
<元記事:Jose Mourinho must use Chelsea template to beat Tottenham Hotspur on Saturday@Metro>
明日、どちらかが勝利することになれば、勝者とシティがタイトルを争うことになるだろうね。
明日はシュートチャンスがどんだけ少なかろうが、ポゼッションがどんだけ少なかろうが、兎に角ゴール数で上回って3ポイントが欲しい。
中盤の核であるポグバがいない今、内容でもスコアでも相手を上回ってくれなんて贅沢言わないので、名を捨てて実を取る昔ながらのユナイテッドスタイルで3ポイントを!
Comment
結局ファン・ハールがやった戦術
自分のアバターを設定したい方はお問い合わせからユーザー登録希望の連絡をください。