監督がショーを交代させた理由「単純に攻守共にダメ」
公開日:
:
FAカップ17-18 Manchester Evening News, ブライトン, ルーク・ショー
ジョゼ・モウリーニョ監督は、勝利したブライトン戦でのルーク・ショーの前半45分間のプレーに非常に手厳しい判断を下し、ショーの守備や攻撃に疑問を呈した模様。
© Getty Images
火曜日のセビージャ戦ではスカッドから外れていたショーは、4週間ぶりの先発を果たした。モウリーニョ監督には前半のショーがヤケっぱちになっているように見えたのかも知れず、監督はショーを更に前に出ていかせて、攻撃を補わせようとしていた。
皮肉にも、ショーはブライトンの2選手の注意を引き、ロメル・ルカクのゴールをアシストしたネマニャ・マティッチをフリーにさせたが、この貢献が22歳の交代を防ぐことは出来ず、アシュリー・ヤングがハーフタイムから投入された。
モウリーニョ監督は、ショーの交代について以下の様にコメント。
それは私の決断だった。チームへの要求は、我々が確かな動きでピッチ上で動くためのものであり、それには2人のSBがアグレッシブに攻めることが非常に重要であり、常に高い位置を獲り、マティッチやマクトミネイがCBの前でプレーさせることだ。それがルークとアントニオ・バレンシアでは出来ていなかった。
2人一気に代えることはアグレッシブすぎるので私もそれは出来なかった。なので1人だけ交代させ、90分に最後の交代のカードを切った。もしも延長戦に突入すれば、我々は4人目の交代を行う可能性があったが、残り45分間を交代枠1枚のみで戦うのはリスクが高すぎた。なので、我々の攻撃的なフットボールを向上させ、よりアグレッシブにプレーするために一人を代えねばならなかったのだ。
そして私はルークを代えることに決めた。最低限アントニオの守備は次第点だったからね。後半にロカディアがダイアゴナルランでエリック・バイリーの背後のスペースに入ってきたときに対処したようにね。そして、ルークは毎回クロスを入れられてとり、危険な状況を招いていた。なので、私は彼のパフォーマンスに満足できなかった。
ユナイテッドは1月にショーの契約の1年延長オプションを行使し、LSBのユナイテッドでの契約は2019年までとなった。しかしながら、ショーは出場機会が失われており、モウリーニョ監督の最新の批判によりショーのオールド・トラッフォードでの将来は更に暗雲が立ち込めている。
ユナイテッドの査察団は、ユベントスのアレックス・サンドロ、トッテナムのダニー・ローズ、セルティックのキーラン・ティアニーらをショーの後釜候補としてモニタリングしている。サンドロがモウリーニョ監督のお好みのターゲットであると考えられている。
<元記事:Luke Shaw Manchester United substitution explained by Jose Mourinho@Manchester Evening News>
確かに左サイドから攻撃されることが多かった気はするけど、攻撃面で言えばバレンシアよりもショーの方が意欲的に仕掛けてた気がするけどな。
疲れてそうなバレンシアに代えて右でヤングを試すって可能性もあったと思うけど、バレンシアの実績、ヤングのLSBでの実績を考えて、1番アピール出来ていないショーが切られたんだろうな。
前の記事
マン・オブ・ザ・マッチはマティッチ
Comment
モウリーニョのショーに対する扱い他の選手に比べて厳しすぎませんかね?
確かにそうですね、
しかしモウリーニョがチェルシー時代のときショーに費やした金額は馬鹿げているなんて言ってましたから予兆はあった気がします、、
モウがショーに対して明らかに厳しすぎる気がしますね。サンチェスには自分が取ったからか全然言わずかばってるくせにショーにはちょっとダメでもそれ以上の表現で言うのでそういう所がモウが若手を育てることが出来ない原因なのかもしれませんね。
ショーの方がたとえ囮になったとしても縦に走ってくれるから攻撃陣はやりやすいと思いますけどね。
縦への動き、パス&ゴーの動きがチーム全体でいつも乏しいのにね。
サンチェスもポグバもモウの元だとこれからも厳しいかも。
モウリーニョは選手に高いプロ意識を求めるから、
引き絞られてない身体の時点でかなり思うところがあると思うよ。
だけど、高額だし若いから使ってやってるっていうレベルだと思う。
素人目から見てもだらしない身体だし・・・
がっかりってほど使ってもらってるか?
もうちょい見てみよう
SBはかなり重要なポジションであるがゆえ、補強したいやろなぁ
正直ショーにはがっかり
絞ったばかりの身体がかえってあだになったのかねえ。
これでまた振り出しに戻ったんだろうか。
戻るたびに陽が沈んで行くなあ。
ガッツがあるなら見せてみろ。
志があるなら見せてみろ。
魂こがして見せてみろよ。
ラッシュフォードやマルシャルといった攻撃的ポジションの選手に比べて、SBは若い選手の競争相手がいない分、ルーク・ショーは活躍していくと思ってました。
前々からモウリーニョ監督はショーに対して厳しい意見が多いです。
攻撃、守備、スピード、フィジカル、テクニック等といった様々な能力が要求され、コンディションを整えるためのプロ意識の欠如が指摘されています。
しかしそれほど非難されるべきことなのでしょうか?
メンタル面や健康面にしてもショーだけが患わっている訳でもなく、まして無能な選手でもありません。個性が無いというのも良く言えば万能型の選手だという事です。
このような事がニュースで流れるとはモウリーニョ監督は少し焦っているのでしょう。
ショーは良い選手だと思いますが、ほんとにモウリーニョ視点でこれだけ不満があるなら、放出して新しいLSB獲ったほうがいいですね。バレンシアの年齢とパフォーマンスの低下を考慮して右も当然必要になると思います。ダルミアンやブリントもさっぱりなのでペップシティみたいにSBの大刷新が必要かもしれませんね。
ルカクが夏の補強について言及していましたが、ほんとにその通りで、モウリーニョは短期間で結果を残す監督ですし、サンチェスやバレンシアあたりはピークが過ぎつつあるので、来季は本気でタイトルを獲りに行かなくてはなりません。
よく3年目(事実的に大きなタイトルを獲得した翌シーズン)に崩壊と言われていますが、レアルやチェルシーがその後どうなったでしょう。アンチェロッティやジダン、コンテらが素晴らしい監督であるのは事実ですが、暗黒時代とまで言われたレアル、プレミアのタイトルから遠ざかっていたチェルシーの選手たちに勝者のメンタリティーを植え付け、基礎を築いたのはモウリーニョだと思います。この前会見で「フットボールの遺産」と言っていましたが、ファーガソン退任後、崩壊したチームを昨季EL制覇し、今季はリーグ戦で2位、CLではグループステージが楽だったとはいえラウンド16までチームを引き上げました。来季リーグタイトルやCL優勝なんてできたら翌シーズンには崩壊が待ってるかもしれません。ですが、モウリーニョ退任後のレアルやチェルシーを見ればわかるように、その後引き継ぐ監督にはそれだけのスカッドと、勝者のメンタリティーが植え付けられた選手たちが残されます。試合内容には不満があるけれど、ユナイテッドが元の位置に戻るためにモウリーニョを招聘したのは間違いではないと思います。(もちろん、今のところですが)
正論オブ正論ですね。
戦術云々と言いますが、そもそも論としてスカッドに穴(は言い過ぎか)が多すぎて選択肢が非常に少ない状況ですし。
現代サッカーに求められるユーティリティーなプレーヤーが少ない現状で攻守を両立させようというのがまずもって困難です。
ただし。このチームはユナイテッドで、スペシャルワンなモウリーニョで、昨季はいくつか優勝し、ホップステップジャンプといきたかったファンの歯痒さ、大きな期待を考えると、少しでも疑問符を与えるような戦術で負ければ非難されても仕方ないですね。
自分のアバターを設定したい方はお問い合わせからユーザー登録希望の連絡をください。