シュナイデルランはショーを参考にすべし

2500万ポンド(約33億円)でユナイテッドに移籍して来たモルガン・シュナイデルランはオールド・トラッフォードでインパクトを与えることが出来ずにおり、古巣のサウサンプトンが明日モウリーニョを倒そうとやって来る。

© Getty Images

金曜日にサウサンプトンがやって来る試合で、シュナイデルランは自分が2015年に電話でユナイテッド移籍を受け入れたのは正しい判断だったのだろうかと考えさせられるかもしれない。

シュナイデルランに電話をかけてきた主はファン・ハールだ。

セインツが勝利した2015年1月の対戦ではシュナイデルランがピッチを支配していたが、ファン・ハール元監督はユナイテッドのキーマンであるマイケル・キャリックが出場しているにもかかわらず負けた唯一の試合だと語っていた。

2014年の夏の時点ではファン・ハールのレーダーにシュナイデルランは反応していなかったが、この試合からターゲットになった。そして、電話がかかって来たのである。

シュナイデルランはファン・ハールは電話口で誠実でありフランクだと感じ、オールド・トラッフォード行きを決意したと語っていた。

ユナイテッドデビューを果たしたメキシコのクラブアメリカ戦では5分でヘディングゴールを決め、これからユナイテッドのレギュラーになると思われた。

しかし、ユナイテッドでのデビューシーズンの終わりには、最終的にファン・ハールのスタメンから外れ、FA杯決勝のクリスタル・パレス戦にも出れず、ユーロ2016でもディディエ・デシャン監督率いるフランス代表では負傷したラサナ・ディアラの代わりに選出されたものの、プレミアリーグ王者レスターのエンゴロ・カンテの素晴らしいフォームによって出場するチャンスを奪われてしまった。

カンテは時の人となり、シュナイデルランは忘れられた人となった。かつてファン・ハールの目にとまったシュナイデルランの素晴らしいパフォーマンスは消えてしまっていた。

そして、彼のプレーはジョゼ・モウリーニョ監督のもとでも改善していない。

シュナイデルランは先月ヨーテボリで行われたガラタサライ戦でスタメン出場したが、それ以来交代出場のみに留まっており、ボーンマスとのリーグ開幕戦でも最後の5分間に守備固めで出場しただけだった。

サウサンプトンの因縁のライバルであるボーンマスのファンに彼の存在を思い出させただけで終わった。

だが、もしもシュナイデルランが反撃を仕掛けるために何らかのインスピレーションが必要ならば、同じくサウサンプトンからやって来たルーク・ショー以上に参考となる選手はいないだろう。

LSBショーは2014年の夏にサウサンプトンからやって来たが、ユナイテッドでの初年度は苦しんだ。2700万ポンド(約36億円)の投資額に似合った活躍を見せられなかったのである。

サウサンプトンのサポーターは2015年1月にオールド・トラッフォードへやって来た時に、ショーに間違った選択をしてしまったんだと知らしめようとしていた。

しかしショーは物凄いフィジカルコンディションで古巣相手に攻め立て、ユナイテッドで成功できると確信させ、ユナイテッドでのキャリアを取り戻したのである。

ショーは昨年の9月、古巣のセントメリースタジアムに乗り込むという数日前に、チャンピオンズリーグのPSV戦で恐ろしい足の重複骨折という重傷を負ってしまった。

ショーは再び逆境からの復活を果たし、フィットネスを取り戻すと今やジョゼ・モウリーニョ監督のLSBファーストチョイスの座を射止めている

ショーがプレーするのを見て、サウサンプトンのファンは自分たちのクラブが売却した選手だということを思い出すだろう。

シュナイデルランが出場しても同じように感じないかもしれない。

シュナイデルランはかつて、自分がセインツを出て行ったらファンはセントメリーに火をつけるだろうと語っていたが、ユナイテッドで輝かない彼の姿を見たらセインツファンは放火しなくて良かったと思うことだろう。

しかしながら、26歳のMFにはモウリーニョからの信頼を勝ち取るための時間がまだ残されており、来年の3月の古巣への凱旋を楽しみにしている。

＜元記事：Schneiderlin should use Shaw as Manchester United inspiration＠Manchester Evening News＞

いくらターンオーバーしないって言ったって、まだたったのリーグ戦1試合！

構想外だの失敗の烙印を押すなんて時期尚早！

シュナイデルランにしたって絶対に必要となる時が来る。だって、毎シーズン負傷者続出で野戦病院化してるじゃないの…

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