オーナーの心変わりで再びファン・ハール監督の首が危ない
ファン・ハールは危険な状態にあり、マンチェスター・ユナイテッドの監督の椅子を守る戦いを強いられている模様。
© GETTY
ファン・ハール監督はクリスマス頃に内密に支持を受けており、8試合連続で勝利がなくとも解任されることはないと言われていた。
オランダ人監督は少なくともシーズン終了までは指揮をとることが出来ると自身を見せ、結果を出すこととパフォーマンスを上げる時間を与えられた。
しかし、オーナーのグレーザーファミリーは劇的な心変わりをしたと考えられており、今は我慢の限界が近づいておりオランダ人指揮官を首にしようとしているとみられている。
昨日のFA杯3回戦のシェフィールド・ユナイテッド戦で苦戦したことでファン・ハール監督への風当たりが再び強まっており、ファンは監督とその率いるチームをあざ笑うことを隠そうとしていない。
エド・ウッドワードCEOは特等席からホームチームが70分過ぎに初めて枠内シュートを放って皮肉にもサポーターから馬鹿にされるという失態を眺めていた。
ファン・ハール監督と力を発揮できない選手たちはハールタイム時にブーイングされ、試合終了のホイッスルがなった時にもブーイングを浴びた。そして、ウッドワードCEOはアディショナルタイムのウェイン・ルーニーによるPKでの得点で明日の4回戦の抽選に無事挑めることに安堵したことだろう。
ユナイテッドの黒幕がスタンスを変えたことで、果たしてファン・ハール監督が今月末の4回戦まで首を繋げていられるかどうかは不透明である。
ユナイテッドはニューカッスルとのアウェイゲームに挑み、その後永遠のライバルであるリヴァプールとの試合を行う。連敗ともなればファン・ハール監督にとってユナイテッドキャリアの終焉を意味することになるだろう。
今ではファン・ハール監督がファンの信頼を失ったことが本当に恐ろしいことであり、ファン・ハール監督はトップ4入りしてチャンピオンズリーグ出場権を得ることが出来ないことも恐怖である。
ファン・ハール監督のもとには批判が集まっている。
ユナイテッドのレジェンドであるポール・スコールズは昨夜の薄氷の勝利後に批判を強めており、次のようにバッサリ。
選手たちもうんざりだし、ファンもうんざりしている。皆んなうんざりだ。監督もうんざりしているように見える。
今シーズンのホームゲームで前半ゴールを奪えなかったのはこれで10試合目になった。
毎回オールド・トラッフォードに来ればこれを見ることになる。ネガティブ・フットボールをね。
ユニフォームスポンサーであるアディダスのヘルベルト・ハイナーCEOですら、最近チームスタイルについて苦言を呈している。
ユナイテッドの上層部は向上することを願ってファン・ハール監督への信頼を持ち続けようとしているが、改善する真の兆しは見えてこない。
グレーザーオーナーはこれ以上の損失垂れ流しを止めることを考えており、ファン・ハール監督の解任を検討している。その場合、ライアン・ギグスにシーズン終了までの暫定監督を任せるつもりである。
元チェルシー指揮官のジョゼ・モウリーニョは今の段階でも呼ぶことができるが、一方ではスパーズのマウリシオ・ポチェッティーノ監督も潜在的なターゲットであるが、こちらについてはスパーズのダニエル・レヴィ会長と引き抜きの合意に達することはまず無いだろう。
<元記事:Louis van Gaal battling to keep his Man United job after Glazer family make shock U-turn@Daily Star>
プレミアリーグより下のチャンピオンシップより更に下のリーグ1所属のシェフィールド・ユナイテッド相手にほぼフルメンバーで挑んでアディショナルタイムのPKでギリギリ勝利じゃあオーナーだって堪忍袋の緒が切れますわな。
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Comment
個人的には、ポチェッティーノいいなーって思ってます。若手起用を積極的にやってますし。プレミア経験もありますし、ペップじゃなければポチェッティーノを推します。
ウッディがファンハール解任に気持ちが傾くとしたらサッカーの内容がどうこうではなくアディダスの顔色を伺ってのことですかね?笑
ウッディなんかはどこまでサッカーに詳しいんでしょうかね?
ファンハール解任論の最大の理由は、
【向上の余地がない事】
相手を崩すって事に関しては、もうずーっと何も進展がないですし
これからもないと思います。
まさにウンザリです。
オーナーは決定権があると思うので、是非、決断してほしいです
1/26号のワールドサッカーマガジン
各国記者が世界を斬る!!にENGLANDの記者Oliver KAYが書いてあるの読みましたが
「ああ、いま思ってること全部言ってくれてる」と読んでいて思いましたね。
ユナイテッドのオーナーであるグレイザー家と副会長のエド・ウッドワードは、現在指揮官のフィロソフィーなど、ほとんど(あるいはまったく)理解してないのではないかと。
14年の夏、プレシーズンツアーの最中にウッドワードは迎え入れたばかりの新監督についてこう語っていた。
「ルイスは溢れんばかりのエネルギーがある。そして何より重要なのは、アタッキングフットボールを好む点だ。彼が率いた90年代のバルセロナを思いだして欲しい。あのチームは実に攻撃的だった。98-99シーズンのCLで我々が対峙したパルセロなのスタイルは、ユナイテッドのファンが愛する類のものだ。我々のDNAにも通じる」
いま現在のユナイテッドをみてとても攻撃的なサッカーをしてる、ファンが愛するサッカーだとはとてもじゃないけど言えないと思いますね。
他にもいろいろ書かれていますが興味がある人は是非読んでみて貰いたいです。
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