マルシャル復調の背景にはモウリーニョ監督のソフト路線への変更あり?
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プレミアリーグ18-19 Daily Express, アントニー・マルシャル
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、アントニー・マルシャルへの指導法をソフト路線に切り替えた模様。
© Getty Images
モウリーニョ監督はオールド・トラッフォードにやって来て以来、2年ほどマルシャルに厳しく指導している。
フランス代表はルイ・ファン・ハール監督のもとではこの世の春を謳歌していたが、ここ2年ほどは一貫性を示す戦いに直面していた。
しかしながら、最近ユナイテッドのスターWGは成長を遂げている。マルシャルはプレミアリーグ9試合で6ゴールを決めてモウリーニョ監督に圧し掛かるプレッシャーを和らげることに貢献している。
そして、Manchester Evening Newsでは、ジョゼ・モウリーニョ監督は今クラブで傑出したパフォーマンスを示しているマルシャルに対して、今までよりも注意深いアプローチを採用していると主張している。
この夏を振り返れば、ユナイテッドの指揮官はマルシャルが退団することに満足していた。
モウリーニョ監督はイヴァン・ペリシッチ、ウィリアン、ガレス・ベイルの1人を欲しがり、マルシャルの代理人は移籍願望を露わにしていたため、モウリーニョ監督は補強のためにマルシャルを放出する意思を持っていた。
しかしながら、最終的にマルシャルは残留した。
チェルシー、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスからの関心があったにも関わらず、マルシャルは残留することに心が傾いた。
そして、Manchester Evening Newsでは、22歳のアタッカーともっと対話していくというモウリーニョ監督の決断がマルシャルのフォーム改善に繋がったと伝えている。
サポーターは今シーズン多くのチャンスを与えられているマルシャルを応援しており、モウリーニョ監督がフランス人FWに我慢強く対応することにした心変わりをファンは間違いなく良いものとして受け入れている。
マンチェスター・シティ戦で、モウリーニョ監督がこれを実践していたと言われている。
シティは、エティハド・スタジアムでダビド・シルバ、セルヒオ・アグエロ、イルカイ・ギュンドアンのゴールでユナイテッドに3-1で勝利。
この試合で、マルシャルがパスミスをしてボールを外に出してしまったシーンがあった。
しかしながら、モウリーニョ監督はこの時にフランス代表を叱るのではなくむしろ、「OKだ!」と叫んだのである。
マルシャルだけが、モウリーニョ監督の選手対応変更以来プレーを改善させたわけではない。
ポール・ポグバは今シーズンのユナイテッドで影響力を強めており、ニューカッスル戦とボーンマス戦では記憶に残るパフォーマンスを披露した。
そして、ルーク・ショーもかつての姿を取り戻している。
一方、モウリーニョ監督は週末のダービー戦の前にマルシャルのことを次のように称賛していた。
私は絶対に諦めない。彼にとって正しいやり方という感触があったので、絶対に諦めなかった。たとえ、彼が厳しい道を歩まなければいけなかったとしてもね。
トッププレーヤーに成長するには、障壁を超えなければいけないことはわかっていた。それで彼に課題を与えた。乗り越えられるかは彼の才能次第。それだけ素晴らしい素質に恵まれた選手だからね。
彼自身が、トッププレーヤーの意味を理解できるかどうかだった。トップタレントと、トッププレーヤーの間には大きな差がある。
<元記事:Man Utd news: Jose Mourinho has made big Anthony Martial decision – fans will be happy@Daily Express>
ずっと同じやり方が上手くいくってもんじゃないし、時代や場所が変われば、それに応じてアプローチも変えていく必要があるだろうからね。
そういう意味じゃ、モウリーニョ監督が柔軟性を見せて(若干遅かった気もするけど)、マルシャルやショーがようやく真価を発揮できる土台が出来て居ているのかもね。
あとはルカクの復活、サンチェスの適応、マティッチのベホマ(あるいはマティッチ外して他の選手を起用)が必要!
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