モウリーニョ的シティ戦の試合分析
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プレミアリーグ16 ジョゼ・モウリーニョ, マンチェスター・シティ, 公式, 試合分析
オールド・トラッフォードで行われた土曜の試合で宿敵マンチェスター・シティに接戦の末に1-2で敗れ、マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任して以来最初の公式戦黒星を喫したジョゼ・モウリーニョ監督。当然のことながら失望を隠せずに、以下のように試合後の会見で指摘。
© MANCHESTER UNITED
率直な感想
今日の試合の感想? 前半戦は相手のほうが我々よりもはるかに良いゲームをしていた。我々の立ち上がりは良くなかった。何人かの選手は、集中力や、このようなハイスピードのゲームで戦う上での気構えという点で実力をはるかに下回るレベルのパフォーマンスだった。
こういった試合では、鋭い思考力やシャープな動きが必要であるにもかかわらずだ。このようなビッグマッチで通常のレベルに達していない選手が3、4人いたとしたら、即そのツケを払うことになるが、実際、そのような結果になった。
前半と後半、対照的だったダービー
前半戦、とりわけ最初の35分間はシティが主導権を握っていた。よって彼らがリードを奪ったのは理にかなっていた。前半戦の終盤で1点を返し、その直後にもう1点とれるチャンスもあったが、おそらくそれはこの試合の前半戦の筋書きにはなかったことだったのだろう。
後半はまったく様相が変わり、フェルナンドを投入してからは、誰もが我々と同じように、つまり、我々が主導権を握ったと感じた。我々はより危険さを増し、同点に持ち込むチャンスもあった。実際、同点に返せていれば試合の結果はどうなっていたかわからない。後半の45分間、我々は非常にハードに戦った。リスクを恐れずあらゆる手立てを試みた。別の結末がふさわしかったとさえ言える戦いぶりだった。
決定的な敗因
多くの事柄が要因だ。まず前半戦の入り方。何人かの選手のパフォーマンスは我々を不安定なチームに見せた。マーク(主審のクラッテンバーグ氏)の2つの判定も我々にとっては不利だった。いかにすぐれた審判にも間違いはある。そして彼は、この試合で2度のミスを犯した。一つ目はブラボーのルーニーへのファウル。あれは即レッドカードで、PKが与えられるべきものだ。ボックスの外であれば、レッドカードで直接フリーキック、内側なら、レッドカードでPKだ。しかし恐らく審判は、その判定が試合にもたらす結果を考慮したのだろう。試合自体がまったく違う展開となってしまう可能性があったからだ。
そして彼は、自身の判定がそのような重要な結果を招くことを望まなかった。もう一つの判定ミスもペナルティ絡みだ。オタメンディが肘を使った場面。自分の前に落ちると予想していたクロスが後ろに落ちたために、彼は腕を回して肘でボールを引き寄せた。明らかにペナルティをとられて然るべきもので、我々にとっては不当な判定だった。
メンバー選考について
2人か3人の選手については、今の時点、すなわち、ゲームがあのような展開になるとわかっていたならば先発で起用していなかった。しかしこれがフットボールだ。ときに選手は監督を失望させ、ときに大きなサプライズをくれる。それは試合がどのような展開になるかにもよる。そして何人かの選手は、私が求めているプレーを発揮してくれなかった。それは彼らの落ち度か?あるいは私か?もちろん私の落ち度だ。なぜなら私が指揮官であり、チームを選択したからだ。
<元記事:監督がダービー敗戦を総括@マンチェスター・ユナイテッド公式サイト>
求めるパフォーマンスを発揮できなかった選手がいたとしても、その責任は選手じゃなくて監督にある。こう言ってくれる監督なら、選手は尽くそうと思うはず。自分ならそう思う。
まだまだリーグ戦は4試合目。シティに貴重なレッスンをしてもらったと思って、ここから逆襲を始めようや!(ストーク戦は完勝でお願いしますw)
Comment
最後に立場上自分の責任だと言っているだけで、コメントの大半は選手と審判への不満ですよね。自分の責任だとは言っているけど、自分の「せい」だとは思ってないみたいですね。
モウリーニョらしい敗戦コメントだと思います。ヴェンゲルへの嫌味が足りないけどw
自分は選手の事についても、その責任についてもストレートに
本音を言ってると感じますね。
不甲斐ないパフォだと自覚する選手は奮起してほしい。
それが真の目的でしょう。
あと、ペップとやるときは、ポゼッションは捨てて、イライラしないでほしい
勝てばいいんだから♪これは慣れあるかなと思います
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