アンデルソンを持て余すユナイテッドがアンデルソンを狙う
マンチェスター・ユナイテッドのスカウトはベンフィカのMFアンデルソン・タリスカとバーゼルのCBファビアン・シェアを冬の移籍市場で狙おうとチェックしている模様。
Ⓒ Getty
ユナイテッドのファン達は高額な不良債権となったアンデルソンの最後を見届けると同時に同じブラジル人でしかも同じ名前の選手を迎え入れることになるだろう。
しかし、このアンデルソンは今いるアンデブソンとは違い、ベンフィカでとても高い評価を得ているMFアンデルソン・タリスカである。
タリスカはベンフィカでもブラジル代表でもトップスターに上り詰めようとしており、20歳のMFは多くのスカウト陣の目を引き付けている。
ファン・ハール監督は自身のスカウトに対してチャンピオンズリーグのモナコ戦でタリスカのプレーをチェックするように指示し、モナコ戦でのタリスカの決めた決勝ゴールを目の当たりにした。ユナイテッドは火曜日のブラジル対オーストリア戦で再度チェックするものと考えられている。
ストライカーでもトップ下でもプレー可能なタリスカがゴールをマークするのはこれが初めてではない。このモナコ戦での決勝ゴールはここ10試合での9ゴール目であり、ユナイテッドはそんなタリスカの獲得を狙うレアル・マドリー、チェルシー、シティ、アーセナル、リバプールらの仲間入りを果たした。
チェルシーのモウリーニョ監督はタリスカがブラジルのバイーアでプレーしている頃から注目しており、タリスカ獲得を狙うファン・ハール監督の最大のライバルになるだろう。タリスカの見せる好調なフォームが彼を初のブラジル代表に押し上げた。
元バイーアのニュートン・モタ会長はタリスカはニュー・リバウドだと語り、他にはシティのヤヤ・トゥレとも比較されている。
彼のことを「ヤヤ・タリスカ」と呼ぶ人たちもいる。彼のテクニックは正確だが、私に言わせればリバウドの方が似ている。同じ左利きだし、長いストライド、そして遠距離からもゴールを奪えるパンチ力を備えている。
ベンフィカの経営陣と代理人は3500万ポンド(約64億円)とも言われる巨額の売却条項が付帯した新契約へのサインを急がせている。
タリスカはユナイテッドで完全に宙ぶらりんになっているアンデルソンとは実に対照的である。2007年に2500万ポンドの移籍金で加入したアンデルソンは1月の移籍市場でフリー移籍で放出されるとみられている。
また、ファン・ハール監督は緊急補強が必要な守備陣のターゲットとしてバーゼルに所属するファビアン・シェアに視線を送っている。
Ⓒ Mike Hewitt – FIFA
ユナイテッドではDF補強が冬の移籍市場の最優先事項となっており、シェアは先週の試合をユナイテッドにチェックされていた。
マッツ・フンメルスやロン・フラールもファン・ハール監督のレーダーに引っかかっているが、ポルトのブリーノ・マルティンス・インディも買い物リストに名前が書かれている。
<元記事:Manchester United target transfers of Anderson Talisca and Fabian Schar@Daily Mirror>
モナコ戦のハイライト動画を見たらひょろっとしたタリスカはかなり見た目もプレーも目立っているね。ただ最近左利きが多すぎる気がするんだけど。
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