プレシーズンツアーで分かった5つのこと
The Guardianのジェイミー・ジャクソン記者によると、移籍マーケットでの動きには問題があるものの、ウィルフレッド・ザハがまぶしい光を放ち、モイーズは自分のスタイルを出し始めていて、ツアーを通じて5つのことが明らかになったとのこと。
モイーズはユナイテッドが7月末現在でビッグネームを獲得できていないが心配はしていないとはっきり言っているが、ファンが待ち望むセスクやその他の獲得候補の獲得について何も語っていない。
日曜日の夜にモイーズは楽観的に現在のスカッドは昨シーズン2位のマンチェスター・シティに11ポイント差をつけて優勝したメンバーなので充分強いと語った。これは事実だが、モイーズは中盤センターに2人加える必要があると認識しており、もう一人のターゲットはフェライニだとされている。モイーズは同様にレイトン・ベインズ獲得の再オファーを出すかどうか決断しなければならない。
また、サポーターはウェイン・ルーニーの問題を解決するのを待っており、モイーズは非常に難しい対応を迫られている。クリスティアーノ・ロナウドかギャレス・ベイルが獲得できた時のみルーニーを売るという解決策が待っているが、このシナリオは起こらないだろう。誰か獲得する前にナニが出て行きそうであり、この夏の移籍市場はモイーズの洗礼となるだろう。
モイーズはツアーの間素晴らしい仕事っぷりでユナイテッドの監督という役割に素早く順応した。周りを恐れさせるという前任者のファギーのスタイルから変わり、モイーズは優れた指導者として必要な忍耐強さがあり、スピーチの才能をもち、絶えずジョークを発せられる能力がある。
リンデゴーアは、「モイーズはクラブとスタッフに敬意を払っている。彼らのハートに語りかけてるし、そんなモイーズの姿勢はモイーズの仕事っぷりに敬意を払われることに一役買っているよ。」とコメント。
PJは「俺たちは4~5週間一緒にいて、本当によいトレーニングが行えている。モイーズはトレーニングやゲーム中にどうしたいのかをはっきりと示してくれるし、俺たちは既に試合中にそういった対応を眼にしている。俺たちはシーズン開始の準備が整っているし、楽しみだよ。」とコメント。
ユナイテッドがどのように戦うのかという疑問は最も興味のそそられる点の一つだ。ツアーではフィットネスの向上と連動性の確立がメインで、また、ルーニー、ビディッチ、ヴァレンシア、ナニ、チチャリートは怪我なり休暇なりで不参加だった。8月17日のスウォンジー戦でモイーズユナイテッドのスタイルが見られるだろう。
ファギーの退任以来新しい経営陣となり、ウッドワード新CEOは前任者のギルよりもメディアを活用しており、最近公式のtwitterアカウントも開設され、クラブはより幅広いコミュニケーションが可能となった。ユナイテッドがルーニーの復帰をツイートしたことは以前までのメディア利用方法が色あせたものになった瞬間だった。
2-2のドローで終えたセレッソ大阪戦後にリオは「ザハについてもっとも印象的なことはあいつも生まれ持った才能だな。あいつは突っ立った状態からマーカーを引き離せる。あいつは早くて直線的だ。でも最も驚いたのはシュートを打つまでが凄ぇ早いことだ。あんなのは今まで見たことないし、あいつがウインガーであることは間違いないけど、中にカットインすれば相手DF陣を混乱に陥れられると思う。まだこんな時期に色々といいたくはないけど、あいつがファンタスティックな才能を持っていると思うよ。」と賞賛のコメント。
ファギー時代にクリスタルパレスから1500万ポンド(約22億円)で獲得したザハについてリオよりも慎重な姿勢を見せているが、ツアー中のプレーを見て確信しているに違いない。ザハがセレッソ大阪戦で同点ゴールを決めたあと、モイーズはザハについて「ザハは良くやっていた。彼はみんなに認識されているところなのでとても静かな環境にあるが、試合の中で大きなインパクトを残した。今夜のゴールは彼がゴールを決める選手だという証明になったし、ユナイテッドのプレーヤーならどのプレーヤーにもゴールを決めてほしいと思っているんだよ」とのコメント。
ザハは香港でのキッチーFC戦でも素晴らしいパフォーマンスをみせた。
<元記事:The Guardian>
ザハの活躍はユナイテッドにとって数少ない明るい材料。リンガードやヤヌザイも頑張っていたけど、ザハのドリブルはちょっと一段上といった感じでナニよりもスピードありそうだし、玉離れもよさそうで、ヤングやヴァレンシアよりもプレーの幅が広いと思う。
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