ルーニーのCH起用は才能の無駄遣い!?
公開日:
:
2012-2013シーズン, プレミアリーグ, 新聞記事 2012/2013シーズン, ファギー, ルーニー
ルーニーがもしOTに残るなら、ここ2試合でみせたような中盤での役割に変更しなければいけないとの主張がある一方、ルーニーのゴールを犠牲にするこのユナイテッドの方針はルーニーのユナイテッドでのキャリアのカウントダウンが始まっているとの主張も。
どちらにせよ、ルーニーが相手のペナルティーボックス内で1回しかボールに触れない(水曜のアップトンパークでタッチ参照)のはいかにもおかしい。ファギーがルーニーのCH起用について確証を得るためと、ルーニー自身のフォームを取り戻させるためにCHで起用した日曜のストーク戦ではルーニーは傑出した出来だった。しかし、その3日後のウエストハム戦で重い足取りで71分に交代した姿にはそんな自信は全く見られなかった。この試合、ルーニーはペルシの後ろに位置でプレーし、インパクトを残そうともがいていた。しかし、左サイドに流れた時は居ないも同然だったし、タックルはたった一回だけだった。交代の表示板に10番が表示されたことはもはやルーニーが重要視されていないことを物語っていたが、これは決して今回が初めてではない。CLのレアル・マドリー戦ではベンチスタートだったし、シティとのダービーではゴールが必要な終盤に交代させられた。こんなことは今までは考えられなかったことである。
ウエストハム戦でのルーニー(左)とキャリック(右)のボールタッチしたエリア。ルーニーは自陣まで戻ってポゼッションに参加したため、ゴール前に攻め込む回数が限定されペナルティーボックス内でのタッチはわずか1回。アンカーポジションを任されているキャリックの邪魔をしているように思える。
この日のルーニーのデータを見るとトップ下で出場したにもかかわらず、CHのキャリックより攻撃でも守備でも仕事に絡めていないことが明らか。
ルーニーとユナイテッドとの関係は岐路に立っているように感じる。ルーニーの契約は2015年の7月までなので、ユナイテッドは売るかファギーの約束を守って新しい契約をオファーするかを決断しなければならない。ルーニーはユナイテッドに残りたいが、役割について確認しないといけない。27歳になりストライカーとして全盛期を迎えるべきであり、今シーズンフル稼働できてないにも関らず34試合に出場して16ゴールを挙げている。しかし、それでも昨シーズンのエヴァートン戦やCLのFCオツェルル・ガラツィで初めて任されたCHポジションでの起用を受け入れないといけないかもしれない。
CHにとって非常に重要な要素であるパスレンジ、視野、そして意志の強さを持っているルーニーはCHにフィットするだろう。実際、ファギーも「ルーニーはCHとして必要な能力を全て兼ね備えている。」とコメントしている。ルーニーはユナイテッドが獲得できなかったスナイデル、モドリッチ、アザール、ルーカス・モウラの様な司令塔になれるかもしれないと期待される。
香川真司はアップトンパークでの試合で2つのゴールに関与したが、ファギーは彼のベストフォームはもっと良いと認めている。
ルーニーは昨シーズン、自伝「My Decade in the Premier League 」の中でCHの役割を受け入れると明かしたものの、ファンペルシーの相方がユナイテッドの買い物リストに入っていることがルーニーの心配の種となっている。「プレーメーカーとしての立場を任された時はそれを愛するよ。」と書き記し、「CHとしてより多くのボールに触れ、走りまわった試合の後でこのポジションでずっとプレーすることを考えたけど、それはキャリアのもっと後のことだ。今は前線でプレーするほうが好きだし、まだ多くの脅威を与えられるからね。でも(CHでプレーして)犠牲を払うことは全然嫌じゃないんだよ。」
ルーニーの未来がOTにあるかどうかは条件付きなのかもしれない。
<元記事:デイリーメール>
うーん、確かにルーニーをCHで起用するとルーニー自身のゴールは減るだろうからそれは勿体無い。ただ、攻撃陣の共存を考えるとやってみたいプランであるのも事実。CHでルーニーが入り、左サイドに香川、トップ下にペルシ、トップにチチャが入ったストーク戦の布陣で戦って、ルーニーもガンガン相手ペナ内まで侵入できるようになれれば最高なんだけどね。有能なアシスタントコーチでも来てしっかりとして戦術練習できないと中々難しいよねー。
前の記事
[PL] 33節 ウエストハム戦(A)
次の記事
批判は気にならねぇぜ
自分のアバターを設定したい方はお問い合わせからユーザー登録希望の連絡をください。