ポール・マーソン「今すぐポチェッティーノを引っ張ってこいよ!」
ポール・マーソン氏は、マンチェスター・ユナイテッドのマウリシオ・ポチェッティーノ獲りの動きを批判し、ラルフ・ラングニックの暫定監督就任間近にも関わらず暫定監督探しを恥ずかしいものだと指摘。
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オーレ・グンナー・スールシャールはワトフォードに1-4で敗れたあとで監督の職を解かれており、クラブはコーチのマイケル・キャリックを代理で監督とする以外に選択肢がなかった。
ユナイテッドはプレミアリーグのタイトルから既にかれこれ10年近く遠ざかっており、スールシャール監督が3年の在任期間中にタイトルを取れなかったことでユナイテッドは新たな方向に歩みだす必要があり、ラングニックがそれをもたらすものと期待されている。
ドイツ人指揮官は夏までの暫定監督として就任し、ユナイテッドはそこで正式な長期的な指揮官を探すことになる。
マウリシオ・ポチェッティーノが正式監督の有力候補だが、ユナイテッドはシーズン途中で彼をPSGから引っこ抜きたがっていた。だが、ユナイテッドは最初のアプローチをPSG側に拒否されてしまった。
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そのため、ユナイテッドはシーズン終了までの暫定監督招聘へと舵を切ったわけだが、かつてアーセナルで活躍し現在はスカイ・スポーツで解説者を務めるマーソン氏がこれを批判。
私が本当に要領を得ないのは、どうして世界最大のクラブが暫定監督を必要とするのかということだ。
まるでユナイテッドは今シーズンを総括してしまったかのようだ。長期的に任せられる優秀な人材がいないと認めてしまっているようなもんだ。全て物語っているよ。
これはマンチェスター・ユナイテッドだぞ。そんなこと起きないはずだろ。ユナイテッドの監督なんてフットボール界で最もやってみたい仕事の1つのはずだろ。
このようなクラブが暫定監督を必要としているのは、はっきり言って異常だと思う。このような大規模なクラブでは、そんなの即席だよ。彼らは今すぐに正式な監督を招聘する必要がある。
マーソン氏は、ユナイテッドがポチェッティーノ就任を待つことで事態を悪化させていると考えている。
夏まで彼の就任を待つということは、そこまで問題が解決しないことを意味する。長期的に指揮をとってもらいたい監督が誰になろうとも、誰を放出するかを決めるための時間が必要なんだ。
ユナイテッドがポチェッティーノを欲しいのなら今すぐに彼のもとに出向いて捕まえてくるべきだ。世界でもっとも大きなクラブだと考えられているなら、それを証明してみろ。
問題は、ポチェッティーノがキャリアの中で実際どんだけのトロフィーを勝ち取ったのかということだ。彼は本当にユナイテッドの指揮官に相応しいのか?
彼は昨シーズンのPSGでリーグタイトルすら獲得できなかった。また、今シーズンのチャンピオンズリーグで優勝するとも思えない。
手元にリオネル・メッシ、キリアン・ムバッペ、ネイマールを抱えているにも関わらずね。
逆にポチェッティーノがチャンピオンズリーグで優勝したら、今度はPSGが彼を手放さないだろう。
PSGは何年もチャンピオンズリーグのタイトルを勝ち取れる指揮官を探してきた。そしてついにポチェッティーノのもとでそれが実現した時に、PSGが彼を譲るか?あり得ないだろ。
ポチェッティーノがタイトルを勝ち取れる監督なのかってところは引っ掛かる部分ではある。昨シーズンのPSGでリーグ・アンを制することが出来なかったってのは不安材料だし、スパーズでのプレミアリーグもしかりだしね。
ただ、ラングニックにフットボールクラブとしての体制を整えてもらうってのは良いと思うから、ラングニックが暫定監督としてクラブのスカッドや特徴、リーグの特性あたりを分析して次の正式な監督選定にも関与して夏までに誰を招聘するか決めるって流れが良いんじゃない?
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