アストン・ヴィラ戦の敗北に関してファン目線での既視感
マンチェスター・ユナイテッドのファンは、オーレ・グンナー・スールシャール監督の抱える駒を考えるともっと良い戦いが出来てしかるべき相手にまたしてもホームで0-1の敗北を喫するところを目の当たりにした。
© Getty Images
最新のUnited On My Mindの中で、マイク・パロット編集者はユナイテッドファンであるオマール・ガリックと一緒にまたしても低調に終わったユナイテッドのパフォーマンスについて議論。そして、監督に対するファン目線についても話した。
オマール・ガリック
どんな感じでスタートした?ユナイテッドはお粗末な入りで草、中盤酷すぎて草。フレッジとマクトミネイは試合に何ももたらしていなかったと思う。ユナイテッドは残りのシーズンがどうなっていくのか心配しないといけなくなってきている。
安定性をもたらすという点で、攻撃と中盤をつなぐ中盤センターのクオリティーがただただ欠けている。今日それを目の当たりにした。中盤でのトランジションがダメ。まったくクリエイティビティーが無いんよ。
我々がユナイテッドに対して見たいと思っていたのは、こういう試合を勝つことだった。タイトルレースに挑戦するためには、アストン・ヴィラのようなチーム相手に勝つ必要がある。
これは後退であると言わざるを得ない。だって、ユナイテッドは昨シーズンのホームでのヴィラ戦は勝てていたんだもの。でも、今回はそうはならなかった。多くのクエッションマークが付くことになる。間違いなくね。
多くのファンが彼(スールシャール監督)に満足いっていないのは分かっている。多くのシュートを打っているが、その多くがシステマティックに攻撃できているようには見えない。
オマール・ガリック
私が気に入る監督はいないけど、もっと大きい視点で見る必要がある。他の監督たちがどうしてそういったシステマティックな攻撃を検討しているのかを考えないのは愚の骨頂だ。オーレが正しい人だとは思っていない人々が大勢いるが、我慢強くオーレで頑張ってもらいたい人々がたくさんいる。
どうして人々は彼が適切な指揮官じゃないと考えるのか、それはこういった試合が理由だ。シーズン序盤、次のステージに進むため、あるいはタイトルレースに挑戦するために勝たないといけないこういった試合を落とすところを何度も目の当たりにしてきている。
この試合は、ユナイテッドが勝利すると予想していた試合だ。チェルシーとマンチェスター・シティとのシックス・ポインターの試合があり、この2チームは今シーズンのタイトルレースにおいてユナイテッドにとって最も大きなライバルだ。だから、この直接対決で敗れたチームの上に立つ非常にビッグチャンスだったんだけど、ユナイテッドはその機会を活かせなかった。
前にもユナイテッドがこういったチャンスが何度もあったような気がする。ポイントを勝ち得る機会がありながら、そのチャンスを逃してしまう。ぶっちゃけ、幾つかの疑問が浮かんできちゃうね。
ユナイテッドらしさとか、ユナイテッドの伝統を知っていることを監督に求める必要は無いのかな。それはコーチ陣から伝えるってことで良い気がする。この点と現代サッカーのトレンドの両方に精通している人物っているかな?いなくない?
ファギー時代をよく知っている出身者だと、今のポジショナルプレーだとか5レーン理論だとかそういったことに詳しくない気がする。だってファギー時代にはそんなことやってなかったでしょ、ユナイテッドで。
グァルディオラ、クロップ、トゥヘルの仕事ぶりを見ると、プレミアリーグでの実績とかもそこまで評価対象として必要じゃない気がする。
監督をオーレのままでいくなら、戦術を任せられる新たな有能な右腕が必要かな。それこそ、試合中のラッチライン際からの微調整や交代のタイミング、システム変更まで全て口出しするレベルの右腕。
自分のアバターを設定したい方はお問い合わせからユーザー登録希望の連絡をください。