*

[PL] 36節 サンダーランド戦

どこまでもヒドいゲーム。特にCHのヒドさは目を覆いたくなるほど。このチームで4位以内に入れなかったという理由で首を切られたモイーズがかわいそうになってきた。

SPONSORED LINK

プレミアリーグ 2013/14プレミアリーグ 36節 プレミア
マンチェスター・
ユナイテッド
0 0-1 1 サンダーランド
0-0
得点 
時間
 得点
 
30
 ラーション

     
  チチャリート  
     
ナニ マタ ヤング
→ヤヌザイ@52 →ファンペルシ@66 →ウェルベック@67
  フレッチャー キャリック  
       
エブラ   ジョーンズ
     
  ビディッチ リオ  
       
 
デヘア  
   
 

ノリッチ戦からスタメンを5人入れ替えてきたユナイテッド。負傷のルーニーは仕方のないことだとしても、サイドやCH、トップ下を入れ替えた意図はひょっとしたら来季への生き残りメンバーを決めるためのテスト・・・?

試合は30分に、ユナイテッドの左サイドコーナー付近にボールを持ったウィッカムをフレッチが追い込んだものの、苦し紛れのCK狙いのクリアが来ると読んだフレッチがマークを緩くしたところで中にクロスを入れられてしまい、これが裏から駆け込んできたラーションにズバリ。前半ショッツオンターゲット1本だったサンダーランドが先制。

Manchester-United-v-Sunderland-Sebastian-Lars_3135208 このゴールを入れられるまではユナイテッドペースだったものの、これ以降は焦って攻めが単調となるユナイテッドがペースを乱し、後半、ヤヌザイ、ウェルベック、負傷明けのペルシーを投入したものの、CHやサイドで崩しのアイディアが無くほとんどチャンスを作り出せず。逆に相手のシュートがポストに2度あたって命拾いする始末で結局0-1で今シーズンのリーグ戦でホーム7敗目。ギグス暫定監督になって2戦目で敗戦。ルーニー抜きだとリーグ戦敗率50%だったけどこれで7戦4敗と負け越してルーニーに依存しているチーム状況が浮き彫りに。

チチャリートは引いてブロックを作る相手のために裏への抜けだしを見せられず。こういう相手の時にどれだけチームに貢献できるかを見せたかった。引いてもらってからのミドルシュートというオプションを身に付けられれば怖さが増すんだけどなぁ。後半のエブラからのマイナスの折り返しを左足ダイレクトで上に外しちゃったシュートは決めたかった。

マタは引いてCHとボール交換してリズムを作ろうとするも相手の守備ブロックの周りでボールを回すばかりでなかなか違いを作り出せず。ドリブルで一人交わして相手の守備ブロックにズレを生じさせられれば良かったんだけど・・・。前半のシュートチャンスでは一つは枠外、一つは威力がやや足りないGK正面で相手を慌てさせられず。

サイドのヤングはいつも通り。とりあえずクロス。相手マーカーに当てるか、味方に合わない長すぎファーサイドかニアでDFにクリアされるのリピート再生。相手からしてみればサイドからの攻撃が全く怖くなかったことだろね。

逆サイドのナニはベストなフォームではあらず。ドリブルも交えて相手を崩そうとするもドリブルが大きくなったり、ボールの足への吸い付きがイマイチ。前半のキャリックからの横パスを受けて放ったミドルシュートは枠を捉えきれず。個人的にはヤングよりは良かったと思うけど52分に早々の交代。

そして問題のCH。まずキャリックは前半はサイドに流れたり前線まで顔を出したりと以前よりも自由なプレーから攻撃に厚みや深みを出そうとプレーに意図と意欲があったんだけど、後半チームが停滞すると徐々にキャリックも停滞。そしてフレッチとの呼吸も合わず。

さらにフレッチは今季最低の出来と言えるようなパフォーマンス。トラップが大きく流れてボールを掻っ攫われる、切り返しで足を滑らしてボールを奪われる、単純な横パスがズレる、サイドへのパスがDFにカットされるなどなどボールロストのオンパレード。この出来じゃいくらユナイテッドユース出身だとしても今季の残り試合で出番はもらえないかも。

PJは唯一と言えるぐらい普通にプレーできてた。サイドで持ってドリブルで斜めにカットインしてきたり、クロスを入れたりとRSBでもそつなくこなせるレベルにあることを証明。

エブラは前半ナニのプレーエリアを邪魔しないようにしていたのか自重気味だったため攻めに厚みを出せず。追う展開となった後半は積極的に攻め上がり、ゴールライン付近からマイナスの良いクロスを上げたものの、チチャリートが決められず。

リオはベテランらしい味のあるプレーでボール回しに貢献。守備ではそれほど相手のチャンスが無かったためポカも目立たず。それでも1失点、2ポスト直撃シーンがあったことを考えると褒められたもんじゃないんだけど。

ヴィダもCKなどで攻め上がったりと気持ちの入ったプレーをしていたもののゴール奪えず。守備時には試合終了間際に相手に両足タックルを見舞ってしまいイエロー。

デヘアも珍しくキックが精度悪かった。前半に2、3回、後半にも少なくとも1回はDFから戻されたボールのキックが不正確で距離が短くなったクリアからピンチを招くシーンが。

交代で入ったヤヌザイはサイドからクロスを入れたもののチャンスには結びつかず。ウェルベックは外から一度惜しいミドルがあったものの枠を捉えきれず。ペルシーはPJからのクロスをニアで合わせたもののゴールを捉えられず。

この試合、そして前節のノリッチ戦で起用されなかったフェライニはギグス暫定監督の中では序列がかなり下の模様。好みの問題だけど、どちらかというとCHには汗かけるタイプかパサータイプを置きたいのかな?この試合ではフレッチ&フェライニの前節使われなかったコンビの起用もありえたんだけど。

ノリッチ戦のワクワクするような攻撃から一転し、おもわず見に来たファギーすら眠りこんじゃうような退屈な試合に。

プレミアリーグ人気ブログランキングへ!!!クリック
にほんブログ村 サッカーブログ マンチェスター・ユナイテッドへクリック

Comment

  1. サッカーど素人 より:

    いつも楽しく拝見しています。

    昨日の試合、酷かったですねぇ〜…。
    敗戦という事実はもちろん、ここまで退屈な試合もなかなか無いんじゃないかと見ていて呆れてしまいました。
    中盤は横にしか回さず、サイドからのクロス一辺倒の放り込み戦術に逆戻り。
    それで結果が出るなら良いとは思います。別に今流行りの戦術に合わせる必要はありませんし。ユナイテッドの伝統的にもサイドからの攻め上がりが鉄板ですしね。
    ただ問題なのはそのクロスが低質であること、そこに繋げるまでにあまりにもスピードダウンしてしまうことですよね。
    クロスの質は個々人の問題ですが、スピードダウンはチームとして改善しないといけないポイントですよね。
    あれだけ中盤から前線にかけてノンビリ回してたら引いてる相手を崩せるはずもないだろう、っていう(苦笑)

    過去を振り返るのは愚かとは言え、クリスティアーノがいた頃のスピード感がなんとも懐かしいです(。-_-。)

    ギグス体制に変わったものの、選手が変わったわけではありませんからね、そう簡単に今年の流れは変えられないってことでしょう…厳しいです。

    • 赤いクマー 赤いクマー より:

      サッカーど素人さん、

      あれだけサイドに渡った時点でスローダウンしていてはマーカーをかわすのにも一苦労、ようやく上げたクロスもDF陣が中で跳ね返す準備万端、しかも中に詰めるユナイテッドの選手は2人ぐらいとゴールの匂いがしませんでしたね。
      サイドからの攻撃なら、もっとSBと連携して崩し、なるべくフリーの状態か、ゴールライン際深くまで攻め込んでから上げないとチャンスにはなかなかならないでしょうね。
      もっとミドルを打って中央の選手を引きずり出すなり、サイドで崩してCBを引っ張り出すなりしてほしかったです。

      レジェンドのギグスが監督とはいえ、あくまでも暫定であり、リーグ戦では全勝しても良くてELまでしか行けないということでモチベーションを上げるのが難しいのは分かるんですが・・・。不甲斐ないシーズンを見せてしまったファンへの贖罪としてあと2試合ではピリっとした試合を見せてほしいです。

  2. ジョージベストの再来。 より:

    赤いクマーさん。いつも情報提供有り難うございます。

    モーイズが更迭され、ギグスが暫定とは言えユナイテッドの監督となり、また元主力選手たちが
    コーチングスタッフとなりギグスをサポートする光景は感慨深いですね。

    しかし2試合含めて感じたのはギグスは修羅場をともに経験して選手たちに、気を使わずにひとりの
    監督として采配できるのか?という事ですね。

    もうひとつ気になったのは、モイーズ体制もギグス体制もそうですが監督と選手たちの繋がりが
    緩く、監督としての影響力がない。(ギグスが選手兼任で暫定な監督だからと言ってしまえばそれまでですが)

    前々監督が去り、やはり勝負師としての力強さ、選手を鼓舞させハードワークを要求させる監督が
    ユナイテッドに必要な人材であると。

    • 赤いクマー 赤いクマー より:

      ジョージベストの再来。さん、

      ベンチにギグス、Pネビル、バット、スコールズがそろっているのは豪華ですねぇ。
      ギグスとしては暫定監督なので来季からの監督に手渡すだろう選手の通信簿をつける感覚でなるべく多くの選手にプレー機会を与えているのかな?という気もします。
      なので、試合の展開に応じた最善の手、最善の選手交代を出来ているのかと考えると少々疑問の残るスタメンや交代出場ですね。

      昨日の試合ではよっぽどCHのフレッチに変えてギグス自身が「フレッチアウト、俺IN」と出て行った方が良かったような気がします。

  3. roi より:

    ギグス監督かっこいいですね、ギグス監督ナニの事好きなのかな?ナニの能力ワールドクラスと思っているので残留して欲しいけど、今のユナイテッド個人で打開できるプレイヤーなのに。

    • 赤いクマー 赤いクマー より:

      roiさん、

      ナニはサイドアタッカーとしてのドリブルとかキック力はワールドクラスなんですが、いかんせん自分、自分となりがちでチームの流れを乱してしまうことがあるのが残念ですよね。
      それがなければサイドから個人で突破できますし、ミドルも精度は高くないものの威力ありますし貴重なサイドのオプションになりえるんですが・・・。

  4. 赤の伝道師 より:

    まぁ一度狂った負の連鎖は、そんなに簡単には解決できない
    って感じですかねー

    ギグス批判の記事とか出てますが、いくらなんでも
    早すぎでしょー

    • 赤いクマー 赤いクマー より:

      赤の伝道師さん、

      モイーズに対しても「ビッグクラブでの監督が初めてなんだし、短期的な評価をするな」と散々言われていたんですから、監督自体が初めてのギグスを批判するのはちょっといくらなんでも早すぎですね。
      シーズン中に引き継いで毎試合内容と結果を出せたらいきなり世界最高の監督になれちゃいますよね笑

よければコメントをお願いします

アドレスは必須ですが、非公開です。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

自分のアバターを設定したい方はお問い合わせからユーザー登録希望の連絡をください。

AD

Egypt
2023年12月版エジプト旅行記〜ピラミッドはデカかった

今回、ドーハからイギリス(マンチェスター)への旅行をカイロ空港トランジットで組んだため(ANAのマイルを使用)、ついでに...

150x150OT
2023年12月版マンチェスター旅行記&オールド・トラッフォード観戦記(主に料理の写真)

2017年以来となる夢の劇場ことオールド・トラッフォードでのユナイテッド観戦!今回は初の息子との2人観戦! イ...

title2023のコピー
クロアチア旅行2023 ザグレブ編その1

夏休みにクロアチア(ザグレブ、ドブロブニク)へ旅行に行きました。© マンチェスター・ユナイテッド情報局 行き先がク...

gettyimages-1640829872-612x612
最初の2失点で思わず気絶しかけたノッティンガム・フォレスト戦の選手評価

こっちのCKが相手の得点チャンスになってしまうのはもうやめよう。ホントにやめよう。アンドレ・オナナ 前半2分にタイ...

Squad number
登録届の提出最終日である金曜を前にまだ今シーズンの背番号が決まっていない4選手

もう新シーズンのスカッドの背番号を決める時間が無くなりかけてるんですけどー?© Getty Images ...

→もっと見る

  • 2024年3月
    Sun Mon Tue Wed Tue Fri Sat
    « Jan    
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31  
  • REDS

    管理人も使用した現地在住の日本人スタッフによるチケットサイトREDS


TOP ↑