ネビル兄貴は守備の心臓部のデ・ヘア、マグワイア、リンデロフはタイトルを勝ち取るには不十分だと主張【長尺コメント】
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プレミアリーグ2021 Sky Sports, ガリー・ネビル, ダビド・デ・ヘア, ハリー・マグワイア, ビクトル・リンデロフ
ガリー・ネビル兄貴は、ダビド・デ・ヘア、ハリー・マグワイア、ビクトル・リンデロフのトリオでは何故マンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグのタイトルを勝ち取るために不十分なのかを説明。
© Getty Images
ビクトル・リンデロフが1-1で引き分けたWBAとの試合で相手のエンバイェ・ディアニェにやられてしまった試合後に、ネビル氏は守備の弱点を説明した。
ネビル兄貴はまた、ユナイテッドの現在の守備のファーストチョイスが果たして互換性を有しているのかを疑問視。
リンデロフの問題はマグワイアであり、マグワイアの問題はリンデロフだ。
ネビル兄貴は、Monday Night Footballで次のようにコメント。
今議論していることは別に新しいこっちゃないと思う。シーズン開幕時に、マンチェスター・ユナイテッドにはCBが必要だと言っていたし、GKについても疑問符がつくと言っていた。
WBAで喰らった失点を見れば、そういう感情は消えないと思う。ユナイテッドはボックス内に引き戻されるとディアニェとリンデロフが競り合い、WBAとはボールをキープし続けた。サム・アラダイス監督は、1週間これに取り組むだろう。
彼はワイドなポジションに選手を置いた。そして、マグワイアとリンデロフの両名はスピードを上げなかった。彼らは3、4、5ヤード動くことをしなかった。彼らは1度もそうしなかったし、そうしないといけなかった。彼らがそうし始めないと、彼らはリーグタイトルを勝ち取るためのポイントに到達することは絶対にないでしょう。
10年前に同じことが起きていれば、ユナイテッドはアグレッシブにボックスからラインを上げていたでしょう。実際には、リンデロフはその場に留まりました。彼は、より屈強な選手によって釘付けにされたのです。相手に支配されたのです。そうなってしまえば、悪夢です。
ファウルだと言う人々もいるでしょう。あれは絶対にファウルじゃないですよ。全くファウルじゃない。ブリリアントなヘッダーですよ。リンデロフは深い位置を取りすぎていたし、蹂躙された。彼はストライカーと戦っているんですから。
私がユナイテッドでCBとしてプレーしていた時、シーズンで10試合とか15試合ありましたが、常にフィジカル的に対処出来ませんでした。覚えている限り2失点しましたが、それは貴重な経験として頭に刻まれています。
最初のゴールはレス・ファーディナンドにやられました。(1994年12月のQPR戦)レスは空中戦にめっぽう強く、私はまるで日曜日のリンデロフでしたよ。彼の方が素早く動き、私は抗おうとしましたがノーチャンスでした。
2失点目は、アラン・シアラーにオールド・トラッフォードでやられました。(2002年1月のニューカッスル戦)シアラーは、自分がやれることを分かっていました。彼はファーディナンドと同じ身長であり、私がFWと十分タイトなポジションを取っていなかったのと同じように、リンデロフもまたポジショニングで少々プレッシャーを感じたことを分かっていると思います。
リンデロフは空中戦で苦戦し、マグワイアは自分よりも後ろにボールが転がると苦戦するし、誰かに1vs1を仕掛けられると苦戦する。
リンデロフとマグワイアのパートナーシップの比較
ユナイテッド最高のCBコンビである1900年代のスティーブ・ブルースとガリー・パリスター、そしてその後の10年のネマニャ・ヴィディッチとリオ・ファーディナンドのコンビを振り返ると、彼らがそれぞれピーター・シュマイケルとエドウィン・ファン・デル・サールと残した記録が面白いぐらいよく似ている。
前者のトリオは1試合平均で2.2ポイントを勝ち取り、後者のトリオも同じ数字を残している。一方、現在のデ・ヘア、リンデロフ、マグワイアのトリオだと平均1.8ポイントにとどまる。ユナイテッドのレジェンドトリオはどちらもプレミアリーグの1試合平均の失点数も1を大きく下回っているが、現在のトリオは遠く及ばない。
© Sky Sports
プレミアリーグでのユナイテッド最高のCBコンビ、そして彼らとGKとの連携を振り返ると、それらはプレミアリーグを制する上で決定的なんだよ。
リオ・ファーディナンドとネマニャ・ヴィディッチのコンビだと、彼らの前にはポール・スコールズ、マイケル・キャリック、ライアン・ギグス、クリスティアーノ・ロナウドがいた。彼らは真の意味で守備に秀でた選手ではなかった。
今のリンデロフとマグワイアを見てみると、彼らは1試合平均で1.8ポイントしか取れていない。かつてより弱いチームでプレーしているとは言え、守備でも1試合平均1失点している。彼らの前にフレッジやマクトミネイを配置しているのにだ。2人の守備的なMFが守備陣の前で砦を形成しているのに、DFは動かないんだ。
キーポイントは、過去の20回のリーグ王者で1試合平均1失点していたのはたったの1チームしかないことだ。つまり、デ・ヘア、リンデロフ、マグワイアのトリオについて言いたいことが分かるだろう。タイトルを獲得するには、GKと2人のCBのトライアングルは岩のように堅くある必要があるんだ。
支配する必要があるのに、3人は支配できていない。日曜日の試合はOKだったと思うが、現時点でGKは支配できていない。2人のCBも支配できていない。彼らは余りにも多くのゴールを献上しているし、1試合で1ゴールとか2ゴールとか奪われていたがプレミアリーグで優勝なんかできない。マンチェスター・ユナイテッドはこの点に目を向けないといけない。
ユナイテッドはマグワイアを捨てるつもりは無い。8000万ポンドの投資だからね。彼は守備の大黒柱であり、ユナイテッドは守備の中心人物とするだろう。なので、彼のパートナーを見つけることが必要だ。フィジカルに秀でた選手ということになり、エリック・バイリーが該当する。素早く、空中戦に強く、マグワイアの1vs1をカバーできる選手だ。だが、守備ラインを少々上げて高い位置でプレーすることを可能にすることも必要だ。
リンデロフの問題はマグワイアであり、マグワイアの問題はリンデロフなんだ。もしもリンデロフをリヴァプールでビルヒル・ファン・ダイクの隣に置けば、彼は本当に素晴らしいプレーを見せると思う。彼は試合を読めるし、優れたDFだからね。彼がもしもファーディナンドやファン・ファイクの隣でプレーすれば、素晴らしいコンビを構築できると思う。問題は、マグワイアが機動性の低い人物と一緒にプレーしているということだ。
リンデロフにとっての問題は、ユナイテッドがマグワイア獲得に8000万ポンドを使ったという事。なので、ユナイテッドはマグワイアありきでペア探しをする。どちらも少々ラインを下げているように見えるが、必要なのはラインを高く保てるDFだ。
デ・ヘアもシュートに対する反応は素晴らしいけど、基本的に守備範囲が狭めというか、前に出てきてボール処理することも少ないよね。負けていてフィールド選手が前掛かりにあって自陣に広大なスペースがあっても、相手にクリアされたボールをDFが必死に戻ってボールを回収する場面が見られるし。先週のWBA戦でも試合終了間際にそんなプレーがあって、「時間を浪費しちゃうー」とハラハラしていた記憶が。
ショーが2人いたらCBとLSBを任せるのがベストかもしれない。ショーだったらマグワイアの相棒としてもスピードでカバーできるし(現実逃避
バイリーが使える試合では可能な限り使うってのが今シーズンは最善手かな?
トゥアンゼベも経験不足や若さを露呈するプレーしちゃうしなぁ。。。
…まさかのここでジョーンズ救世主説?
Comment
そうなんだよね、デヘアはベタ張りだから裏出されたらキツいし、クロスボールもゴールライン付近にまで上げられちゃうからDFからしたらキツイよね
逆にヘンダーソンが頑張ると危なっかしいと取られちゃうんだよね、ヘンダーソンに頑張って欲しいけど
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