スーネス氏が指摘する古巣リヴァプールの抱えるジレンマとは
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プレミアリーグ2021 Metro, グレアム・スーネス, リヴァプール
リヴァプールでかつてキャプテンも務めたグレアム・スーネス氏は、日曜日のマンチェスター・ユナイテッド戦を前にプレミアリーグ王者には多くのリーダーがいると擁護しているが、ユルゲン・クロップ監督はCBの選択肢が脆弱なために明らかにジレンマに陥っていると主張。
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リヴァプールはクロップ監督体制になった2015年以降で最も困難な時期を経験しており、守備陣のキー選手であるビルヒル・ファン・ダイクとジョー・ゴメスの不在の影響により明らかに苦戦している。直近の公式戦8試合で、勝利したのは僅か3試合に過ぎない。
一方のユナイテッドはプレミアリーグのアウェイゲームで15試合無敗を続けており、順位表で永遠のライバルであるリヴァプールに3ポイント差をつけた状態でマージサイドに乗り込んでくる。
スーネス氏は、Sky Sportsのポッドキャストで次のように語った。
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私は、初めてリヴァプールがナーバスな状態で試合に挑むことになると考えている。
直近の2年間、彼らは惜しみない称賛を受けており、今もそうだ。彼らのフットボールは素晴らしいからね。だけど、今シーズンはコンスタントにそういうわけじゃない。それがここまでポイントを落としている理由だし、そんな彼らは予想されていなかった。
リヴァプールがベストフォームなら、彼らは対戦相手を蹂躙する。特に、高いラインでね。だけど、今シーズンはそれをコンスタントに見れていない。
ユナイテッドは、個々人が自分たちは結果を残せると感じているグループになってきている。それを試合で成し遂げるたびに、さらに勢いが増す。
シーズン最初の時点で、シーズンのこのタイミングでユナイテッドがリヴァプールより3ポイント上にいると思うかと言われたら、そんなことは起こらないと答えていたことだろう。
だが、今シーズンは異例中の異例のシーズンだ。だがユナイテッドにフェアな言い方をすると、彼らは不屈の決意を胸にプレーしており、自らを正しい方向へと導いている。
クロップ監督がジョーダン・ヘンダーソンをCBで起用しないといけないほど守備陣心臓部をとっかえひっかえしていることを考えると、リヴァプールが週末の試合でクリーンシートを成し遂げるのは苦しいとスーネス氏は予想している。
明白なジレンマは、リヴァプールが誰をCBで起用するのかだ。ファビーニョを起用するのか?私は彼がそこでプレーすると考えている。中盤じゃなくてね。
リヴァプールの懸念はCBだと思う。リヴァプールが失点を食らうのを想像できるが、同時に彼らがゴールを決めるシーンも思い浮かぶ。
3トップは火を吹かないといけないし、中盤はここ数年見せているように支配しないといけない。
中盤は前のめりじゃないといけないし、アグレッシブにいくべきだ。勝負しないとチャンスなんか巡ってこない相手だ。プレーを急がないと簡単にボールを失ってしまうだろう。
リヴァプールは中盤で支配できると考えているだろう。オーレ・グンナー・スールシャール監督はより実利を取りにくると思う。そして、最も脅威なのはブルーノ・フェルナンデスだ。彼はバーンリー戦では沈黙していたし、シティ戦でも火を吹くことはなかったが、彼はそれが出来ることを知っている。
ビッグネームに大金をかけた理由はこういう試合のためなんだ。移籍金の記録を更新したのは、こういうビッグゲームで違いを生む出してもらうためなんだよ。
カバーニ、ラッシュフォード、マルシャル、グリーンウッド、フェルナンデス、ポグバが全員ゴール決めたったらええねん。
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