グレイザーはユナイテッドをNot for SALE?【まだ搾り取りたい?】
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マンチェスター・ユナイテッドのオーナーであるグレイザー家は、サウジアラビアからの関心の渦中にあるマンチェスター・ユナイテッドの売却については関心を持っていない模様。
© Julian Finney/Getty Images
Sky Sportsでは、世界で最も金持ちでパワフルな人物の1人であるムハンマド・ビン・サルマーン皇太子がメジャーな欧州クラブに投資しようとしていると報じている。
マンチェスター・ユナイテッドの価値は30億ポンド以上(4400億円以上)であり、最低でも40億ポンド(約5900億円)以上の提示じゃないと交渉の場につかないだろうと報じられている。
グレイザー家は2005年にマンチェスター・ユナイテッドを買収したことにサポーターは激怒。ファンの一部に至っては、FCユナイテッド・オブ・マンチェスターという市民クラブを立ち上げたほどである。
それ以来、グレイザー家はクラブから「利子、費用、手数料、配当金」といったもので約10億ポンド(約1500億円)を搾取しているとThe Guardianでは伝えている。
ユナイテッドは2018/19シーズン、タフなシーズンの立ち上がりを強いられている。カラバオ・カップでは初戦で下位リーグ所属のダービー・カウンティにあっさりとPK戦で敗れ、プレミアリーグでは8位に沈んでいる。
フットボールのライターであるスコット・パターソン氏は、グレイザー家がクラブの抱える根本原因であると指摘する。
モウリーニョ監督はミスをおかし、選手の一部は酷い姿勢であり、他の選手もポテンシャルを発揮できていない(これが再び監督に責められることになるかもしれない)
だが、全ての問題の根本原因は(オーナーの)グレイザーと(CEOの)ウッドワードだ。そしてこの悲惨な状況は彼らが居座る限りこれからも続くことになる。
Mourinho has made mistakes, some players have shown an appalling attitude, others haven’t fulfilled their potential (which again may be down to the manager) but the root cause of all our problems is the Glazers and Woodward, and this mess will continue for as long as they stay.
— Scott Patterson (@R_o_M) 2018年10月6日
ぺんぺん草も生えないユナイテッドとは対照的に、地元ライバルのマンチェスター・シティはアラブ首長国連邦(UAE)の最大の首長国であるアブダビを統治する王族のシェイク・マンスール・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーンが買収して以来クラブが繁栄し続けている。彼は、The Guardianによればシティを買収した2008年以来、クラブに13億ポンド(約1900億円)を投じている。
その間、シティはイングランドのトップクラブにまで成長し、3度のプレミアリーグと1度のFA杯制覇を達成している。シティは今シーズンもプレミアリーグで首位に立っており、ペップ・グアルディオラ監督のもとプレミアリーグ制覇を目指している。
ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子のファミリーは8500万ポンドの資産を有していると言われている。信頼と実績のThe Sunでは、サルマーン皇太子はシティのオーナーである中等のライバルであるアブダビのオーナーのようにフットボールのクラブに投資したがっていると伝えている。
ジャーナリストのデレ・オドネル氏は、サウジアラビアによるユナイテッド買収についての見立てをツイートしている。
サウジグループによるユナイテッド買収に関する当初の報道が何を意味するのかはよく分からない。多分バカげたゴシップなのだろうが、まるで自分がガンやエイズになったと言われたようなもんだ。世界で最も大きなクラブのファンからすれば、恐ろしい状況だ。
Unsure what to make of these initial claims about a #MUFC takeover from Saudi group. It may well be rubbish, but it's like asking me would I rather have cancer or AIDS? Horrible situation for fans of the biggest club in the world.
— Dale O'Donnell (@ODonnellDale) 2018年10月14日
ニューヨークの証券取引所では、このニュースが報じられたあとで株価が急騰。グレイザーはまだこの憶測に関して一切のコメントを出しておらず、彼らがこの段階でのクラブ売却に関心を持っているのかは不透明だ。
<元記事:Report: Manchester United Not for Sale Amid Saudi Crown Prince Interest Rumours@B/R>
こういうオイルで手がヌルヌルしている人たちの醍醐味って、弱小クラブを買収して自らの手で強くしていくリアル「サカつく」をやるところにあるんじゃないの?
既にブランド力も歴史も実績もあるクラブの買収しても、楽しくないんじゃないの?
って思ったけど、低迷している古豪に金を注入して復活させるっていう意味じゃ、PSGと似ていなくもないのか。
グレイザーみたいな守銭奴オーナーよりも、名声を欲しがるガチの金持ちオーナーのほうがクラブを大きくしようという点で、オーナーとしてあるべき姿を持っている気がするな。
そしてそんな金持ちオーナーのもとなら好きにやらしてもらえそうだから、良い監督や良いフットボール・ディレクターも捕まえられそう。
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