この夏の補強の影響が心配される”忘れられた選手”
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移籍情報18 Manchester Evening News, アクセル・トゥアンゼベ
「アクセルについては、10分で十分だ!ポテンシャルがあることは、見ればすぐに分かる」…2年前にユナイテッドの監督として最初の試合となったウィガンとの親善試合後、ジョゼ・モウリーニョ監督はアクセル・トゥアンゼベのことをそのように称賛していた。
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懸念は、穏やかな午後にリー・スポーツ・ビレッジで行われたモウリーニョ監督のもとでの最初の試合以来、どれだけ状況が変化したのかということである。
トゥアンゼベはアストン・ヴィラでのローン移籍は僅か4ヶ月しかプレー出来ず、足首の負傷のせいで僅か5試合の出場に限られた。
間違いのないように言っておくと、20歳のDFは今でも印象的なプレーを見せており、例えば0-2でヴィラがフラムに敗れた試合でもポジティブだった数少ない選手の1人であり、この試合では10代ながら将来を期待されるライアン・セセニョンを沈黙させるというタスクを任されていた。そして彼はそれを出来ていた。
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だが、彼がオールド・トラッフォードに戻ってきた目的はユナイテッドでのレギュラーを争う真の意味でのスタメン争いの選手になるためだろうか?
それは膠着した状況である。
ヴィラが昇格していれば、スティーブ・ブルース監督はトゥアンゼベを手元に残すことを熱望し、そして彼にプレミアリーグで常時プレーするチャンスを与えたことだろう。
だが、今トゥアンゼベは自分自身が1年前と同じ状況にいることを実感しており、もうすぐ米国ツアーが始まろうとしている。期待される2つのポジション、CBとRSBには、もはや彼がファーストチームのレギュラーを狙えるような余地はない。
現在、ユナイテッドには5人のCBがいる。クリス・スモーリング前大統領、フィル・ジョーンズ、エリック・バイリー、ビクトル・リンデロフ、マルコス・ロホ。そして、ここに6人目の選手としてトビー・アルデルヴァイレルトが加わる可能性がある。
RSBでは、マッテオ・ダルミアンが退団しようとしており、トゥアンゼベはジョゼ・モウリーニョ監督のもとこのポジションでプレーした試合が多くある一方で、モウリーニョ監督はポルトにいる同郷のジオゴ・ダロトを獲得しようとしている。
これによりトゥアンゼベ、そして彼のチームメイトであるティモシー・フォス・メンサーは構想に含まれない。再び米国ツアーに帯同することすら、人生を変えるイベントになり得ないかもしれないのだ。若手達は今、出場機会を必要としている。
トゥアンゼベのフラストレーションは、ここ3シーズンのファーストチームでの出場試合数が僅か13にとどまったということである。
モウリーニョ監督はもはや若手を殺すモンスターではないのかもしれない。それは、スコット・マクトミネイの件が表している。だが、トゥアンゼベは辛い日々だと感じているだろう。
彼がユナイテッドで最後にチャンスを貰ったのは10月のスウォンジー戦であり、この試合では3070万ポンド(約45億円)で獲得したリンデロフよりもトゥアンゼベの方が落ち着いていた。
だがしかし、トゥアンゼベは出場したスウォンジー戦と同じ大会の1月のダービー戦では試合メンバーに入れず、この試合ではマッテオ・ダルミアンがベンチ入りしていた。
その20日後、トゥアンゼベはヴィラへのローン移籍を決断しており、これからの数ヶ月以内に彼が再びチャンピオンシップのクラブへとローン移籍していくだろうことが容易に想像できるだろう。
<元記事:The Manchester United transfers that will worry their forgotten man@Manchester Evening News>
3バックが定着すれば、カップ戦時の3バックの一角としてアピールするチャンスがあったかもしれないけど、3バックも一瞬で終わったしね。
CBというポジションゆえに経験も重要視しているのかもしれないけど、トゥアンゼベにはチャンスを与えるだけの価値があると思うんだけどなー。
Comment
2、3年後にはCBとして絶対的な存在になっていることでしょう。
アルデルヴァイレルトかほかのCBの加入が既定路線なだけに、余剰人員の整理が行われない限りはチャンスないのでもう1年ローンが無難ですかね。将来的にはレギュラーに定着してほしい。
今いるCBの面々が絶対に超えられないような壁ではないしRSBだってそうだと思う。
だからこそ今シーズンのローン先で怪我してしまったのは本当に惜しい。
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