燃え過ぎちゃうフェライニのリヴァプール戦起用はリスキー過ぎる
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プレミアリーグ16 Manchester Evening News, マルアン・フェライニ, リヴァプール
マルアン・フェライニは、ファン・ハール監督が率いた昨シーズンの対リヴァプール戦の頼みの綱だったが、ジョゼ・モウリーニョ監督は他のアイディアがあるかもしれない。
フェライニは、個人的にはマンデーナイトにアンフィールドで行われる試合でモウリーニョ監督の先発メンバーの1人になることを願っているだろうが、昨夏のヨーロッパリーグでの両者の対戦を踏まえれば、この試合の先発メンバーには含まれないだろう。
もしもモウリーニョ監督がこのイングランドを代表する歴史を持つ両クラブの戦いを前に入念な準備を行えば、そして間違いなくそうしているため、つまりはベルギー代表MFは最近のビッグゲーム同様この試合からも外されるとということになる。
フェライニは、今シーズン序盤にちょびっとだけ復活を果たしている。
© Getty Images
モウリーニョの放出候補筆頭であった28歳は、新監督から信頼され、プレミアリーグの開幕から5試合連続で先発出場。
しかし、シティとのダービーでは締まりの緩いプレーをしてしまい、ワトフォード戦の先発から外れた。
このシティ戦とワトフォード戦の2連敗で、アフロ補完計画は終わりを迎えた。
それ以来、フェライニが出場した試合は、ユナイテッドにとって重要度の低いEFLカップのノーサンプトン戦での途中出場と、ヨーロッパリーグのゾリャ・ルハーンシク戦の先発のみに留まっている。
フェライニの先発落ちは、アンデル・エレーラの好調によるものであり、フェライニはこの前の3月のヨーロッパリーグでのリヴァプール戦でインパクトを残せておらず、代表ウィーク明けの対戦相手はそのリヴァプールなのである。
クロップ監督の用いる高いインテンシティが売りのゲーゲンプレスに対抗するためには、相手チームは選手全員が戦う必要がある。
フェライニは、試合に出るたびに議論を呼ぶ荒々しいプレーで常にカードと隣り合わせであり、特に元エヴァートン所属のMFにとってリヴァプール相手というのはアツくなってしまいがちな試合である。
3月にヨーロッパリーグで激突した試合で、ユナイテッドは非常に低調で、フェライニは2-0で敗れた試合で退場しなかったことはラッキーだと考えられた。
金髪アフロはイエローカードを頂戴した後に、試合終盤に空中戦でエムレ・ジャン相手にぶちかましたが、UEFAからはお咎めなしで済んだ。
オールド・トラッフォードで迎えたセカンドレグ、ユナイテッドは合計スコアでリヴァプールに敗れたが、フェライニはこの試合ではデヤン・ロブレンを相手に必殺のエルボーアタックを見舞ってイエローカードをゲットした。
相手が因縁のライバルだからという点を考慮する必要があるが、(退場になって)味方のチャンスをつぶしてしまうとなれば話は別だ。
フェライニはベルギー代表としてプレーしたボスニア・ヘルツェゴビナ戦でもカードを受けた後も規律あるプレーを見せた。
今シーズン初め、モウリーニョ監督は、フェライニがサポーターから十分に愛されていないと感じると明かしたが、徐々に愛され始めていると語っていた。
だが、ユナイテッドファンのエレーラへの愛情は明らかであり、監督の好みでもフェライニよりもエレーラが上になっている。
リヴァプールとの過去の対戦を鑑みると、フェライニは来週のプレミアリーグでは出番があるとは考えられないのだ。
<元記事:Fellaini Manchester United vs Liverpool recall is too risky for Mourinho@Manchester Evening News>
試合終盤、勝っていれば最後の〆の選手として出てくるのは高さ対策のフェライニか、あるいはポゼッションのためのキャリック。月曜日の試合ではそういった選手が出てくる展開になることを祈る。
3人目の選手にメンフィスが出てくるような、10回やって1回当たれば上等のような破れかぶれ作戦は、やらずに済むことを願う・・・。
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