かつてファギーの”哲学”に疑問をぶつけ、回答を貰ったファンがいた
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プレミアリーグ15 Manchester Evening News, ファーガソン
かつて、若いユナイテッドファンにベッカムを売った理由と、ルーニーの起用法について異議を唱えられたサー・アレックス・ファーガソンは何と回答したのか?
ユナイテッドのファーガソン元監督はヘアー・ドライヤーとの異名を持つ「いらち」な性格で悪名高かったが、一人の若いファンが疑問をぶつけた際の反応は予想だにしないものだった。
11歳のポール・ゴラー・エブエ君が2005年にファーガソンに宛てて書いた手紙である。そこには、ファーガソン監督は素晴らしい監督だと認めつつも、自分なら違った選択をとると書いてあった。
例えば、4-4-2が上手くいっている時には4-3-3へ移行しようとはしない、ルーニーはサイドが適正ポジションではなくニステルローイの背後でプレーさせた方が良い、中盤がベッカム、ロナウド、キーン、スコールズ、ギグス/パクの豪華な5枚で回せるし、シャツを売ってくれるのでベッカムを追放はしなかった、リカルドを第3GKとしてまだ留めておく、FA杯ノリッジ戦のスタメンをカルロス・ケイロスに選ばせたりはしなかった(そのためにスタメンがガラっと変わり、しかも適正ポジ以外でのプレーを強いられたためタイトル獲得を逃した)など。
この手紙はプレミアリーグでジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーに逆転され、ファーガソンが依然新たなチーム作りをしている最中に送られた。
しかし、この手紙に対する反応は予想外のもので、ファギーからは次のような手紙が返信された。
最近送ってくれた手紙に感謝を述べます。簡潔に言うならば、ファンからこういった声を聞くことは常に良いことであり、あなたの意見は大変ありがたいものです。
個人的には、この場を借りてあなたの忠実なサポートとクラブへの長年の愛情に感謝を述べさせていただきます。
現在21歳となっているポールはこのオリジナルの手紙をTwitterに投稿し、偉大な監督の柔和な一面を明らかにした。
回答は用意された定型文で、サインだけファギーのもの、あるいはサインすら事前に登録されたものが印刷されただけという可能性が高い気もするけど…。
ファギーのやり方に共通していたのは、常に現時点だけのことじゃなくて先を見据えたマネージメントをしていた点かな。だから今好調なチームでもピークを迎えたらあっさり解体して次のチーム作りに取り掛かったし、若手の起用も育成する意味合いが強かったし、キャリアのピークを迎えた選手は出番を少なくしたり放出したりしてた。
ファン・ハール監督も若手を使ってはいるけど、それは人手不足が理由であり、ファギーのように「勝ってる試合に途中から起用して徐々に慣らす」的な若手にプレッシャーがかからないような配慮も特にないからね。まー、ファン・ハール流だとそんな点差が付いた試合が生まれてないっていう悲しい理由もあるんだけど苦笑
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Comment
ほんとクマーさんのおっしゃる通りだと思います。なんでファンハールを選んだのか謎すぎます。
最低でも今シーズンの解任は期待出来なさそうなので冬の移籍でスカッド強化してなんとしてでも4位に入って欲しい!
写真の奥はモイモイですかね?笑
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