[CL] 準々決勝 バイエルン戦 2ndレグ

エブラの先制ゴールまではええ夢見させてもらったけど、2分もたたない間に現実に引き戻されたと思ったらそこからはもうなす術なく。やっぱりルーニーは負傷の影響が残っていたようなプレーでチャンスを活かせず・・・。

2013/14 CL 準々決勝2nd
	バイエルン・ ミュンヘン	3	0-0	1		マンチェスター・ ユナイテッド
			3-1
		計(4-2)
得点		時間			得点
マンジュキッチ  ミュラー  ロッベン		57 59 67 76			エブラ

ルーニーとウェルベックがほぼ2トップの位置関係となり、時たまウェルベックが左サイドの守備をケアする布陣。基本的にウェルベックは前線にカウンター要因として残りロングボール（クリア）を追いかけて相手DF陣にプレッシャーをかける役割。ルーニーはそれよりはちょっとだけ低い位置に陣取るが、いつもほど中盤に吸収されずになるべく高い位置をキープしウェルベックとのリンクマンとして囲まれながら、背負いながらもプレー。

ユナイテッドが引いてスペースを消し、バイエルンが攻め込むという展開は予想通り。しかし、最後の崩しの場面で体を張るユナイテッドの守備の前にバイエルンは中々デヘアを脅かすシュートを放てず、DF陣の網にかかるか、遠目からのシュートが枠を外れることが多くポゼッションはバイエルン、チャンスの数もバイエルンの方が多いながらも試合の展開自体はユナイテッドのプラン通り。

前半、ユナイテッドは後方からロングボールを前線のルーニーに入れると、相手DFラインがオフサイドを取り損ねてルーニーがペナ内に侵入。1人DFを交わして左足でシュートを打てる瞬間があったものの左でフリーだった香川へのパスを考えたのか逡巡し結局は右足で放ったシュートがDFにブロックされゴールならず。

前半をプラン通り0-0で折り返したユナイテッド。それでも0-0のままでは勝ち上がるのはバイエルンであり、タイミングを見計らって好機には打って出ないといけない。

すると55分、中盤で前を向いてボールを受けた香川がそのまま一人でドリブルでゴール前まで進んでミドルシュート。アウトがかかったシュートは威力を欠きノイアーが確実にキャッチ。

しかし57分、右サイドラインぎりぎりを単独突破したヴァレンシアからマイナスのクロスが入るとこれが流れて逆サイドへ。これを駆け込んだエブラがペナ外からダイレクトでファーサイドの上側に突き刺すようなファインゴールを決めてユナイテッドが先制！！！！！

しかし、わずか2分もたたない59分、ユナイテッドの右サイドのスペースをゲッツェにあーーっさりと突破されるとゲッツェからボールを受けたサイドのリベリーからのクロスをマンジュキッチがダイビングヘッドで決めてすぐさま同点。貴重な先制ゴールを決めたエブラはこのシーンではマークにつききれず。

そして65分のゲッツェに代えてラフィーニャを投入するグァルディオラの采配がズバリ的中。この交代によってユナイテッドはミュラーを捕まえられなくなると、67分にユナイテッドの右サイドをリベリーがえぐってクロスを入れるとこれは流れて逆サイドに。するとボールを拾ったロッベンが右足でゴール前に素早いグラウンダーのクロスを送りミュラーが押し込んでバイエルンが逆転。

この時点ではまだ1ゴール奪って2-2の同点にすればアウェイゴール数の差で勝ちあがれたユナイテッド。ここから立て直せれば可能性はあったものの・・・。76分、前線がゴールを意識して守備にかける人数が減ったところをロッベンにカットインされてCBビディッチのマークが剥がれた瞬間にシュートを打たれて失点。前半までならもっと人数をかけて守っていたので一人マークを交わされてもカバーがシュートブロックできていたけど・・・。

結局このまま1-3でタイムアップ。

ユナイテッドは先制できただけにその後のノープランっぷりが悔やまれる。前日にチェルシ－のモウリーニョ監督がゴール決まった歓喜の輪に突っ込んでいってゴニョゴニョと指示を与えていたけど、モイーズにもあれぐらい即座に次の手を打ってほしかった。リードして浮き足立っているところを突かれて同点にされ、相手の交代によって生まれたマークのズレを修正できないまま勝ち越しゴールを奪われ、最終的には手薄になったDF陣を切り裂かれてジ・エンド。

監督の試合を読む力、修正力、決断力、戦術の引き出し。そのあたりに差を感じたなぁ。あとやっぱりルーニーは負傷の影響があったぽいなー。

プレミアリーグ人気ブログランキングへ！！！