ブライトン戦はアマドに初の先発出場の機会を与えるに絶好の機会
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プレミアリーグ2021 Manchester Evening News, アマド・ディアロ, ブライトン
いよいよ代表ウィークも明け、世間の注目の今週末のプレミアリーグへとスイッチしている。
© Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドに関して言えば、オールド・トラフォードでブライトンに勝利することでFA杯の準々決勝でレスター・シティに敗れたところからの巻き返しをしたいところ。
相手のブライトンは降格圏に6ポイント差をつけてオールド・トラフォードに乗り込んでくる。それゆえに理論上は与し易い相手と言えるだろう。しかしながら、グレアム・ポッター監督率いるブライトンは今シーズンのプレミアリーグで不運なチームの1つであり、幾つかの指標がそれを裏付けている。
例えば、Understatによるポイント期待値(xP)で言えばブライトンは5位につける。また、シュートを放った本数ランキングとシュートを打たれていないランキングではどちらも上位7位までに入ってくる。
攻守ともに上手くプレー出来ていることがデータから伺い知れることから、普通なら彼らは上位につけていてもおかしくない。だが、結局のところブライトンはその好パフォーマンスを結果に勝利という結果に結びつけることが出来ていない。そして、ユナイテッドは今週末の試合でもそれをやってくれることを願っている。
この試合で注目されるポイントは、オーレ・グンナー・スールシャール監督がエキサイティングな神童アマド・ディアロを先発させるかどうかである。18歳はここまでファーストチームではまだ4試合の出場しか無く、どれもベンチスタートだった。しかしながら、今週末の試合は彼にユナイテッドでの初めての先発の機会を与えるに完璧な試合かもしれない。
これは、彼の最も過小評価されている点が素早くアクションを起こせる点、そしてボールを持ったときに瞬時に相手DFに圧をかけられることが出来る点だからである。とても素早いために彼はこれを行うことが可能であり、特に最高速度に到達するまでの時間が非常に短いのである。
その結果、アマドは相手CBを凍りつかせることが可能であり、相手がボールを持ちながら悠長にまだ大丈夫だと思っている間にプレッシャーをかけることが出来る。これは既に1月のU-23のリヴァプール戦で目の当たりにしている。
© MUTV
リヴァプールのDFは自陣後方でボールを受けたが、疾風迅雷で襲いかかったアマドがボールを奪ってそのままゴールを奪ったのである。
アマドは相手DFにミスを誘発させられるだけではなく、適切なパスやフィニッシュをするだけのテクニカルな能力が備わっているのである。
ブライトンはポッター監督がポゼッション指向であることから特にこの手の強烈な出足のプレッシングに脆弱である可能性がある。降格圏一歩手前に位置しているにも関わらず、ブライトンのポゼッション率はプレミアリーグでも7番につけており、今シーズンのユナイテッド戦でもポゼッションをエンジョイしていた。
メイソン・グリーンウッドやマーカス・ラッシュフォードの出場が少々怪しく、また、アントニー・マルシャルのフィットネスについては非常に疑わしい。そのため、アマドは前線でプレーする理想的な選択肢なのである。
負傷者の状況も考えると、ここらでギャンブルするのもありなのかも。
両翼がアマドとジェームズとなると、フィジカル面でゴリゴリ押されちゃうかもしれないのが少々気がかりだけど。
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