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次節フラム戦では再び選手の入れ替えが必須か

リヴァプール戦の起用はマーカス・ラッシュフォードポール・ポグバにとってフェアなものではなく、オーレ・グンナー・スールシャール監督のアントニー・マルシャルへの信頼の深さを示すものだった。

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© Getty Images

ユナイテッドの指揮官はリヴァプール戦で攻撃陣のポジションを入れ替え、ポグバが不慣れな右サイドを担当し、ラッシュフォードには中央で前線を引っ張るように求めた。そして、マルシャルにはトレント・アレキサンダー・アーノルドに襲い掛かることを許可した。

リヴァプールのRSBは、自陣で守ることよりも敵陣のボックスめがけてクロスを入れることの方が好きなことは広く知られている。そして、この日のリヴァプールの守備陣中央がMFのファビーニョジョーダン・ヘンダーソンだったにも関わらず、それでもリヴァプールにとっての守備のアキレス腱はアレクサンダー・アーノルドだった。マルシャルの現在の低調さは、相手のこの弱点を突けなかったことに如実に表れている。

スールシャール監督は、スコアレスドローで終わった試合後、Sky Sportsに対して、違う日だったらもっとポジティブな選手選考になっていたかもしれないことを匂わせていた。そして、負傷者発生の事態に陥っているリヴァプールと再び戦うチャンスが巡って来たら、今度は攻撃の核としてエディンソン・カバーニを60分過ぎからではなく、最初から起用させることは間違いないだろう。

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ラッシュフォードはマルシャルにフラストレーションを溜めているように見えた。彼らが、普段のお互いの役割を担っていたためである。だが、マルシャルはもっとアレクサンダー・アーノルド相手に上手くやるべきだった。

しかしながら、カバーニの存在がラッシュフォードとマルシャルに対する議論を活性化させており、後半の攻撃が向上したからである。ウルグアイ人FWがミッドウィークのフラム戦で先発すべきなのは明らかであり、右にはおそらくメイソン・グリーンウッドが入り、左はラッシュフォードかマルシャルになるだろう。

スールシャール監督の試合後のインタビューの中で、ユナイテッドの攻撃に変更を加えたのはリヴァプールの強みを考慮した部分もあると明かしていた。

ユナイテッドがポグバを不慣れなポジションで起用した理由は、アンドリュー・ロバートソンの攻撃面を心配したからだった。スールシャール監督は、次のように語っている。

私は、今日のポールは非常にブリリアントだったと思う。我々は、彼がチームを助けるためにロバートソン相手に守備的な仕事をしないといけないことを知っていた。彼はエクセレントだったと思う。彼のパフォーマンスを考えればゴールという結果が得られるべきだったよ。

もしもポグバが終盤のチャンスを活かせていれば、言わずもがな今頃、世間の反応も違っていたことだろう。スールシャール監督は戦術の天才としてもてはやされ、ユナイテッドのこの1年の成長ぶりがマンチェスターの至る所で叫ばれていたころだろう。

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だが、3ポイント差を維持したことで、たとえプレミアリーグの首位攻防戦がスールシャール監督の手腕を疑う人々に確信を抱かせるものだったとしても、議論は依然として微妙なままである。

昨年の1月19日にアンフィールドで0-2の敗北を喫した際、ユナイテッドはリーグ首位とは実に30ポイントも差があった。比較して今は、勝てたかもしれないスコアレスドローを終えて、ユナイテッドは2位(1試合未消化のシティ)に2ポイント差をつけての首位に立つ。これは進歩だ。

スールシャール監督はまた、次の試合に勝てればこの試合の1ポイントも良かったものになると語った。そして、水曜日にアウェイでフラムと対戦する。アンフィールドで見せた奇策は鳴りを潜め、基本に忠実に戦うだろう。

カバーニがユナイテッドで唯一の生粋のCFであり、グリーンウッドもまた唯一のRWGだ。スールシャール監督はラッシュフォードとマルシャルに絶大な信頼を置いている一方、ポグバが好調ゆえにリヴァプール戦では選出せざるを得なかった。だが、現実的にローテーションをするタイミングがやって来ている。

シェフィールド・ユナイテッド、サウサンプトン、WBAという勝てる試合が迫ってきている今、スールシャール監督はセンチな感情を捨てる必要があり、ユナイテッドの攻撃を構造化し、最も有望なプラットフォームを構築する必要がある。

ラッシュフォードとマルシャルは、好調ならリーグでも指折りの危険な選手だ。彼らが再び火を噴く時はやって来るだろうが、彼らの片方、あるいは両方を先発から落とす決断の時がすぐに訪れるだろう。

<元記事:Manchester United might have to drop high-profile players vs Fulham@Manchester Evening News

結果を残せていない点も考慮すると、マルシャルは一度スタメンから外すべきだろうね。それでこそ、チーム内競争も生まれるってもんだし。テレス加入で好調さを維持するショーみたいに、カバーニのスタメン起用でマルシャルが奮起したら儲けもの。

グリーンウッドは、もろに「2年目のジンクス」って感じもするけど、ダメな時でもダメなりに足掻いてみるってのも若手には経験になると思うし、我慢して先発起用してくれないかなー。

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Comment

  1. りょうたむ より:

    長年読ませてもらっています!
    これからもよろしくお願いします。

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