スールシャール監督が明かす補強活動時の裏工作手法【こちらスネーク】
オーレ・グンナー・スールシャール監督は、マンチェスター・ユナイテッドの適切な補強のターゲットを選定する際のプロセスについて口を開いた。
© Getty Images
ユナイテッドの一番最近の補強は1月の移籍市場でオディオン・イガロをローンで獲得したものと、ブルーノ・フェルナンデスを完全移籍で獲得したものである。
フェルナンデスはスールシャール監督の見事な手腕を証明する存在になっており、ポルトガル人プレーメーカーはプレミアリーグで6ゴール・4アシストを記録し、ユナイテッドの3位フィニッシュに貢献した。
スールシャール監督は、ポッドキャストのHigh Performanceにて、元スポルティング・リスボン所属MFのことをかつてのチームメイトであるクリスティアーノ・ロナウドに電話で問い合わせていたことを明かし、彼のパーソナリティーが獲得を決めるうえで重要な要因だったことを明らかにした。
私にはチーフスカウトがいて、レポートについて詳細に分析を行いました。ですが、代表で一緒にプレーしたであろうチームメイトに話を聞いたのです。そうです。言わずもがな、クリスティアーノ(・ロナウド)は簡単にリンクできました。パトリス(・エブラ)に間を取り持ってもらったんです。私はクリスティアーノと話をして、そしてクリスティアーノの薦めが明らかにブルーノ獲得においてプラスになったよ。
イングランド代表だったら、例えばマーカス(・ラッシュフォード)に話を聞きますね。
「この代表でのチームメイトについてどう思う?」とか「彼はユナイテッドにフィットすると思うかい?」とかね。例えば、ハリー・マグワイアなら、彼のインスタやツイッターのアカウントをフォローすれば、彼がどんなパーソナリティーを持っているのかを知ることが出来る。マイク・フェランはハルで彼を指導していた。そして、我々はターゲットのパーソナリティーについて殆ど全てを知ることが出来る。
毎回そうやって確認できるわけじゃありません。時には直観に従わざるを得ないこともあります。同じように、人間としての質についても目を向けるのです。
スールシャール監督は、ユナイテッドが獲得する際に選手に何を語るのかも明かし、そしてここ数年でスールシャール監督の人事管理の哲学が変化した理由についても口にした。
まず最初に、私は世界最高のクラブを率いている。だが、選手には、「君は世界で最も大きなクラブでキャリアを築けるチャンスが舞い込んでいるんだ。歴史を作るんだ。そして私はそれを助けるためにここにいるんだ。だけど、全部を助けられるわけじゃない。君が自分自身でステップアップするんだ。」と言っています。
ですが、私は監督業を始めてから多くのことを変えてきました。10年前にモルデで監督としてのキャリアをスタートさせた頃、私はもっと直接的なやり方をしていましたし、どうすべきかを伝えていました。ですが、ミレニアム世代は違ったやり方が必要で、時には過保護になることもあります。違った扱いをしていますが、彼らのモチベーションをあげるのです。
攻撃面を引っ張る存在であるフェルナンデス、そして守備をまとめてくれるマグワイア。
彼らを獲得したことで、プレー面の向上に加えて、ピッチ上のリーダーシップの向上もユナイテッドにとって大きいと思う。
だからこそ、彼らをスタメンから外すことが難しいとも言えるかな。
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