アケは1月のユナイテッド移籍の噂を一蹴

ボーンマスのDFネイサン・アケは、1月の移籍市場でのマンチェスター・ユナイテッドなどへの移籍の可能性について一蹴した模様。

© Michael Steele/Getty Images

23歳は以前はチェルシーでジョゼ・モウリーニョ監督のもとでプレーしており、最近の報道ではスペシャル・ワンが彼をオールド・トラッフォードに連れて来たがっていると言われている。

Daily Starでは、ユナイテッドはアケを明け渡してもらうために4000万ポンド（約59億円）のオファーを提示することを検討していると報じている。

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しかしながら、アケは夢の劇場への移籍の実現についての話をすることを拒否した。

オランダのFootballOranje.comで話した内容をMetro)が次のように伝えている。

そういう記事を見たことがあるけど、もちろんそれは噂の類に過ぎない。

現時点で、私はボーンマスでプレーしており、それは上手くいっています。なので、そのことに集中しています。

私の状況についてはまだ多くを語れません。それらの話はインターネット上での噂であり、全てを聞いているわけじゃありませんし、今後も全てに目を通すことはないでしょう。

アケはスタンフォード・ブリッジでも非常に高く評価された若手だったが、重要な出場機会と経験を得るためにはローン移籍せざるを得なかった。

DFはレディング、ワトフォード、そしてボーンマスへのローン移籍を経験し、2017年にボーンマスへの完全移籍を果たした。

ボーンマスのエディ・ハウ監督は最近、どうしてアケ獲得に尽力したのかをMetroに次のように語っている。

ネイサンは継続性がある選手だ。試合だけじゃなく、日々の練習でもそうなんだ。

それこそが選手の鑑であり、上手くなる選手とはそういう選手なのだよ。我々は彼をこの夏手に入れるために大変な努力をしたんだ。そして、彼が素晴らしいシーズンを送っていることに非常に嬉しく思っているんだ。

彼のようなクオリティーもあって姿勢も素晴らしい若い選手を引っ張って来るのは今非常に難しいことなんだ。彼は既に十分な選手であり、これからどんどん良くなる一方だよ。

チームに良い雰囲気をもたらせる姿勢を持っているよ。

元フェイエノールトのユースであるアケは、高い集中力とリカバリー能力を持っており、モウリーニョ監督は彼がジュニア時代から良くチェックしている。

アケは昨シーズンのボーンマスでプレミアリーグ全試合に出場し、38試合中37試合で先発出場。そして、2ゴール、3アシストと攻撃面でもチームに貢献している。

ユナイテッドの守備陣は今シーズン崩壊状態であり、モウリーニョ監督はどのCBペアがベストなのか最適解を見出せずにいる。

エリック・バイリーはユナイテッドでのキャリアのスタートは良かったものの、負傷が彼の出場機会を遮っており、最近はパフォーマンス低下がコートジボワール代表のネックになっている。

バイリー同様、ビクトル・リンデロフもモウリーニョ監督によって獲得された選手だが、スウェーデン代表はベンフィカで示していたような自信とテクニックを披露できずにいる。

アケは強固な選手であるが、4000万ポンド（約59億円）という値段も相まって、ユナイテッドのサポーターはもっと折り紙付きのビッグネームを求めるだろう。

ユナイテッドはトッテナムのトビー・アルデルヴァイレルトや成長著しいレスター・シティのハリー・マグワイアの獲得がこの夏噂になったが、クラブはCBの補強に失敗している。

アケは足元の技術もあり、今後の数年で選手としてますます成長していくだろうが、ユナイテッドは今、ワールドクラスのCBを必要としている。

ユナイテッドは今シーズンの多くの試合で守備が崩壊しており、以前は信頼を置いていたクリス・スモーリングとフィル・ジョーンズは旬が過ぎた感がある。

ジョーンズに至ってはまだ26歳であり、かつてはサー・アレックス・ファーガソン監督がワールドクラスの成長にまで成長出来ると称賛していたが、負傷が彼の影響を妨げている。

＜元記事：Nathan Ake Comments on Manchester United January Transfer Rumours＠B/R＞

個人的にはこれから下り坂一直線の選手よりも、伸びしろある選手をユナイテッドで開花させる方が好きなんだけどなぁ。

そういう意味じゃアケとか理想的ではあるけど、モウリーニョ監督がバイリー、リンデロフの開花にほぼ失敗しかかっている現状を考えると、即戦力獲得に動くのも致し方無いのかな。

でもアケを獲れるなら獲っておいて損はないと思う。

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