エレーラは決勝でキャプテンを務める資格がある
”マンチェスター・ユナイテッドを取り戻せる”選手が1人いるとすれば、それはアンデル・エレーラだ。
© Getty Images
2014年にバスク人がオールド・トラッフォードにやって来て以来、エレーラはユナイテッドのファンの人気者となり、次のキャプテンになる資格を得ている。
そして、フレンズ・アレーナでのアヤックスとの決勝ではアントニオ・バレンシアがキャプテンのアームバンドを巻くと予想されているが、ジョゼ・モウリーニョ監督はファンが選ぶ年間MVPのエレーラを指名するほうが良くなる可能性がある。
今シーズン何度もユナイテッドはチームを勝利に導く選手を欠いていた。
ボーンマスとの引き分けた試合では、エレーラはベンチにおり、ピッチ上には勝利を目指して鼓舞する選手を欠いているように見えた。そして、そういった試合は今シーズン何度もあった。
エレーラがストックホルムでの試合でどうしてチームを率いる役目を果たせるかというと、それはオールド・トラッフォードでチェルシーに勝利した試合でのパフォーマンスが示してくれている。
殆どの楽観的なユナイテッドファンですらあのパフォーマンスと結果は予想していなかったが、ピッチ上の中央で推進力をもたらしたのがエレーラだったのだ。
彼のアントニオ・コンテ監督率いるチェルシー相手へのゴール、アシスト、プレッシングといったパフォーマンスが良かっただけではなく、それと同様にエレーラのチームを引っ張る決意や姿勢が今シーズンのベストパフォーマンスの1つだった。
そして、27歳のMFがそういったパフォーマンスを見せたのはこの試合だけではないのだ。
昨年のアンフィールドでのパフォーマンスによってファンがエレーラをキャプテンに推すようになり、最近のManchester Evening Newsの調査では、ファンはルーニーの次のキャプテンにエレーラを指名している。
ルーニーは夏にクラブを離れるとみられており、副キャプテンであるマイケル・キャリックは新たな契約を提示されるとみられているが、来シーズンはレギュラーとしては出場しないと考えられている。
そのため、残るはスモーリングとバレンシアがルーニーに代わるキャプテン候補となるが、何か欠けているように思える。
ロイ・キーンのような情熱のほとばしりや爆発が、そこには無いのだ。
だが、エレーラにはそういう側面を持ち合わせており、決勝点を目指してエネルギーを投入している時や主審と衝突しているときじゃなくとも、エレーラは忙しくチームメイトを鼓舞しているのだ。
アヤックスとの試合は間違いなくタイトな試合になり、注意深さを要求される試合になるが、エレーラの仕事ぶりと勝利への熱意はチームの勝利に貢献してくれるはずであり、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を得られることだろう。
エレーラ本人は今週キャプテンになる準備はまだできていないと語ったかもしれないが、彼のパッション、渇望、リーダーシップは準備OKだと語っている。
アヤックス戦でエレーラがアームバンドを巻くことは、エレーラのユナイテッドでのキャプテンストーリーの始まりとしてパーフェクトである。
年齢だけじゃないと思うんだよね、キャプテンって。
エレーラは豊富な運動量でプレスかけまくる姿で、背中で引っ張る事もできるし、チームメイト・審判・相手選手への情熱的なジェスチャーでも引っ張れるし。
ちょっと前までは、やっぱり英語をメインで喋る選手がキャプテンに良いかなとも思っていたけど、最近はラテン系もかなり多いし、エレーラは英語不得意ってわけでもないし。
エレーラのキャプテン就任に賛成!
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