第三者の保有権がネックとなり未だ労働許可下りず
ファン・ハール監督が抱えるDF陣の問題は、マルコス・ロホの保有権の大半をDoyenが有していたためにプレミアリーグが未だにロホの労働許可証を発行しないことで深刻化している模様。
ロホは8日前にユナイテッドへ1600万ポンド(約27.5億円)で移籍したものの、未だユナイテッドデビューを果たせていない。これは選手登録の承認が遅れているために労働許可証が未だに下りていないためであるが、Daily Mailではプレミアリーグは依然としてDoyenが保持する75%の保有権に関連する事務手続きを続けているとみている。
ロホが土曜日のバーンリー戦に出場するためには金曜の午後12時までに手続きを完了させなければならず、間に合うかどうかは定かではない。
ロホはスポルティング・リスボンが2012年にスパルタク・モスクワから350万ポンド(約6億円)で買い取ったが、スポルティングはその際の費用の大半をDoyenから借り入れたと考えられている。
その見返りとして、Doyenは貸出銀行としてロホの移籍金の75%を受け取るか、あるいは決められた金利を上乗せして貸付金の返済を受け取ることが出来るとみられている。しかし、スポルティングのカルバーリョ新会長がこの協定の存在を知り、クラブがロホをユナイテッドへ売却するよう圧力をかけられていると主張したためスポルティングとDoyen間の対立が勃発。
Doyenはこの件は最終的にはユナイテッドにロホはユナイテッドへ移籍する未来だったと主張している。スポルティングはロホの移籍で800万ポンドを即座に受け取り、その後で2回に分けて400万ポンドずつ受け取ることになるが、Daily MailはDoyenは1銭も受け取っていないとみておりスポルティングを裁判所に引っ張り出すことも検討していると理解している。
ユナイテッドは一切このゴタゴタに関与していない。一方のDoyenは2012年にスポルティングが獲得した時の両者間の契約内容を問題にしている。
プレミアリーグの法務部はこのスポルティングとDoyenの対立自体を問題視していないが、カルロス・テベスの一件があったため第三者が絡む移籍については特別の注意を払っている。
同じようなケースのマンチェスター・シティのエリアキム・マンガラ獲得、リヴァプールのラザル・マルコヴィッチ獲得についても、保有権が全てシティとリヴァプールに移ったという保障が求めらえた。プレミアリーグがロホの移籍問題をOKすれば出場可能となるが、それまではファン・ハール監督はDF陣に関して悩みの種を持ち続けることになるだろう。
<元記事:Marcos Rojo’s £16m move to Manchester United yet to be signed off by Premier League@Daily Mail>
サラ金、というか闇金に借りて選手を獲ったばっかりに・・・。スポルティングにしてみれば350万ポンド(の大半)を借りた代償として売却金の75%にあたる1200万ポンドを持っていかれるのは冗談じゃない!という所なんだろうけど、借りるときそういう条件で借りたんじゃないの?
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Comment
今のユナイテッドにはロホは必要不可欠なので、すぐにでも試合に出てもらいたいですね。あと、怪我人も多いので、出来れば20代後半の経験あるCBも取ってほしいです。
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