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成熟のドルグニキは指揮官からの批判すらも糧にして、弱点克服せんとキャリントンで全体練習後も居残りクロス練習で更なる高みを目指す

11月、パトリック・ドルグはスポンサー対応でキャリントンの2階をウロウロしていた。記者会見会場からほんの数メートルしか離れていない場所にいたドルグは、アモリム監督が会見の中でドルグの背中にナイフを突き立てたことに全く気づいていなかった。

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© Getty Images

パトリックがボールに触れるたびに彼の不安が伝わってくる。私も同じ不安を感じている。
アモリムの発言は新聞のヘッドラインを飾り、SNSで瞬く間に拡散した。

アモリム監督は、ユナイテッドが失点を重ねるのは選手たちに弱さがあるからだと語っていた。これが記者会見の目玉発言だったが、最後にドルグに対する当たり障りのない質問が出た。

アモリム監督が今月初めに解任された際、ドルグに対する冷徹なコメントがユナイテッド情報筋によって伝わり、クラブ幹部がこれを不満に感じていたことが判明した。

アモリムの率直な性格は記者からは魅力的だった。見出しになりやすいからだ。しかし、ユナイテッド上層部にとってはそうではなかった。40歳は舌鋒鋭く、自分の意見を率直に言うことをためらわなかった。それが、エランド・ロードでのリーズとの1-1ドローの後、自ら職を失ってしまうことに繋がった。

ドルグはアモリム解任となった後も、指揮官の今後の幸運を祈った1人だった。「ミスター、今までありがとう。今後のご活躍をお祈りします。」とインスタのストーリーに投稿していた。

この行動はドルグの成熟度を非常に良く表している。また、他にも例がある。昨シーズン、ヨーロッパリーグでレアル・ソシエダと対戦した際には、PKを獲得するもドルグはファウルをされていなかったためVARで確認作業中にレフェリーに自ら判定を覆すことを求めた。

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ターフ・ムーアで行われ2-2で引き分けたバーンリー戦では、カイル・ウォーカーに踏みつけられても大げさなリアクションして相手の退場をアピールすることもなくそのままプレーした。

ドルグには11月のアモリム監督の批判を振り払う気質があり、強靭なメンタルを示した。もしそういったメンタルを持ち合わせない21歳だったら、メンタルをだいぶやられていたかもしれない。

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© Getty Images

ドルグは不機嫌になるどころか、指揮官の発言が誤りであることを証明するためにトレーニングに励んでいる。情報筋によれば、デンマーク代表は追加の練習をたくさんこなしていて、本当にハードワークしていると称賛されている。キャリントンでは、ドルグのクロス精度向上に重点が置かれ、技術面の向上に注力しているとのこと。

この努力が報われるとクラブでも信じられており、ドルグはAFCONで再び先発のチャンスが来ることを予想していた。そして6試合で2ゴール、2アシストという数字を残し、レッチェからの加入以来最高の好調ぶりをみせている。

ヴィラパークではクーニャに素晴らしいアシストを披露し、ニューカッスル戦ではチームを勝利に導く決勝ゴールを決めた。

ニューカッスル戦後、ドルグは記者からアモリム監督の批判にどう対処したのかを問われ次のように答えていた。

もちろん批判されるのは決して良いことではありませんが、選手であれば必ずあるもの。それに上手く対処する必要があるんです。ここ数試合、上手く対応できているんじゃないかと思います。

監督が私の自信について話していたので、自分の内面を見つめて監督の言っていることを理解しようと務めました。そして自らの成長のために努力しました。チームメイトも手助けしてくれました。

キャプテンのブルーノは、ユナイテッドの幹部グループと共にアモリム監督の発言後にドルグと話し合い、ドルグはチーム内で仲の良いヘヴン、ヨロ、メイヌーから支援を受けた。

ドルグは好調な1か月を過ごし、ユナイテッドでのプレーに安心感を覚えるだろう。ユナイテッドでプレーするに値する選手なのか疑問視する声も上がっていたが、パフォーマンスの向上で実力を示した。

ドルグはWGでのプレーにすっかり慣れているようで、ニューカッスル戦でRWGとして起用されたところから始まっており、この試合ではドルグが決勝点を決めたのだ。

アモリム退団によりお蔵入りとなったスカイスポーツでのインタビューにて、ドルグは右サイドでのプレーを好むことを認めた。ユナイテッドは昨冬の獲得時にドルグの可能性を認識していた。ファーストチームでの出場機会は限られていたが、彼を獲得した理由の1つは、優れた適応力であり、育成しやすい選手と評価されたことだった。

しかし最近のWGとしての活躍ぶりには移籍を勧めたスカウトさえも驚いているかもしれない。まるで水を得た魚のように役割に順応している。

ドルグがレッチェで短期間WGとしてプレーしたことは有利に働いただろうが、プレミアリーグでそのポジションで活躍出来るのは別の話だ。世界で最も厳しいリーグの1つであるプレミアリーグで実技試験を受けている。しかもまだ21歳になったばかりであることも忘れちゃダメだ。

シティ戦のゴールは彼の成長をさらに証明するものだった。ストライカー不在の中で、キャリック暫定監督はクーニャよりもドルグを優先。そしてその先発起用が正しかったことを証明したのだ。

クーニャが頑張ってくれました。チームメイトが良いボールをゴール前に入れてくれると信じて走り込むだけした。

ダービーでのゴールでドルグの自信はさらにマシマシだろう。もうそれほど不安そうには見えない。

<元記事:How Patrick Dorgu improved at Manchester United – Amorim response and crossing drills@Manchester Evening News

まだまだ若いのに謙虚さと真摯に練習に向き合うひたむきさを持ち合わせているんだな。

正直、LWBとして見せていたプレーはユナイテッドでの将来が残り限られたものだと思っていたけど、最近のWGとしてのプレーぶりはユナイテッドでのブレイクを期待させるものなんじゃないかな。

数少ないLWGでプレーするレフティだし、RWGも出来るし、今後のハードワーク次第ではLSBとしても計算が立つようになれるかもしれない。

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