ユーベが現金+選手でフンメルスを狙う
ドイツのInfoticker.chによると、ユベントスは現金+選手でマンチェスター・ユナイテッドも獲得を狙っているボルシア・ドルトムントのCBマッツ・フンメルスを狙っている模様。
イタリアが誇るビッグクラブはここ数シーズンの素晴らしい活躍によってマンチェスター・ユナイテッドやバルセロナからも興味を持たれているドイツ代表CBの獲得を望んでいる。
フンメルスは決して安い移籍金では無いものの、ユーベは1200万ポンド(約20億円)に加えて過去にドルトムントからの興味が報じられた将来の期待されるFWチーロ・インモービレの譲渡を提示しようとしていると考えられている。
24歳のイタリア人は今季トリノで好調を維持しているが、インモービレはユベントスとの共同保有となっており、ユベントスはフンメルス獲得のために売却しようと考えている。
ドルトムントはこの夏にエースFWであるロベルト・レヴァンドフスキがフリー移籍でバイエルン・ミュンヘンに移籍するために前線の補強が必要であることから、この提案が渡りに船となる可能性がある。
インモービレの素晴らしいパフォーマンスはアーセナルやトッテナムからの関心を引き付けているが、今やドイツへの移籍の可能性が高まっているとみられている。
<元記事:Arsenal target offered to Dortmund|Football Direct News>
共同保有のインモービレを売却するなら、①ユーベがトリノからトリノの持つ50%の保有権を買い取る(おそらくトリノが50%の保有権を獲得した値段よりも高い値段で)、②100%ユーベの保有となってからドルトムントに売却となるはず。
イタリアのこの共同保有ってシステムはややこしくて、ズル賢いオーナーに上手く利用されがちだけど、以下のように3者(ビッグクラブ、中小クラブ、選手)にとってメリットがあるみたい。
上記の例だと、ユーベがインモービレの50%保有権をトリノに仮の値段500万ユーロで売却し選手はトリノへ。トリノは金を出して保有権を取得したので、元を取ろうと試合に積極的に起用。これによってレンタル移籍よりも選手が起用されることが多いとされるため、ユーベ(ビッグクラブ)と選手にメリットとなる。
インモービレが活躍したためユーベは50%の保有権をトリノから買い戻す。これが売却した時よりも多い2000万ユーロ(仮)となる。これが中小クラブにとってのメリット。選手を起用した上に選手の保有権の売買で利益を生み出せる。
仮にインモービレが起用されたのに活躍できなかった場合には相談でどっちがいくらで保有権を買い取るかを決める。もし手放すことになったとしても、実戦で試したうえで早めに損切りできるのでユーベにとってそれはそれでOK。
というようなシステムみたい。
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