リオ&ビディッチの鉄壁コンビを支えていた縁の下の力持ちとは
ネマニャ・ビディッチは、かつてのマンチェスター・ユナイテッドの守備心臓部を支えたリオ・ファーディナンドとの素晴らしいパートナーシップにおいて、エドウィン・ファン・デル・サールが担っていた見えざる貢献について、公式サイト上で称賛の言葉を贈っている。
© Getty Images
ビディッチとファーディナンドはサー・アレックス・ファーガソンのもとユナイテッドの堅守を象徴するパートナーシップを構築し、5度のプレミアリーグ制覇を成し遂げ、クラブでは合計755試合に出場した。
だが、セルビア人レジェンドは、彼らの背後に構えていたオランダ人GKのパフォーマンスがあったからこそ2人がそういったプレーを出来たのだと主張し、ファン・デル・サールの能力がCBの気を楽にしてくれていたと語った。
リオと私の連携について語られることが多いですが、我々の好連携においてエドウィンが果たしていた役割について語らねばなりません。彼は、それにおいて重要な要素だったのです。
彼は経験豊富で、本当にボール扱いに長けていました。そしてまた、常にいるべきポジションにいてくれました。彼はピッチ全体を観ることが出来ましたし、フィールドの選手を助けるためにそこにいました。私が何か見えてない時、あるいは、リオが何か見落としている時、エドが助けてくれたんです。
エドにとって重要だったものは、彼がユナイテッドに来た時、彼は34歳とか35歳だったということです。なんどえ、彼は既に多くの経験をしてきていたのです。我々DFにとって重要なことは、後ろのGKを信頼すると言うことなのです。そして我々はアドを信頼していました。
選手がどこからシュートを打ってくるのかは問題じゃないんです。もしボックス外からのシュートなら、そんなに心配はいらないのです。シュートを打たせて良いのです。だってエドならそれを防いでくれると分かっていましたから。
我々はそのようにプレーし、そしてエドも良いプレーをしていた。特に、我々が一緒にプレーするようになった最初からそうでしたね。そういった経験豊富な選手は、ある状況下では特に必要になる落ち着きを与えてくれますし、エドはその点に関して素晴らしかったのです。
ファン・デル・サールは2005年にユナイテッドに加入すると、クラブで266試合に出場。そして、ビディッチはこのレジェンドGKのコミュニケーション能力とポジショニングの妙についても称賛を惜しまない。
エドの功績で言うと、コミュニケーションと落ち着きが素晴らしかったのです。彼は常に自分の身をいるべきポジションに置いていました。彼は本当にその点について素晴らしいGKでした。
彼のような大柄なGKであれば、良いポジションを取れれば相手は彼を打ち破ってシュートを決めることが本当に難しいことになるのです。彼は、コーナー付近のボールを止めるために2mも飛ぶような小柄なGKではないのです。彼は、時々そういったジャンプをしていましたし、特にチャンピオンズリーグではそういった素晴らしいプレーも見せてくれましたけどね。ですが、たいていの場合、エドは正しいポジションに正しいタイミングで動くタイプのGKでした。
彼は重要な役割を担っていたのです。多くの人々は彼がどれほど優れたGKだったのか、どれだけ当時の我々のチームにとって、特に私とリオにとって重要な選手だったのかを忘れてしまっていますね。
つまりデ・ヘアも、ニアへのシュートの反応が多少全盛期よりも衰えたとしても、これまでの経験を活かしてCBの助けになることだって出来るし、まだまだユナイテッドの守護神として堅守に貢献できるってことかな?
エドウィンもクロスをポロって失点に繋がったシーンとかもあったけど、それを補って余りあるほどの貢献があったから、当時はミスがあってもファギーからの信頼も揺るがなかったしね。
ユベントスでの苦い経験を経て、キャリアの終盤に再び花を咲かしたってストーリーも素敵だよね。
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