チェルシー戦でPJやスモーリングを差し置いてトゥアンゼベがベンチ入りした理由とは?
アクセル・トゥアンゼベはプレシーズンツアー中に素晴らしいパフォーマンスを披露してオーレ・グンナー・スールシャール監督を驚かせた。
© Getty Images
21歳のトゥアンゼベは、オーストラリアで行われたパース・グローリー戦そしてシンガポールで行われたインテル戦で先発出場し、シンガポールでのトッテナム戦とカーディフでのACミラン戦には途中出場した。CBはツアー前に3年の新契約にサインしたが、Manchester Evening Newsでは6月にトゥアンゼベはプレシーズンをファーストチーム定着に向けたアピールに活用せねばならないと記事にしていた
結局、トゥアンゼベは6試合のプレシーズンマッチで計207分プレーし、先週のプレミアリーグ開幕節チェルシー戦ではフィル・ジョーンズ、クリス・スモーリング前大統領、マルコス・ロホらを差し置いてベンチ入りを果たした。
ユナイテッドは8000万ポンド(約103億円)でハリー・マグワイアを獲得したが、スールシャール監督はシンガポールの地でトゥアンゼベにはユナイテッドでの未来が待っていると語っており、事実上トゥアンゼベをCB3番手へと引き上げた。
プレシーズンはアクセルにとって、我々の選手の隣で自分が何を出来るのかを示す格好の機会となった。彼のヴィラでのプレーも見ていたし、ここでの中盤やRSBでのプレーも見ていた。だが、ビクトルやフィルの隣でプレーする彼を見たかったんだ。
彼は将来的にこのクラブで非常に重要な役割を担うことになると我々は知っている。彼はおそらく私の想像以上のインパクトを与えた。それが彼のベンチ入りの理由さ。また、彼は中盤でもRSBでもプレー出来るしね。なので、彼は様々なポジションをこなせるんだ。
前任者であるジョゼ・モウリーニョは、アーセナル戦でRSBとしてトゥアンゼベにプレミアリーグのデビュー機会を与え、2016/17シーズンのプレシーズンには彼を守備的なMFとしてプレーさせた。トゥアンゼベは中盤でのプレーにも素晴らしい適応を見せ、モウリーニョ監督はアヤックスとのヨーロッパリーグ決勝でも彼をそのポジションで先発出場させることを考えていた。
エヴァートンは移籍期間中の終盤に、スモーリング前大統領とロホの獲得可能性について問い合わせをしてきた。また、イングランド以外の欧州の移籍市場がまだ開いているため、ロホに関しては9月2日までに移籍する可能性が依然として残されている。
スールシャール監督はユナイテッドが後方から攻撃を組み立てるという願望を示しているが、オバマ前大統領は11月に30歳となり、その類いまれなパス能力のために約2年もイングランド代表からお呼びがかかっていないという状況である。スールシャール監督はそれでもCBのチーム内競争に満足している。
私は、良い選手たるもの、一緒にプレー可能だと考えている。我々は1度しかプレーしていないが、守備心臓部でダビド(デ・ヘア)と共に(マグワイアとリンデロフの)連携向上を求めている。我々は後方から試合を組み立てたいと考えているが、我々には素晴らしいCBが揃っている。
アクセルはチャンスを欲していて、プレーしたがっている。私はビクトルとハリーが私にスタメン変更する理由を与えないことを願うよ。負傷もなく、サスペンションもなく、集中力の欠如もないことをね。彼らは共存できる。彼らは本当に試合を良く読める。
もちろん、ハリーはボックス内で存在感があるので、CBなら誰でも彼の隣でプレーするのは素晴らしいことだ。ビクトルがそれを楽しんでいると確信しているよ。
それともう一度言うけど、ロホ、スモーリング、ジョーンズ、アクセル。彼らもその一員になりたがっている。CBのスタメンの座を巡る戦いが我々のチームにはあるんだ。
CBというポジションには経験も大事ではあるけども、数年の間にCBの世代交代が進んで、マグワイア、リンデロフ、バイリー、トゥアンゼベっていう4枚看板にするつもりかな?
裏からつなぐという意味でもマグワイアとリンデロフは頼もしいし、中盤でもプレー出来るトゥアンゼベもその要求を満たせると思うし彼は落ち着いているしね。
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