オーレのもとで恐ろしいオールド・トラッフォード再現は不可能?
公開日:
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2019-2020 Metro, オーレ・グンナー・スールシャール
オーレ・グンナー・スールシャール監督は、マンチェスター・ユナイテッドの監督としてオールド・トラッフォードで相手チームを恐れさせることは出来ないと、元クリスタル・パレスのオーナーであるサイモン・ジョーダン氏が指摘。
© Getty Images
スールシャール監督率いるユナイテッドは、土曜日の試合ではアディショナルタイムにパトリック・ファン・アーンホルトに決勝ゴールを奪われてクリスタル・パレスに敗れてしまい、パレスに1989年以来となるオールド・トラッフォードでの勝利をプレゼントしてしまった。
サー・アレックス・ファーガソン時代には、試合終了間際は「ファーギータイム」との名で知られており、それはユナイテッドが土壇場にゴールを奪う規則性があったからである。
だが、現在はTVやラジオの解説者をこなすジョーダン氏は、スールシャール監督がオールド・トラッフォードで無敵のオーラを取り戻すことが出来ると確信を持てていないとtalkSPORTにて語った。
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ユナイテッドのプレースタイルを考えると、可哀想になる。何故なら、ユナイテッドのファンが怒鳴ったり、叫んだりすることになるって分かっているからね。だが、チェルシー戦の60分まではユナイテッドは素晴らしかった。
チェルシーはこの試合の大半の時間帯において、より優れたチームだった。チェルシー以外がゴール決めるなんて誰も考えられなかった。
今はこれまでの社会通念が通用しない。サム・アラダイスはタッチライン際でバカみたいにからかわれ、我々はここに座って、そしてチェルシーは敗れた。
だが、強かった頃のチェルシーなら敗れなかっただろうし、ユナイテッドがあの試合で勝つことも無かっただろうと思います。
彼らを悪く言うつもりは決してないですが、パレスは昨夜とっても幸運でした。ロイ(・ホジソン監督)は波に乗れたと語っていました、そして最終的には望外な結果を手にしたのです。だが、パフォーマンスに関して言えば、ユナイテッドのプレーには恐れる要素など何もなく、誰もこれまでのようにオールド・トラッフォードでのプレーを気にしません。畏怖のイメージが消え去ったのです。
そしてそんなかつてのイメージをオーレ・グンナー・スールシャール監督のもとで取り戻せるとは考えていません。何故なら、そういったイメージには最高の選手達が勝利をもぎ取る姿も含まれていたからです。
そしてまた、マンチェスター・ユナイテッドにはボスとしてファーガソンが君臨していました。
リヴァプールやシティが見えないぐらい先の方に行ってしまっている現状で、スールシャール監督がユナイテッドをかつてのような姿に出来ると真剣に言えますか?私はそうは思いませんね!
他チームとの金の規模、選手のレベルを比較した場合、昔とは状況が違うよなぁ。昔はユナイテッドが秀でていたけど、今はライバルチームの方が金かけていたり、世界的に素晴らしい選手を集めていたりするしなぁ。
リヴァプールの復活やトッテナムの成長、シティの成熟に数年がかかっているように、今のユナイテッドがレベルアップすることにも同じく長時間が必要なんじゃないかな。
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