絶賛されるオーレのスタイルに異論を述べるファン・ハール【逆張り】
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2018-2019 Bleachr Report, オーレ・グンナー・スールシャール, ファン・ハール
かつてマンチェスター・ユナイテッドで指揮を執ったルイ・ファン・ハール氏は、オーレ・グンナー・スールシャールとジョゼ・モウリーニョはどちらも”バスを停める”監督だと評している模様。
© Robbie Jay Barratt – AMA/Getty Images
BBCのインタビューの中で、ファン・ハール氏は両者のスタイルの唯一の違いはノルウェー人指揮官だけがポール・ポグバの有効活用法を知っていることとコンスタントに勝利できている点だと主張。監督業からリタイアしたオランダ人はスールシャールがクラブにかつてのサー・アレックス・ファーガソンの攻撃的なスタイルを蘇らせたとの考えについては否定をしている。
人々は、ドナルド・トランプが大統領に就任して以来フェイクニュースというものがあることを知っているが、フットボールの世界では50年に渡ってそういう類のものがある。
私の後釜の監督(モウリーニョ)は戦術をバス停め作戦に変え、カウンターに活路を見出した。そして今、バスを停めてカウンターを仕掛ける別の監督が指揮をしている。モウリーニョとスールシャールの主な違いは、スールシャールはそれで勝てているということだ。
私は現場にいるわけじゃないが、変化があったように見えるし、雰囲気も良くなったように感じる。そして、スールシャールがポール・ポグバのポジションを変え、彼がもっと重要な選手になれる位置に動かしたというのも事実だ。
だが、今のマンチェスター・ユナイテッドのプレースタイルは、ファーガソン時代のスタイルではない。彼らは守備的に戦い、カウンターアタックを仕掛ける。それが好きというならそれでよいだろう。私の時代の退屈な攻撃よりもエキサイティングだと考えるなら、それはそれでOKだ。だが、それは私からすれば事実じゃない。
スールシャールはクラブに攻撃的なマインドをもたらしたとして称賛されているが、ファン・ハール氏はサポーターと解説者は間違っていると指摘する。
元アヤックス指揮官は自分が指揮していたユナイテッドが退屈だったとの指摘を否定したが、クラブが抱える問題について当時、ファーガソンと話をしていたことを明かした。
残念なことに、我々は今やフットボールクラブじゃなくて、商業クラブとなってしまったクラブについて話をしている。私はこの件についてファーガソンとも話をしたよ。彼の監督人生の晩年、彼もまた同じ問題に悩まされていた。
ファン・ハール氏は同じく、マーカス・ラッシュフォードの成長についても言及。ラッシュフォードはファン・ハール氏によってリザーブからファーストチームへと引き上げられた。
67歳はラッシュフォードの控えめな性格が彼をユナイテッドでの成功に導くだろうと語った。
ラッシュフォードはファーストチームでデビュー以来、成長を続けており、現在ではユナイテッドのエースストライカーの地位を確固たるものにしている。
<元記事:Louis Van Gaal Says Ole Gunnar Solskjaer ‘Parks the Bus’ Like Jose Mourinho@B/R>
そもそも、トレブル以降のファギー時代も、結構ビッグゲームじゃカウンターが主体だった気がするけどな。
特に、エースストライカーがファンニステルローイからサアに切り替わって以降は、サア、ルーニー、ロナウド、更にはテベスあたりの縦へのスピードを活かしたカウンターで勝利した試合が数多あると思う。
カウンターだから攻撃的じゃない、とか、ポゼッションしているから攻撃的だとは全然思わないな。
それに、かくいうファン・ハールだって、ブラジルW杯じゃ伝統のスタイルを捨てて3位という成績を残してるじゃんかよ。
Comment
同感です。ポゼッションが正義でカウンターが悪、みたいな風潮は嫌いです。ファギー時代のカウンターは迫力があって大好きでした。
ファン・ハールのときはDFとGKでチマチマパス回してたんで、一応バスは動いてましたね。
まぁ、これについては同意出来る。
結局強豪が相手となるとポゼッションは相手譲りのカウンターサッカー。
変わったのはやっぱり選手達のモチベーションなんだよ。
只そうさせてるのがスールシャールであってモチベーターとして優れているのかが今後見物ですね。
08年のルニテベロナウドの高速カウンターは痛快でしたね
カウンター=バスを停めるでもないと思うし、攻撃的=自陣でゆっくりパスまわすでは断じてないと思うんですがこのおじいちゃんそれもわからないくらい耄碌しちゃったんですかね
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