モウリーニョ監督が肖像権の脱税で罰金の支払いに合意【スペイン仕事】
公開日:
:
2018-2019 BBC, ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、長らく続いた脱税疑惑について、スペイン当局との間で決着したと報じられている模様。
© AFP
モウリーニョ監督は、レアル・マドリーの監督をしていた2011年から2012年にかけて、肖像権約330万ユーロ(約4.3億円)が未申告であるとして訴えられており、モウリーニョ監督側は申し立てをして裁判が行われていた。
スペインのEl Mundo紙では、モウリーニョ監督は罰金として200万ユーロ(約2.6億円)を支払うことで合意したと報じている。
モウリーニョ監督は以前に、全ての支払うべき税金は支払い済みだと主張していた。
El Mundo紙ではほかにも、モウリーニョ監督が1年の執行猶予判決についても受け入れたと報じている。
しかし、監督に近い筋は、刑事処分については一切課されておらず、従ってモウリーニョ監督が受け入れたという事実もないとのこと。
何故スペインにいる選手たちは税金のトラブル頻発?
スペイン当局は、昨年の6月にモウリーニョ監督についての肖像権の問題に着手した。
彼の肖像権を管理しているGestifute Mediaは当時、スペインに在住していた2010年から2013年の間に41%を超える税率で2600万ユーロ(約34億円)以上を納付したと語っていた。
2015年、Gestifute Mediaでは、モウリーニョ監督が昨年の和解条件に合意したと発表していた。
スペインの裁判所は最近、フットボール選手の脱税疑惑について厳しい取り締まりを行っている。
6月、レアル・マドリーに所属していたポルトガル代表スターのクリスティアーノ・ロナウドは1880万ユーロ(約24億円)の馬鈞処分を受け入れ、執行猶予判決を下されている。
2017年の7月には、バルセロナ所属のアルゼンチン代表スターのリオネル・メッシが25万2000ユーロ(約3.3億円)を支払うことで21か月の実刑判決を回避しており、1日当たりに換算すると400ユーロ/日(約52000円/日)となる。
<元記事:Jose Mourinho ‘reaches deal in Spanish tax dispute’@BBC>
スペインの法律に詳しい節税軍団が、グレーな部分を突いてうまく節税していたはずが、スペイン当局に目を付けられた挙句、最後は刑事処分をチラつかされて渋々課税追徴金を支払うことで手打ちにしたって感じかな。モウリーニョ監督もその他の選手の場合も。
裁判に透明性があって、被告サイドに勝ち目があったら徹底抗戦するのかもしれないけど、なんかイメージとしては、税金を多く分捕りたいスペイン当局の勝利が決まっている出来レースって感じがする。
全然関係ないけど、先月の15日ぐらいにポンドがだだ下がりしてたのね。140円/ポンドぐらいまで下がっていたと知って驚愕。慌てて142円台でほんのちょっとだけ外貨預金したけど、安いうちに渡英時に使う現金分だけでも用意しておきたいなー。でも銀行行く時間がないんだよなー。
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