スペインではデ・ヘアが全力でスケープゴートに
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2018-2019 Manchester Evening News, スペイン代表, ダビド・デ・ヘア, ロシアW杯
ロシア戦において、コケとイアゴ・アスパスがPK戦で外し、ジェラール・ピケが相手にPKを献上し、退屈なスペインが120分間を通じて1000本を超えるパスを成功させたが、真の意味でイゴール・アキンフェエフの能力を試すような場面はなかった。
© Getty Images
それでも、早すぎるW杯からの退場のスケープゴートになったのは、ダビド・デ・ヘアだ。
マンチェスター・ユナイテッドのGKは4-3で決着したPK戦で4本中1本もストップすることが出来ず(アキンフェエフは2本セーブ)、デ・ヘアにとって不本意なトーナメントの不本意な終わり方だった。
Marca紙では、デ・ヘアは16人(スタメン11人、4人の交代選手、イエロ監督)中で最も低い評価が付けられた。
デ・ヘアはロシアの4本のPKを1本も止められず、絶対的なスペイン代表の正守護神のポジションを失った状態でロシアを去る。
Marca紙は簡素な社説の中では次のように嘆いている。
スペインのW杯敗退について、デ・ヘアを批判するのは間違いだ。
だが、事実なのは、GKが彼のキャリアにおいて最高の4試合のパフォーマンスではなかったことであり、数字がそれを表している。
カタルーニャ地方のEl Mundo Deportivoは、データがデ・ヘアは非難されるに値すると言及。
1966年以来、彼は3試合で最もセーブ数が少ないGKだった。
Marca紙は議論の余地が残る開幕2日前のフレン・ロペテギ監督の解任よりも、デ・ヘアのゴールセービングの方を批判している。
議論は早い段階から始まった。初日、デ・ヘアはクリスティアーノ相手に3ゴールを喫し、(監督解任の)憂き目からチームを浮上させられなかった。イラン戦前、彼は不安定さを露呈し、DF陣は彼への信頼を失った。そして、ポルトガル戦でのエラーの重大さが彼を埋没させた。
彼は最もセーブ数が少ないGKとしてW杯を去った。
マドリーに拠点を置くAS紙も、デ・ヘアが”ゴーストモード”だったと述懐した。
どうしてデ・ヘアがこのPKを止められなかったのか、説明できる者はいない。
AS紙では、ロシアの3人目のキッカーであるアレクサンドル・ゴロビンを引き合いに出して以下のように嘆いた。
ダビド・デ・ヘアのW杯は大惨事だった。PK戦は1つの例だ。ロシアの3人目のキッカーは止める絶好のチャンスだったが、不可解なことにボールは彼の横を通過していった。
ダビド・デ・ヘアは、ロシアW杯でのスペイン代表の最も重要な選手の1人だった。別の言い方をすれば、マドリーに対するシュートの91.6%がゴールに吸い込まれた。
デ・ヘアはユナイテッドでのPK22回中4回を阻止しており、2011年にはアーセナルのFWロビン・ファン・ペルシー、2014年にはエヴァートンの名手レイトン・ベインズ、2015年にはCSKAモスクワのロマン・エレメンコ、2016年にはエヴァートンのFWロメル・ルカクのPKを止めた。彼はまた、PK戦の末に敗れた2014年のリーグカップ準決勝にてサンダーランドのシュートを2本ストップしている。
スペインの開幕戦だったポルトガル戦でロナウドに2点目を献上するミスをやらかしたあと、ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は次のように擁護している。
うちの子だ。言うのは心が痛むが、彼はやっちまったと分かっている。我々ユナイテッドの時にはやらないミスだ。彼はユナイテッドで年間最優秀選手賞を受賞し、ファンタスティックなパフォーマンスを見せてくれた。だが、時にそんな最高の選手にもこんなミスが起こるんだ。
ぐふふふふ。いいぞ、いいぞ、もっとやれ。
やればやるほどデ・ヘア的には、正当な評価と温かいサポートをしてくれるユナイテッドへの思いが強まるはず。
傷心のデ・ヘアを癒すのは、ウッドワードCEOからの身も心もさらには懐も温まる契約延長オファーだ!
行け、ウッドワードGO!
Comment
アトレティコからきて、なかなかうまくいかなかったデヘアがファン・ペルシーのPKを止めて、チームメイトが駆け寄ってきたのがすごい印象に残ってるんですよね。
スケープゴートだの正当な評価だの今回のWCのデヘアが酷いのは確かだろうに
何でも擁護すりゃいいってもんじゃない
今回で彼の価値が下る事はないだろうが
メンタル面のケアしてやらんと引きずる
それぐらい酷かった
セーブ1って、まったくダメだったなデヘア。相変わらずPKはダメだしな。まさか、プレミアレベルってことは無いよな。ワールドレベルだよな!大丈夫だよな。
デヘアのメンタルがちと心配だわ。
どうも代表では活きませんね。
デヘアは大きくボール動かすことを好みますが、代表チームはGKを細かいパスワークに参加させようとしますから根本的に合ってないような。あれならリーガのキーパー使った方がよさそう。
ストップに関して言えばGKデヘアでPK戦に突入した時点でスペインの命運は尽きたと思います。120分までなら最高のキーパーですけど、PK止める印象はないんですよね。
デヘアってPK止めてるイメージは無いけどね…結構、入れられてるような。
むしろ、アキンフィエフ!彼に勝利の日が来ようとは!
確か、CLとかで30試合くらい連続失点中とかいう彼を責められないような
悲しい記録を持ってたような…
デヘアが悪かったのは事実ですし、批判されるのはしょうがないと思います。しかしユナイテッドにとってはこれ以上ない世界最高のGKと断言出来るので、メンタルケアだけしっかりしてこれからも長い間ユナイテッドのGKであり続けて欲しいです。
デヘアのインスタに、エレーラが載せたコメントが泣ける!
そうだよ。この悔しさはユナイテッドで見返せ!
スペインは中盤やウイングに点取り屋と言えるタイプが1人も居ないのが厳しかったかな〜。アセンシオやイスコ、シルバなんかも点は取れるけどタイプ的にはチャンスメイカーだからああいった展開になると迫力に欠けますよね。
デヘアはユナイテッド専用兵器として活躍してくれる方がありがたいのでスペインには悪いけどあれで良しw
そもそもPKは全く止める印象ないですしw
後は如何にユナイテッドサポがデヘアの傷ついたハートを癒して開幕を迎えられるかですね♪
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