組長を次の監督候補にリストアップ？

マンチェスター・ユナイテッドは、アトレティコ・マドリー組のディエゴ・シメオネ組長を、ジョゼ・モウリーニョ監督の後釜としてマンチェスター・ユナイテッドの指揮官にする準備をしていると報じられている模様。

© Getty Images

ユナイテッドは今週、セビージャとのセカンドレグで1-2の敗北を喫してチャンピオンズリーグから敗退し、これがジョゼ・モウリーニョの首を危うくしたとみられている。

ユナイテッドにとってガッカリさせられるシーズンとなっており、モウリーニョ監督はポール・ポグバ、アレクシス・サンチェスのようなビッグネームを獲得するために多額の資金を投じているにも関わらず、サー・アレックス・ファーガソン時代の栄光を取り戻せずにいる。

スペイン版信頼と実績のDon Balonでは、ユナイテッドが今ではポルトガル人指揮官に見切りをつけており、彼の後任としてシメオネ組長を欲しがっているが、シメオネ組長の引き抜きは起こり得ないだろうとみられると報じている。

シメオネ組長は欧州のトップクラブの関心を集めており、ユナイテッド指揮官として名前が挙がるのもこれが初めてではない。アルゼンチン人指揮官はここ数年で欧州の最高の指揮官の1人としての地位を確立している。

The Timesでは、シメオネ組長をチェルシーでのアントニオ・コンテ監督の公認候補としてその名前を挙げており、チェルシーも今週バルセロナに0−3で敗れて欧州の舞台から姿を消している。

シメオネがユナイテッドへーーーモウリーニョ2号になるだけ？

イングランドで指揮をとるシメオネ組長を見るというのは実に興味深いが、戦術という観点ではモウリーニョ監督から十分な変更がなされるのかどうかは議論になる点である。

37歳の指揮官は予算が限られるアトレティコ・マドリーで素晴らしい仕事をしており、2013/14シーズンにはラ・リーガを制し、在任期間中に2度チャンピオンズリーグの決勝にも進出している。

それでも、これはユナイテッドよりも予算の規模が劣るアトレティコにマッチしている守備的なアプローチによってもたらされたものであり、これはこれまでのモウリーニョ監督が築いてきたキャリアと重なるものである。

ユナイテッドのボスはチャンピオンズリーグの優勝候補ではなかったポルトやインテルで偉業を成し遂げたが、有能な選手が揃った期待されるビッグクラブを指揮した際にはその期待に到達する結果を残せていない。

しかしながら、ポグバやサンチェスのようなビッグネームをマネージメントし、セビージャのようなチームに対してバスを停める戦いをするというのは別の話である。

＜元記事：Manchester United make Chelsea target their top priority to replace Jose Mourinho＠Caughtoffside＞

モウリーニョ監督を解任する理由の妥当性が無い気がするけどな。だって、今シーズンのリーグ戦でトップ4に入れそう（CL出場権獲得）なんだし、今までそれがボーダーだったはず。

戦い方が守備的だとか、そういうことで解任すれば、それは監督をリクルートする側の能力がありませんって言っているようなものでしょ。だって、モウリーニョ監督はずっとそうやって指導してきた監督なんだもの。

それなら、攻撃的なアプローチも出来て、ビッグクラブを率いることが出来て、かつ、プレミアリーグにも適応可能（あるいは既に適応している）監督を品定め出来る人物に役職を用意するってことからやるべきだと思う。いわゆるスポーツ・ディレクター的な立場？

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