トコロテン方式で押し出されるのはスモーリング？

マンチェスター・ユナイテッドは3100万ポンド（約43億円）で今週ビクトル・リンデロフを獲得し、これによりクリス・スモーリングが退団することになる模様。

© Getty Images

リンデロフはベンフィカから加入することになり、メディカルチェック実施と長期の個人条件を話し合うためにマンチェスターを訪れようとしている。

22歳のスウェーデン人DFは、ジョゼ・モウリーニョ監督のこの夏の最初の獲得選手になる。

モウリーニョ監督は昨夏のオールド・トラッフォード就任時からリンデロフ補強をターゲットにしており、1月の移籍市場でリンデロフの獲得に近づいた。

しかし、ユナイテッドはシーズン終了後までリンデロフがベンフィカに留まることを認めた。

モウリーニョ監督は、守備の心臓部でエリック・バイリーとリンデロフにパートナーを組ませることを望んでおり、バックアップとしてフィル・ジョーンズを考えている。

これは、もはやモウリーニョ監督の構想の中にスモーリングの居場所がないことを意味しており、イングランド代表DFは今放出されようとしていると先月のDaily Starの記事がスクープしている。

モウリーニョ監督はスモーリングはユナイテッドのレベルにないと結論付けており、この夏に最も高値をつけたクラブに売却しようとしている。

スモーリングは2010年にフラムからユナイテッドに加入し、約250試合に出場してきた。

スモーリングはこれまでのユナイテッド在籍7シーズンの間に、2度のプレミアリーグ優勝、そしてEFLカップとFA杯をそれぞれ1度ずつ優勝している。

スモーリングは昨シーズン、ファン・ハール監督のもとでコンスタントに高いパフォーマンスを示したことで選手が選ぶユナイテッド年間最優秀選手賞に選ばれている。

しかし、今シーズンはモウリーニョ監督のもとでリーグ戦の出場が20試合以下に限られていた。

スモーリングは、10月のヨーロッパリーグの勝利したフェネルバフチェ戦でつま先を骨折して6週間離脱し、この出来事が引き金となって、モウリーニョ監督はスモーリングのメンタル面の強さと痛む中でもプレーしようとする意欲について疑問を抱くこととなった。

モウリーニョ監督はスモーリングのメンタルのタフさを心配しており、27歳についてのオファーを待っている状況にある。そして、ウエストハム、エヴァートン、クリスタル・パレスらが関心を示していると言われている。

スウェーデン代表で12試合に出場しているリンデロフは、明日のノルウェーとの親善試合に出場するため、マンチェスターでオールド・トラッフォードの上層部と会うのはその後になる。

リンデロフは昨シーズン、ベンフィカで47試合に出場し、ベンフィカの国内リーグ先制はと2つのカップ戦の優勝に貢献し、欧州で今最も期待の若手DFの1人とみなされている。

＜元記事：Manchester United to complete Victor Lindelof deal this week – Chris Smalling facing exit＠Daily Star＞

モウリーニョ監督下での昨シーズンがアンラッキーだったと信じたいけど、ユナイテッドでの在籍7シーズンを考えると、ファン・ハール監督政権最後のシーズンの活躍ぶりがむしろ例外だったと言った方が正確かな。

フィル・ジョーンズとスモーリングのどちらかは放出されることが濃厚な状況だろうし、年齢や伸び代を考えると、ジョーンズよりはスモーリングの方が放出に近いかなぁ。

3バックやるなら残留するかもしれないけどね。

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