ポグバのポジション談義
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プレミアリーグ17 ジョゼ・モウリーニョ, ポール・ポグバ, 公式
中盤のどのポジションがベストフィット・ポール・ポグバなのかという議論は後を絶たない。そこで、ジョゼ・モウリーニョ監督がニューカッスル戦前の会見で、この質問に丁寧かつ雄弁にアンサー。
© MANCHESTER UNITED
ポグバの役割、そして“ボックス・トゥ・ボックス”の概念が現代のフットボールで変わったかを聞かれた監督だったが、クラブ史上最高額の移籍金で加入した同選手を、完成されたMFと称賛。
ポグバはハダースフィールドとの前節でベンチスタートとなったが、前向きな姿勢が監督の高い評価に繋がっている。
ポールは素晴らしいプロフェッショナルだ。ポールは練習熱心で、プロフェッショナリズムにおいて何の問題もない。非常に練習が好きな選手で、楽しみながら練習に取り組んでいる。
彼にとって最適なポジションについてだが、ここ数週間で見聞きするものに笑わされてしまった。私はイングランド出身ではないが、皆さんが言うボックス・トゥ・ボックスという言葉は十分に理解しているつもりだ。
しかし、フットボール界で権威ある人物のコメントには困惑させられる。私にとってボックス・トゥ・ボックスとは、自陣のボックス内で守備に優れ、フィジカルが強く、強い意思を持ち、敵陣のボックス内に走っていけるほどのスタミナを持つ選手のことだ。
敵陣のボックスでは、点を決める能力、チャンスを生み出す能力、ヘディングに優れていないといけない。もしチームがボールを失えば、自陣のボックスに戻らないといけない。これがボックス・トゥ・ボックスというフレーズの意味だと思う。しかし今週になって、ボックス・トゥ・ボックスと分類される選手が守備の役割から解放されると聞いて驚いた。それはボックス・トゥ・ボックスではない。言うならば“ボックス・イン・ザ・ボックス”、もしくは“ステイング・ザット・ボックス”じゃないか(笑)。敵陣のボックスから動かない選手のことだ。
だから困惑した。この国は、多くの優れたボックス・トゥ・ボックス型の選手を生み出した。何人かを指導する喜びも経験できた。だが最近では、解説者、代理人、選手の家族により、ボックス・トゥ・ボックスの意味が少し変わり始めている。これまでと異なるボックス・トゥ・ボックスの概念が生まれているように思うね。
ボックス・トゥ・ボックスは私が考えた言葉ではない。初めて聞いたのは、イングランドに渡った2004年だった。私の母国語ポルトガル語から英語に訳すなら、ボックス・トゥ・ボックス型の選手はMFになる。私にとってポールはMF。左サイドバックでもストライカーでもない。だからポールにとって最も適したポジションと聞かれれば、彼はMFと答える。
チームの戦術次第では、彼は中盤で1人、2人、3人と一緒にやれるだろう。しかし、彼は常にMFだ。チームの戦術システムにかかわらず、ポグバはMF。しかしあまりにも選択肢が多く、多くの意見があって困惑させられる。私とポールとの間に困惑するような話はない。彼はMF。ポールよりポテンシャルのあるMFを見つけるのは難しい。彼は全てを備えている。
<元記事:ポグバのポジションについて言及@マンチェスター・ユナイテッド公式サイト>
攻撃で能力を100%活かすなら、今のポグバだとボックス・トゥ・ボックスでは厳しいのかな。守備で言えば、ポグバ抜きで守備がなりたつ状態で、ポグバが助太刀に来てくれるぐらいがベストかな。
とは言え、あんだけの能力あるポグバなんだから、起用し続ければバランス取りながら攻撃のタクトを振るったり、機を見て前線に駆け上がったりってことも覚えそうだけどね。
Comment
これは本当にそうですね(笑)そもそも守備しない中盤の選手だなんて、毎試合ハットトリックするくらいの活躍してもらわないと割りに合いません。やっぱりインサイドハーフで使うにしても守備には走ってもらわないと困りますよ。
ボックストゥボックスという言葉が大量にあって頭が困惑してくる記事でした。以上。
データ的にポグバのタックル数は他のプレミアのチームのボランチと比べて半分にも満たないです。
これがユナイテッドの被シュート数につながっていると思います。
守備と攻撃は両方大事でトータルでかんがえなければなりません。
マティッチをアンカーにして、その前にポグバとエレーラ並べて数試合やればバランス取れてくると思うんだけどなー
遠まわしに、MFなんだから守備もしろって事ですね。
当たり前なんだけど、それを求めていくなら
毎試合、フルはきついと思うので、控えと交代して休ませていく
という作業も必要だと思います。
今のマティッチのような使い方をポグバにまでしたら
怪我しちゃうと思いますね
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