サウサンプトン戦の終了時にルカクが示したパッション
マンチェスター・ユナイテッドとサウサンプトンを分かつ違いは、赤い悪魔の前線を引っ張るロメル・ルカクのゴールだった。
© Getty Images
ストライカーはこの夏にオールド・トラッフォードへ大金と引き換えに加入し、その両肩には相当なプレッシャーがのしかかっているが、ルカクは疾風迅雷のスタートを見せている。
ユナイテッドでキャリアのスタートを切ったばかりのルカクが、開幕からのプレミアリーグ6試合で6ゴールを決めていることにユナイテッドも大きな恩恵を受けており、その中の1ゴールがサウサンプトン戦で決めたゴールである。
ルカクが20分にゴールを決めると、ユナイテッドはこの虎の子の1点のリードを手放すこと無く1-0の最小リード差で勝利を収めたのである。
この結果によりユナイテッドはシーズンスタートからの無敗記録を維持し、ルカクは試合終了のホイッスルが鳴った瞬間にこの3ポイントを得ることがハードなことだったかを全身全霊で表現したのである。
ルカクは両拳に力を込めて咆哮を上げ、更にピッチにガックリと膝と手を付けてピッチを叩いた。
Victory on the South Coast! #MUFC pic.twitter.com/Gf0A89Y54Z
— Manchester United (@ManUtd) 2017年9月23日
サウサンプトンが後半怒涛のプレッシャーをかけ試合はヒリつく展開となり、ジョゼ・モウリーニョ監督は試合終了間際に退席処分を受けた。
ユナイテッドは試合終了時にはピッチに6人のDFを送り込み、ルカクは主審が最後の笛を吹いた瞬間にピッチで勝利を激しく喜んだ。
ルカクら赤い悪魔は、得失点差で首位マンチェスター・シティを追う2位につけている。
ベルギー代表ストライカーは、ライバルのセルヒオ・アグエロよりも1ゴール多く決めており、現在プレミアリーグの得点王ランクトップに立っている。
ハリー・ケインはここ2シーズンに渡ってゴールデンブーツ賞でルカクに競り勝っており、もしルカクが今シーズン得点王になれば6桁(数千万円程度)のボーナスを受け取れると報じられている。
大量ゴールで快勝する試合も勿論素晴らしいけど、こういう苦労して3ポイントを手に入れた試合ってのも大好き。
見ているこっちも後半はずっと気が抜けずに、ハラハラしたから、試合が終わった瞬間はまさにルカクのような感じだった。
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