結果に内容が伴わなかったFA杯決勝を振り返り
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FAカップ17-18 チェルシー, ロメル・ルカク, 公式
ジョゼ・モウリーニョ監督は、マンチェスター・ユナイテッドがFA杯決勝でチェルシーに敗れた結果は相応しくないものと感じた模様。
© MANCHESTER UNITED
ウェンブリーでの決勝は、前半にエデン・アザールにPKを決められ1-0で敗れた。
試合後モウリーニョ監督がMUTV、BT Sport、BBCとのインタビュー、試合後の会見で勝った内容は以下の通り。
チェルシーは勝利に相応しくない
彼らを祝福はしたが、勝利には相応しくなかったと思う。彼らを祝福したのは私がスポーツマンだからだ。彼らは我々より1点だけ多く決め、そしてカップを勝ち取った。私は、自分の立場に求められる行動をとらないといけない。私はマンチェスター・ユナイテッドの監督だ。他者に敬意を払わないといけない。彼らが私にとって前のクラブだからではなく、優勝したチームだからだ。しかし、我々が勝利に値するチームだと思う。我々は彼らより良いチームだ。しかし、これがフットボール。残念だ。プレミアリーグで2位で、FA杯でも準優勝だが、我々は今回の大会でベストチームだったと思っている。
全力を尽くした
今日、明日、もしくは今後数日中に皆さんの意見を聞くのが楽しみだ。チームのパフォーマンスに対する私の意見は、すべての敗戦が影響を及ぼすというものだ。ただ、個人的には、全力を尽くし、後悔を残さない形で負ける方が良い。今日の敗戦の方が、たとえば(2月のプレミアリーグ)ニューカッスル戦の敗戦より良い。
ポジティブな敗戦
前半は我々が全てを掌握していた。選手たちには満足している。非常に満足している。私にとってはそれが重要なことだ。全力を尽くしたし、選手たちも全力を尽くしてくれた。こういう形での敗戦の方が良い。ポジティブなフィーリングを得られる敗戦の方が良い。フラストレーションを溜め、後悔した上での敗戦よりもね。
ロメル・ルカク不在では難しかった
彼らのように9人で守るチームを相手に、ルカク不在ではやや難しかった。チェルシーも馬鹿ではない。ルカクとフェライニがいなければ、フィジカルが強い選手の存在がないことくらいわかっている。自陣に8、9選手を置いて守りを固めれば、ダイレクトなプレーで圧倒できることくらわかっていただろう。我々は他の方法で何とかしようとしたが、彼らはコンパクトな陣形で強大なブロックを敷いていた。これを打ち破るにはフィジカルに優れる選手の存在が必要だ。どんな敗戦も辛いが、全力を尽くして負ける方が良い。後悔を残さずに負ける方が良い。ダビド・デ・ヘアがボールに触れたのは、失点した時だけだったという印象が残った試合だった。仮にダビドがゴール前を守ろうと、私が守ろうと同じ結果になっていただろう。私もPKを止められない。だから私でもダビドでも一緒ということだ。
マルアン・フェライニ
(ルカクをベンチスタートにしたのは)難しい決断ではない。(コンディションを考えれば)簡単な選択だった。対戦相手のことは良くわかっている。彼らはコンパクトなブロックを敷き、フィジカルの強さを生かして全てを締め出すチームだ。ターゲットマンがいなければ難しい試合になるのはわかっていた。少なくともフェライニが2列目から飛び出していければ、彼のフィジカルの強さを生かして相手の守備に立ち向かえた。彼抜きでも難しいことはわかっていたが、今日のような展開になるとは思っていなかった。選手が不足していた。
長いシーズンを終えて休息の時
これから休暇に入るので、時間もある。だから皆さんの意見に興味がある。この10ヵ月は動物のように働いてきた。これからは頭を整理する。私も選手も全力を尽くした。その点には満足している。
<元記事:監督「相応しくない結果」@マンチェスター・ユナイテッド公式サイト>
ユナイテッドとして悔やまれるのは、ルカクが負傷で先発できなかったこと、そして腑に落ちないのはバイリーじゃなくジョーンズが先発だったこと。
特に後者は、ジョーンズじゃなくてバイリーならあの失点を招いたPK献上シーンも違った展開になっていたかもしれないと思ってしまう。
たらればだから言ってもしょうがないし、ロシアW杯の代表スタメンの座に燃えるジョーンズのモチベーションの方が、バイリーを上回っているからなのかもしれない。
ただ、来シーズンはしっかりとバイリーを核にしてもらいたいし、本人にも任せてもらえるように怪我なくシーズンを戦ってもらいたい。
あとルカク不在時にちゃんと前線を引っ張れる選手も見つけないとね。ラッシュフォードは中盤に簡単に降りてきちゃうから最前線の駒が足りなくなりがち。それするなら誰か他に最前線に入っていかないと。
Comment
昨日の試合は、シティの優勝が決まってしまった後の下位チームとの試合のようなモチベーションの低さを感じてしまいました…。
必死さが感じられないというかなんというか。
ファーギーに勝利を届ける!ってみんな思ってたんじゃないのかと…
アウェイシティ戦後半のようなパッションを、全試合でとは言いませんが重要な試合では出して欲しいです。
2年目で無冠となると3年目は…
ルカクのフィジカルありきの攻撃しかできないのが痛すぎましたね。
新コーチが誰になるのかは分かりませんが、戦術の幅を広げてくれる人であることを切に願います。
結果が出なかったら負け犬の遠吠えですよね。
周りが騒ぎだすと思います。
そしてモウリーニョ監督は結果を出すことがそれを黙らせる唯一の方法だと知っています。
来期は本当に勝負ですよね。
一年後に有無を言わさず黙らせているユナイテッドの姿がみたいですね。
内容でも普通に負けてたでしょ。PJはレッドでもおかしくなかったし、ヤングのハンドも謎に見逃されたんだし、もっと差ついても可笑しくなかったと思う。
てか、勝ってからブロック作るのはモウ本人がいつもやってるやつじゃん。やられた時はしっかり突っ込むんだな。笑
モウはカップ戦の決勝とかかなり強いイメージあったのにな。まあルカク不在は確かに痛すぎたかな。
ラッシュが中盤に降りてくるのはズラタンから影響を受けてしまってるのだろうか
過去若手にコーチやアドバイスもしてるみたいな記事も見ましたし
コレクティブなサッカーを標榜とし戦術重視のセリエでは
ズラタンの降りてくる行為そのものがシステム化されており
流動的に彼はポジションを変えプレイしてましたが
今の個人主体のユナイテッドでフリーロールをやるのは難しい気がします
誰もラッシュの空いたスペースに入らない
FWやったことある人ならわかると思うんですが、ボール回ってこなくてスペースがあまりないときは下がってボールに触りたくなりますよね。
彼の場合は、フィジカル的に背負うことができないので、ワントップは難しいんじゃないかと思います。
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