ヤングの華麗なる転身
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2017-2018 Daily Express, アシュリー・ヤング, イングランド代表
アシュリー・ヤングは常にイラチな性格である。詳細は、デレ・アリに聞け。
© Getty Images
おそらく、アリは負傷によりイングランド代表のスカッドから外れただけだろう。というのも、アリが代表に招集されていればマンチェスター・ユナイテッドのWBと代表で再会を果たすことになっていた飲んだから。
両者はユナイテッドが勝利したスパーズ戦で一悶着を起こし、TVカメラはヤングがアリに対して「お前さんがプレミアリーグでタイトルを獲得したら教えてくれや(ニヤニヤ」と煽るシーンを捉えていた。
しかし、ヤングはもしもガレス・サウスゲート代表監督のもとでアリと再会することになっても問題ないと語っていた。
そうさ、もちろん(問題ないよ)。彼に再会するのはナイスなことだよ。
それはピッチの上で起こったこと。一度試合が終われば、その後はもうその件を話す必要はないんだ。そういうもんだよ。
そうさ、彼は自信に満ち満ちた選手だ。それが彼のプレーにシャープさをもたらしている。だけど、彼との関係には何の問題もないよ。
アリのように、ヤングも全く自分を見失うことが無かった。そして、クオリティーとつらい状況に対処する我慢強さ、ユーティリティー性が、最後の代表招集から4年ぶりとなる最早無いだろうと思われた代表招集をもたらしたのだ。
そこには、注目すべきユナイテッドと代表でのヤングの変身ぶりが見て取れる。
ヤングのオールド・トラッフォードでの将来は、モウリーニョ監督の最初のシーズンの多くの期間でヤングが使われなかったために、不透明となった。一方で、ヤングのイングランド代表でのキャリアには2013年9月のウクライナ戦で30キャップを記録したところで終止符が打たれたものと考えられていた。
だがしかし、ヤングは繰り返しユナイテッドからの移籍のオファーを固辞し、ユナイテッドもまたイングランド代表の夢の劇場での出口を用意することはしなかった。そして、事態は動いたのだ。
ヤングの印象的なLWGからLWBへの転身は、サウスゲート監督の「代表の扉は誰に対しても閉ざされることはない」という言葉を如実に示すこととなり、今回のドイツ戦とブラジル戦の招集メンバーに含まれるに至ったのである。
ヤングは代表招集に驚いたことを認めたが、クラブでの好調を鑑みれば代表招集に値すると語った。
本当に正直ベースで言うと、分かんなかったよね。言うまでもなくクラブで良いプレーをすることに照準を当てていただけだけど、自分は一度もイングランド代表へのドアを閉ざしたことは無いし、ドアが閉ざされていると思ったこともないね。
<元記事:Man Utd news: Ashley Young’s remarkable transformation of club and country fortunes@Daily Express>
ロシアW杯に連れて行ってもらえるかどうかは分からないけど、今回の2試合のどっちかだけでも出られれば、それはヤングにとって非常に大きなモチベーションになるだろうし、そしてヤングが粘ってユナイテッドに残留した決断が正当化されたってことになるだろうね。
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