トッテナムはタイトルレースの主要ライバル
ジョゼ・モウリーニョ監督は、トッテナムを来シーズンのプレミアリーグのタイトルを争う強力なライバルであると認識しており、昨夏にファン・ハール監督の後を引き継いだ時にはフットボール界の進化に取り残された状態であったと主張して、以前のレアル・マドリー時代と今のマンチェスター・ユナイテッドでのチャレンジを比較。
© LG Miller/EPA
モウリーニョ監督は以前全ての監督キャリアにおいて全て2季目にリーグ戦を勝ち取っているが、今シーズンは難しいものになると考えている。監督は、ユナイテッドは21度目のリーグ優勝の候補者であると感じているが、スパーズもメジャーなライバルであると感じており、それは彼らがカイル・ウォーカーを除けば他の主要選手は全て手放さずにキープしているからであり、ウォーカーについてもスパーズには代わりのキーラン・トリピアという良い選手がいるから売却されたと考えている。
プレミアリーグ優勝の可能性について問われたモウリーニョ監督は、次のようにコメント。
我々がタイトルレースの優勝候補筆頭だとは思わないが、我々はそう(候補の1つ)だ。誰もが(ここまで2億2000万ポンドを費やしている)シティの補強額について語っているが、他にも私が移籍市場で驚異的だと感じているチームがある。それはトッテナムだ。ここまでのところ彼らは移籍市場に金を投じていない。合っているか?彼らは残留させたいと考える選手は全てキープしている。彼らはデレ・アリ、(ハリー)ケイン、トビー(アルデルヴェイレルト)、エリック・ダイアーをキープしている。彼らは、残しておきたい選手はみんな残している。
彼らはカイル・ウォーカーを売却したが、それは彼らが売りたかったからだと思っている。そして、おそらく彼らはトリピアがウォーカー並に良い選手だと考えているからだろう。チェルシーはチャンピオンであり、彼らは今選手補強を行っている。我々は補強については道半ばであり、彼らは(アントニオ・)リュディガー、(ティエムエ・)バカヨコ、そして(アルバロ・)モラタを獲得した。つまり、全てのクラブがそれぞれの補強を行っているところだが、全てはタイトルを勝ち取るために行っている。
モウリーニョ監督は2010年の夏のレアル・マドリーの監督に就任し、勝点100という欧州のトップリーグでの最高の勝点記録で2季目に優勝を果たしている。モウリーニョ監督はオールド・トラッフォードでのチャレンジは、チャンピオンズリーグ出場権を逃したファン・ハール監督から引き継いでいるという点で当時より難しいことだと主張。
自分の意見では、最も難しい点はフットボールを根本から改革している時代だという点だ。他の全てのチームが典型的な単なるパワフルなチームだけじゃなく、違ったチームがいる。彼らのフットボールの変化が、彼らの経済的な強化や向上を可能としている。
と同時に、彼らが進化している時にユナイテッドは進化を遂げていなかった。自分の仕事はクラブの監督に就任することだけじゃなく、攻撃的なチームへと向上させることであり、フットボールでの目標を定めることにある。それが、プラスアルファで必要となる。チームを構築することが必要であり、チームを新たなダイナミズムに適応させようとトライすることになる。
それはレアル・マドリー時代と同じだ。大きな期待がかけられたビッグクラブだが、他のクラブが進化している時期で難しい時代だった。そして、レアル・マドリーとバルセロナの差はどんどん開いていっていた。私が就任した時、バルセロナの支配時代を終わらせるために単にチームを強くすることだけじゃなく、チームに関する全てを発展させる必要があった。私の仕事という観点で、今も同じような困難さと共通点を感じることが出来るよ。
昨シーズン、ユナイテッドはEFLカップとヨーロッパリーグを制し、モウリーニョ監督は今シーズンのユナイテッドが強くなると主張。
我々は昨シーズンよりも良くなる。スピリットはファンタスティックだ。
自信の強さは良いし、昨シーズン幾つかのタイトルを勝ち取ったという事実も選手によってはリラックスするために重要なことだ。彼らは優勝候補扱いされずにチャンピオンズリーグに出場することでより大胆にいけると感じている。それは良いことだ。
我々は昨シーズン、ヨーロッパリーグの優勝候補として大会に参加した。これは簡単なことではない。昨シーズン、チェルシーとリヴァプールは欧州の大会に参加しなかったことで、プレミアリーグでは他クラブよりもベターで強力なチャンスを得た。
ユナイテッドは、3100万ポンド(約44億円)でベンフィカからCBビクトル・リンデロフを引き抜き、そして7500万ポンド(約110億円)でエヴァートンからFWロメル・ルカクを獲得している。
我々はストライカー獲得に大金を投じた。何故なら、ストライカーについては大金を投じなければ獲得できないからだ。そして我々は、ズラタン(イブラヒモビッチ…前十字靭帯断裂により長期離脱)に起こったことが理由で大金を投じた。何故なら、最初の6ヶ月間を重要で、強力なストライカー抜きで戦うことなど出来ないからだ。
<元記事:José Mourinho: Tottenham will be major rivals for Premier League title@The Guardian>
ダイアーを売らないスパーズをチクリと言いつつ、かなりライバル視しているっぽいのかな。スパーズについてはチャンピオンズリーグをどこまで本気で戦うのか、グループステージを抜けるのかってあたりがカギになるかな?
チェルシーもバカヨコ獲った分マティッチを売るのか?それともチャンピオンズリーグも戦うから、リーグ戦とCLの二足のわらじを戦うためにキープ?
Comment
3位以内には入りたいですよね。
CLストレートインだからです。
そう考えるとマティッチとWG、やっぱり欲しいですね。
相当厳しい戦いになりそうです。プレミアは。
あとプレミア勢がCLで大活躍してほしいので、
日程なども、そろそろFAに考えてほしいな~
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