ペレイラが来シーズンの構想に入った理由
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移籍情報16 Manchester Evening News, アンドレアス・ペレイラ, グラナダ, ジョゼ・モウリーニョ, ローン移籍
マンチェスター・ユナイテッドの若手MFアンドレアス・ペレイラは、現在リーガエスパニョーラのグラナダへローン移籍中。
© Getty Images
ざっとラ・リーガの順位表を見れば、アンドレアス・ペレイラは弱いグラナダでプレーしていることが分かる。だが、少なくとも彼はプレーしている。
グラナダは、今シーズンのここまででリーグ戦7試合を戦い、2分、5敗という数字。最下位であり、同じくまだ未勝利であるオサスナよりも1ポイント下である。
ここ70年で最低なスタートとなったことが響き、パコ・ヘメス監督は解任され、グラナダは目下降格チームの最有力に見なされている。
しかし、もしもペレイラが今シーズンのこれからも出場することが出来れば、ペレイラが来季(降格するグラナダと共に)セグンダディビジョンでプレーすることにはならないだろう。
ベルギー生まれのMFは、スペイン南部のアンダルシア地方のグラナダに来てまだ1ヶ月ちょっとだが、既にオールド・トラッフォードでの5シーズンよりも多くのリーグ戦に出場している。
8月末の1-5で敗れたラスパルマス戦の56分に途中出場でリーガデビューを果たすと、そこから全試合先発フル出場を続けている。
グラナダをずっと見ているものから言わせれば、もしグラナダが他の10人もペレイラのような選手を抱えられていれば、今の順位表の位置には居ないとのことである。
ペレイラはグラナダでは3トップの左サイドとしてプレーしており、悲惨なスタートとなったグラナダにおいて数少ないポジティブなニュースとなっている。
ベルギーのデュフェル近くのロメル・ユナイテッドでキャリアをスタートさせ、PSVアイントホーフェンを経て、ユナイテッドに加入したペレイラのここまでのキャリアは起伏が激しいものである。
昨シーズン、ブラジル人の元プロサッカー選手を父に持つペレイラは完全移籍でユナイテッドを退団することを考えていた。
ペレイラは1年前のユナイテッドのプレシーズンツアーで活躍。しかし、そのシーズンの先発の機会はリーグカップでの僅か2試合のみであり、他に9試合に途中出場したのみだった。
FA杯序盤のシェフィールド・ユナイテッド戦とシュールズベリー戦では先発すると予想されていたが、どちらもベンチスタートだった。
2015年5月に新たな契約を結ぶと、ファン・ハール前監督はペレイラがファーストチームでも重要な選手になるためのオーラを持っていると評していた。
そして、結局はフラストレーションが溜まるシーズンを過ごし、ペレイラはオランダ人監督からは自分の価値を証明するチャンスを貰う事が出来なかった。
ファン・ハール前監督の後を継いだジョゼ・モウリーニョ監督は全て包み隠せずに語っている。
新たにユナイテッドの監督になったポルトガル人は、ペレイラをスカッドに入れることは大賛成であるものの、今シーズンは成長するためにスペインへ渡らねばらならないと本人に説明。
ペレイラは、モウリーニョ監督は既に来シーズンの構想に自分を含めていると語り、グラナダで印象的なプレーを続けている。
<元記事: How Manchester United starlet Pereira is winning his deal with Mourinho@Manchester Evening News>
プレシーズンでの印象的なプレーがあったからこそ、リザーブでもなく完全移籍でもなくローン移籍になったんだろうね。
あとは今の調子を維持できれば、戻って来た時には、今シーズンも不甲斐ないプレーが続く7番よりは上の序列になるんじゃないかな。
メンフィスは今シーズンも鳴かず飛ばずなら、さすがに来シーズンは居られないだろうし、本人もプレーするために移籍を決断するだろうし。
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