[CS] モウリーニョ監督のレスター戦後談話
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プレシーズン2016 コミュニティシールド, ジョゼ・モウリーニョ, 公式
マンチェスター・ユナイテッドでの初タイトルを獲得したジョゼ・モウリーニョ監督は、ウェンブリー・スタジアムで選手たちが見せたパフォーマンスを喜び、今後について、そして正式発表が近づくポール・ポグバについても試合後のBT SportsとMUTVのインタビューでコメント。
ユナイテッドのパフォーマンスについて
後半よりも前半のほうが良かった。コンディション的に、試合を通して安定したパフォーマンスを披露できない段階なので、その点はサプライズではない。レスターは後半にグレイ、ムサ、それにヴァーディという動きの速い3選手を使い、自分たちのスタイルに試合展開を変えた。
今日の勝利は重要だと思うが、取り組まないといけない部分は多い。もし今日のパフォーマンスについて「ファンタスティック」と言おうものなら、私は野心のある人間ではないということ。ファンタスティックなパフォーマンスではなかったからね。この時期であれば受け入れられるパフォーマンスだった。
マルシャル、イブラヒモヴィッチ、フェライニは、合流してからまだ1週間しかトレーニングできていない。ほかにも、非常に酷い中国でのプレシーズンに不参加で、まだ2週間しかトレーニングできていない選手もいる。徐々に変化してきていると思うが、トロフィーを獲得してシーズンを始められるのは大事なことだ。
前半は非常にキレがあり、非常に良かった。楽にやれていた。後半は疲れの見えた我々を相手に、ムサ、グレイ、ヴァーディのプレーもあって試合展開の速さの違いを実感させられた。それでも、マタとエレーラの投入で試合を再びコントロールできるようになった。その結果、勝利するのに必要なゴールを決められた。
ゴールを決めた2選手について
ズラタンは、ボックス付近でチームが圧倒的なプレーをしているときこそ、より脅威となる。ズラタンは、ヴァーディのようにボックス50メートル手前から速い動きを見せ脅威となるタイプの選手ではない。彼を生かすには、チームとしてファイナルサードでプレーする必要がある。その点は変えていかないといけない。これまでのチームは、ボールポゼッションに重点を置いていた。クロスを上げられるポジションに入っても、ボールを後ろに戻し、サイドチェンジをするチームだった。今は、そのやり方を変えようとしているところだ。2点目は、その良い例だ。
失点に繋がったフェライニのミスパス
あのミスは、スローピッチにより起こったもの。試合前にピッチの状態を確認したが、「速いピッチを求めているのにスローだから、これは厄介なことになるな」と思った。素晴らしいピッチだが、スローだ。管理者が水をまいたかどうか、気象条件で水が乾いたからなのか、それとも水をまくのを忘れたからなのかはわからないが、非常にスローなピッチだった。
相手のように動きが速い選手が多いチームにとって、バイリーは完璧な選手だと思う。同じくらい動きが速い選手なのでね。彼の実力はわかっているが、完全に異なるレベルからやってきた選手が、マンチェスター・ユナイテッドでの公式戦デビューで、しかも責任のかかるウェンブリーの試合で、スモーリング不在の状況の中で力を発揮できるかについては疑問が残るもの。彼のプレーは非常に良かった。ただ、デイリーが彼に落ち着きを与えたと言うべきだ。
初トロフィー、前任者の功績について
ファン・ハール氏に感謝しなければならない。彼がFAカップ優勝に導いていなければ、私がこの場に立ち、クラブ、選手、ファン、私自身のためにトロフィーを勝ち取ることはなかった。私がFAカップを優勝したからではなく、ファン・ハール氏がFAカップで優勝したからプレーできた。この勝利の一部であるファン・ハール氏にもおめでとうと言いたい。昨シーズンの優勝チームを相手にプレーできて良かったし、チームスピリットも良かった。カンテの代わりにキングがプレーしていたくらいで、昨季とほぼ同じメンバーのチームと戦えたことも良かった。レスターは自分たちのプレーを理解している。意識せずに動けるチームだ。我々は、変化の過程にいる。監督が変わり、選手が変わり、プレースタイル、プレーに対する基本理念を変えているところだ。(今日の勝利は)良かったと思う。
新加入選手について
エリックは合流初日から練習に取り組んでいる。プレシーズンにも参加し、試合にも出場している。コンディションも良い。あとは、ビジャレアルからマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、ウェンブリーという大舞台でも力を発揮できるかどうか、彼の内面だけが気にかかるところだった。それでも快適にプレーしていたので、彼が我々の一員であることに疑いはない。ズラタンは試合開始前から疲れがあった。少しばかり動きがスローで、キレも欠けていたが、1本のクロス、1本のヘディングシュート、1ゴール、そしてトロフィーを獲得したということだ。
ポグバのメディカルチェックについて
彼はファンタスティックな選手だ。すべて順調に進めば、チームにとって非常に重要な選手になるが、我々は素晴らしいチームだ。今日は7選手をメンバーから外したが、彼らは非常に良い選手になるための努力をしている。つまり、我々にはオプションがある。選手の揃ったチームを手にしている。チームの精神部分が変わりつつある。最も難しいのは、プレーの基本理念を変える部分で、徐々に実行しているところだ。しかし、今日のの試合を観た限り、守備的なチームで、非常にコンパクトで、素晴らしいゾーンディフェンスだった。すべての位置で1対1から相手を追って、スペースを空けるのではなくね。ディフェンスの観点で言えば、非常にコンパクトだった。
リーグ開幕節を迎える週について
非常に重要。1日休み、1週間調整をする。日曜に試合があるので、我々には1日余裕がある。今週は非常に重要だ。スモーリングは出場停止だが、けが人はいない。リンガードの状態は深刻ではないと思うので、チームとして良い状態にある。ただし、シーズンを戦う上で、まだまだ先は長い。
<元記事:監督がレスター戦を総括@マンチェスター・ユナイテッド公式サイト>
モウリーニョが言うように、ズラタンを脅威とするためにも相手を敵陣ファイナルサードに押し込めるような戦いが必要だし、そんな試合を見せてもらいたいね。
ファン・ハールのポゼッション第一主義とは違う戦い方ってのは既に見えてきているし、バレンシアのクロスを上げるタイミングに一番よく表れているかな。鎖から解き放たれたエクアドルの香車が放つ「ゴール前で待つ味方なんて未確認だぜこの野郎」クロスから何ゴールも生まれているもんね。
そして最後のピースであるポグバが帰還し、モウリーニョユナイテッドは明らかに昨シーズンとは違う雰囲気を持っている!
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ポール・ポグバ獲得費用が明らかに
Comment
単純にゴールしてくれる強烈なCFがいるなら
サイドバックも強引に突破したくなるし、クロスあげる気も起こるってもんですよ♪
このプラスサイクルが、選手に自信と勢いをもたらせてくれる。
1トップはCFの質で、本当に攻撃面に違いを生みますからね!
リンガードの試合後のコメントからも、前線の4人は自由にポジションチェンジを
許されてるようですから、攻撃面は、個に任せてるともいえるので
もっと連携を深めてほしいですね(^^♪
4-1-4-1のほうがいいんじゃないかなぁ。今のフォーメーションとは微々たる差ですが。
どうしても中盤底2人とDFで意味もなくボール回す癖がついちゃってるので。アンカーに入るキャリックやブリントがボール持った瞬間に他の選手たちが一斉にギアが上がるようになっていけたら素晴らしい。ポグバ的にも4-1-4-1と認識させとく方がやり易そう。
バレンシアはサイドを物凄く強引に突破して、クロスまではほぼいけるので物量作戦でもいいと思います!
高さがないのにクロスばかり上げるのはあまり意味がないですけど、今はイブラがいるんで、効果的になりましたね!
エリック ザ B 、うーん、あいつはどうも何だか楽しみなんじゃないかな。
モウリーニョの決断にいまさら文句を付ける気は毛頭ないけれど、何の言い訳をするでもなくタイトルを獲ったチームの写真をアップするバスティの男気に痺れた猛暑日の一日、
若いもんはみんな見習ってくれ。
そうですね。ファン・ハールに感謝ですね。久々のコミニティー、録画ではありますが楽しめました。フェライニがパスミス以外は良かったですね。マティッチやケディラのようなモウリーニョのチームで重要な役割を担うフィルター役の選手にもしかしたらフェライニなんて事もないのかなと思いました。セットプレー時にも高さと強さで貢献してくれますし、以外と良いんじゃないですかね
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