若手育成とタイトル獲得は相反する…（ただしファギーは除く）

マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、タイトル争いは若手を試すことを止めて初めて可能になるとチェルシーが証明していると感じている模様。一言で言えば、ファギーまじ化け物。

© Getty Images

アントニオ・コンテ監督率いるチェルシーは、今シーズンを通して高い安定性を示している。

10月にシステムを3-4-3に変更して以来、スタメンは殆ど変っておらず、チェルシーの若手選手たちは殆ど出場機会を得られていない。

チェルシーが今シーズンの欧州の大会に参加していないことで、スカッドはシニアメンバーのみで構成可能であり、いずれもプレッシャーへの対処に長けている選手たちである。

これは、様々な年代の選手が試合に出ていた昨シーズンのジョゼ・モウリーニョ時代と対照的な点となっている。

今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドでは、マーカス・ラッシュフォード、ジェシー・リンガード、アントニー・マルシャルらが定期的にポルトガル人指揮官から先発の機会を与えられている。

しかしながら、チェルシーは18ポイント、順位で言えば4つユナイテッドを上回っており、モウリーニョ監督はヤングスターがプレッシャーに対処する術を身に着けていなければ、差を詰めることは出来ないと認めた。

一方では若手がプレーすることを望み、ある一方では彼らが上手くプレー出来ることを望む。そして、まだ完成されていない若い伸び盛りの選手と一緒にタイトルを争うというのは難しいことなんだ。これは、物事の本質なんだ。

例えば、昨シーズンのチェルシーを見れば良い。ルーベン・ロフタス＝チークは私の率いた昨シーズンよりもプレー時間は短くなっていないか？恐らく少ないだろう。クル・ズマは昨シーズン程今シーズンもプレーしているか？絶対に今シーズンの方が少ない。

他のクラブでもそうだ。若い選手がプレーしており、成長しているが、プレーしているチームに対しての責任を負っているか？それらのクラブで若手に何を求めている？そこで若手にどんなプレッシャーが伸し掛かっている？

矛盾があるんだ。もし、若手がこのクラブにやって来て、チームに長らく留まるならば、その選手は高いレベルで良いプレーをする準備が出来ており、安定性を身に着けており、自分の責任を負うことが出来る選手だという事だ。そうなると、そういった選手は多くない。

チェルシーは、次の日曜日にオールド・トラッフォードに乗り込んでくる。コンテ監督サイドは強力なラインナップを揃えるだろうが、ズマやロフタス＝チークは再び欠場となる可能性が高いだろう。

＜元記事：Man Utd boss Jose Mourinho explains why Chelsea are set for title: This has changed ＠Daily Express＞

モウリーニョらしいマインドゲームだけど、モウリーニョにも一段レベルを上がってもらわないといけないんだよね。

「任務（タイトル獲得）は遂行する。」「部下を育てる」

「両方」やらなくっちゃあならないってのが「ユナイテッド監督」のつらいところだな

覚悟はいいか？ファギーは出来てた。

って話なんで。

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